萌えてばかりもいられない!

そんなに色々なことにやたらと深い造詣などいだけないから適当に綴っていこうかしらん

9月2日 男はつらいよ「寅次郎あじさいの恋」

2006-09-01 21:42:34 | 寅さん
前回の「寅次郎紙風船」の感想をまず。

寅さんに合うマドンナ像の模索。商売に慣れ、とらやの前で自然に声を張り上げて人を呼び込む。同業の”カラスの常”の奥方。よくリリーさんのことをとらやの面々が話す「苦労をしてる」にとても近い境遇の光枝さん。しかもカラスの常に「自分が死んだら光枝をもらってくれ」とまで言われ、観客に今度こそはと思わせるに十分なシチュエーションでした。

特に光枝さんが見舞いに来てくれた寅さんに「寅さんが来てくれて、とっても楽しかった。」と言われて、何気なしに寅さんが「そうかい?」と応じる、このいつもの雰囲気が良かったです。この後「あの人あまり長くないの」と奥さんから聞かされ、ビックリする寅さん。

寅さんのとらやでの境遇を考えると、多くのマドンナが「とらさんはいいなぁ」と感想をもらす。叔父さん、叔母さん、妹夫婦という構成なのにまるで磯野家のようです。

家族や肉親の良さを、孤独な旅空の下で十二分に感じている寅さん。
だからこそ家族を持つという覚悟を、「寅さん、どうか持って下さいな」といつも考えています。


さてさて今回の「寅次郎あじさいの恋」は、私が生涯で一番最初にテレビで最初から最後まで観た”男はつらいよ”です。

当時、
そうか寅さんの職業ってテキヤだったのかぁ とか、
え~~、寅さんってモテるんじゃない! とか思ったことを思い出します。

寅さんが世間的に偉いと思われていそうな陶芸家に、なんか悪いことしてんじゃないの~。じゃなきゃこんな家は建たねぇわな とブスリと皮肉るセリフなど見所満載です。
そうですねぇ。。。寝室での寝た振りってのもすごいですが、なんといっても大失態なのは、寅さんがかがりさんに誘われた鎌倉のデートに「満男も来い」と連れて来てしまうところ。

この残念で堪らなくなる寅さん映画の真髄をどうぞお見逃しなく。

9月2日 土曜日 夜9:00-です。


そうそう、私の周りには9月2日生まれの人が複数居ます。
誕生日、おめでとうございます!!
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