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マリバール 文集・ギャラリー

7月24日 お仕事,『鮨長』,ジェイソン君,年金問題

2007-07-30 02:53:41 | 抱茎亭日乗メモ
 久しぶりにカラオケ本の校正仕事。遅刻もせず偉い!
私はカラオケはほとんどやらないけれど、カラオケ本の仕事は結構面白い。
『君が代』が新曲とか。
童謡ではスタンダードと思われる『大きな栗の木の下で』が削除とか。
『アルプス一万尺』も削除。なんで? 基準て何?

あるアーティストの、一曲だけが削除なのは一度も歌われなかったから?
ヒット曲ではないけれど、割と知られた人なのに、何故? 放送禁止歌なのか?

 お昼は『鮨長』のにぎり寿司ランチ。卵抜き。
今時ランチタイム禁煙はよくあるが、ここは灰皿があらかじめ置いてあり、ライターまで完備で、嫌な予感。
予感は外れて、店を出るまで客は私一人。ああ良かった。

味噌汁と、漬物と牛蒡サラダと小さな和菓子もついて、840円。
食べ終わって暫くしたところで、もう一巻。苦手な味。カツオだった。
サービスしてくれたのかもしれないのに、残念。他は普通に美味しかった。

 ジェイソン君からメール。
彼は「ショートパンツは、絶対履かない!」らしい。では甚平は無理か。
そして「浴衣か作務衣であなたの友人に初めて会うのは変な感じ。28日はエイサー祭りで会って、友達とは別の機会に会えないかな?」と言う。

恥ずかしがり屋のジェイソン君。作務衣ならきっと似合うと思うのになあ。

「いいえ、28日のパーティーに来なければ私の友達には会えません。
多分沢山の日本人の友人に会える最初で最後の機会です」

と返信。

日本語が上手くないことも心配していたが、ちょっとした会話は出来るし、問い合わせたらパーティ主催者の一人は英語もフランス語も喋れるそうだし、問題無い。

「居心地悪かったら帰ればいいから、行こうよ」と言ってみる。

普通の日本人家庭に行ったことがないジェイソン君にとってはいい体験になるだろうし、ちょっと気恥ずかしいかもしれないけれど、だから行かない、というのは勿体ない。
特にこのパーティーに行かないのは、日本滞在における大きな損失と言えるだろう。

 年金問題で知らなかったこと。
国民年金は25年以上納めないと支払われない、というのは知っていた。
しかし、最近TVで「40年払い続けないと満額支給されない」と知り、魂消る。
慌てて、前にチラッと見た新聞の年金問題記事をごみの中から引っ張り出す。

7月19日朝日新聞 「気がつけば…『無年金』 国民年金受給『加入25年以上』の壁」をもう一度読み返してみる。
それによると、25年に算入される「カラ期間」というのがある。
91年3月までの間20歳以上の学生は任意加入だった。これが対象期間。
なるほど。しかしこれは「額には反映しない」んだと。ぶーぶー。

で、これはどうすればいいの? 社会保険庁に「算入よろしく」って言えばいいのか?
とりあえず、記事を切り抜いて保存。
でも、この25年以上というのもべらぼうで、また変るかもしれないって話。

康夫ちゃんの「年金通帳」案は大変よろしいと思う。
そして、社保庁改革より年金制度改革。頼むよ。

7月28日 痴漢

2007-07-29 06:52:26 | 抱茎亭日乗メモ
 伊勢丹前でエイサー祭を見ていたら70過ぎぐらいの爺さんが私の股間をなでて通り過ぎた!
追いかけて「今触ったでしょう!」と言うと
「スミマセン…」
「ふざけんじゃないよ、何考えてんの!」と腕を殴ってやる。
しかしムカツク!
「警察行くか?さもなくば慰謝料払え!」ぐらい言えば良かったかな。

 伊勢丹の沖縄物産展では混雑に紛れお尻を触られるし、約束した友人は来ないし、散々な新宿エイサー祭だった。ぷう。
でもエイサーは大変良かった。

 パーティーも楽しかった。
今どうしてだかパーティー会場の友人宅で目覚めた。おはようございます。
友人宅リビングには私の他に死んだように眠る男女3人。
これもまたなんでだろう?終電逃し組だと思うが、まるで記憶なし。

7月23日 『FRONTE』,パーティー衣装探し,『おまた』

2007-07-25 03:43:07 | 抱茎亭日乗メモ
 新宿の健康靴店『FRONTE』のセール。閉店間際に駆け込む。
『Think!』 というオーストリアのブランドは健康靴なのにデザインが洒落ている。
この夏の財政も厳しいのだが、サイズが合ってゴキゲンなデザインのサンダルにはなかなかめぐり合えないので、買ってしまった。

今話題のMBTシューズをフロンテでは2年前から扱っていたらしい。
全く気がつかなかった。最近になってものすごい勢いで売れているみたい。
私も興味津々だけど、色やデザインがいま一つ。今後の展開に期待したい。

 28日のパーティーに着て行く和ものを探さなきゃいけない。
まずはジェイソン君の衣装を探す。
昨晩ネット検索して「こんな感じよ。甚平と作務衣と浴衣とどれがいい?」と聞いたのに無反応。
ジェイソン君は着るのも買うのも抵抗があるみたいなので、餞別にプレゼントしようかと考えている。
浴衣は着るのが難しいだろうから、甚平か作務衣になるだろう。

『伊勢丹』は甚平は手頃なのがあるが、作務衣はかなりいいもので、高い。

『ルミネイースト』で、ジェイソン君の好きな色 ダークグリーンの甚平を発見。お手頃価格。
しかし、多分ジェイソン君は甚平のパンツの短さを嫌がりそう。
大きめサイズだから大丈夫だろうか?

『池袋西武』。甚平のパンツが長さ違いの2本付きで、すごく安い。
しかしあまり安っぽいのも避けたいところ。難しい。

 『おまた』で日本酒。
花陽浴 澱絡み 純米吟醸生原酒(埼玉)、早瀬浦 特別純米(福井)、やまとしずく 山廃純米(秋田)。
あともう1杯は、黒牛 純米生原酒(和歌山)だったかな?

つまみは「鮪とアボガドの山葵醤油和え」と「茄子の浅漬け」。
ローカロリーに抑えてみた。

 でも、帰りにコンビニで菓子パン、スナック菓子を買って食べてしまい、まるで意味なし。

 派遣会社から24:30過ぎに電話。明日の仕事が決まる。ワーイ。
前回『おまた』に行った時も翌日の仕事の電話を受けた。
『おまた』に行くと仕事が入るんだな。ヴィ。

7月22日 引きこもり

2007-07-25 01:44:59 | 抱茎亭日乗メモ
 最近よく眠れる。眠り過ぎ。
朝寝て昼起きる生活から、夜寝て午後起きる生活へ。やばいね。
今日は14:00過ぎに起きる。あっという間に夜になる。

ブログ、『抱茎亭日乗』更新ちょびっと。2006年7月17日まで。
やはり記憶が薄れている。
どうしても書きたいことはちゃんと覚えているものだが、書けない事もあったりして、いろいろ考えてなかなか進まない。

7月21日 『Raj Palace』,『Blen blen blen』

2007-07-23 01:34:21 | 抱茎亭日乗メモ
 ジェイソン君とご飯。ジェイソン君の希望で『Raj Palace』。
私としては他の美味しいインド料理屋にも行ってみたいのだが、『Raj Palace』なら間違いがないのでまあいいか。
因みに、これまでこの店を『Raj Mahal』と書いていたのだが、宇田川町の交番近くにあるのが『Raj Mahal 渋谷本店』で、私が行くのはセンター街の『Raj Palace』だった。
(過去記事訂正済み)

初めて「クルチャ アムリトサリー」という、少しピリッとした野菜入りのナンを頼んでみた。
美味しかった。
お腹いっぱい、全部食べきれず。

ジェイソン君は、一年以内に転職する、と私に言っていたのだが、8月中には辞めてアメリカに帰ることにしたという。
フリーランスのライターになるらしい。
なんだか無謀な気もするが、日本とアメリカとではライター業の状況は全然違うようで、収入も大使館職員より遥かにいらしい。

「日本に居る間に何をしたい?」と聞いたら「『サイゴン』と『ミリバール』に行きたい」他いろいろ。
「じゃあ『ミリバール』行こうよ」
「今日? 今日は疲れています」
ふーん。ジェイソン君とは、いつもご飯を食べてサヨウナラ。欲求不満だ。

「28日は予定ありますか?」
「何もありません」
「そう、じゃあ Follow me!」
「OK」
そう言いながら28日にあるパーティーの話をしたら「日本語が出来ないから恥ずかしい」とか「服がない、探す暇がない」とか。
もう! つまらーん。パーティー嫌いなわけじゃないなら、絶対楽しいはずなのに。

 渋谷駅前の交差点で「私は『Blen blen blen』に行くよ」。
「そうですか」
「えー、ジェイソンさんも行こうよー、一杯だけ」
と服の袖を引っ張ってみる。
「わかりました。一杯だけ」
ということになる。ヴィ。
本当は無理矢理誘うのは好きじゃないのだが、ジェイソン君は「誘われれば行く」タイプかと思い。

そして行ってみれば結構楽しそうにしているのだった。ほらね。
『Blen blen blen』は満席、大賑わいだった。

二人で勝手に、隣の女性3人組の職業当てクイズ。
結局不明なまま彼女達は帰ってしまい、「ブラジル好きの女性」ということしかわからず。

 1杯飲み終わって店を出る。「誘ってくれてありがとう」とジェイソン君。
銀座線で帰るジェイソン君と別れ、山手線に乗ってから、銀座線の終電は終わってる時間だと気付く。
ああ、失敗。「やっぱり行くんじゃなかった」と思われたか?

お詫びメール。

> it’s okay.we had a good evening;that’s the main thing.

と返信が来て、ホッ。

日本での残りの日々が楽しい思い出になってくれますように。

7月20日 岡山ご近所さん,日記

2007-07-22 21:16:01 | 抱茎亭日乗メモ

 昨夜新宿駅から目白駅まで山手線に乗ったら、窓上も中吊りも全部、車内は岡山観光PRがたくさん!だった。
窓上はいろいろな人が岡山名物といえば、をそれぞれ書いていて、中吊りは写真つきで岡山愛を語るみたいな。
なかなか面白かった。いいアイデアだと思った。
岡山に縁がある人が偶然乗り合わせたら嬉しいだろうなあ。

岡山と言えば、退会した『ご近所さんを探せ!』で知り合った中で、唯一メールのやり取りが続いているのが岡山県職員のMさん。
Mさんに見せようと思って写真を撮っておいた。

そしたら、今日久し振りにMさんからメール。
内容はいつものように選挙の事、演劇の事、仕事の事など。

意外なのは、岡山では道州制が結構近い将来の話として語られている事。
岡山市は州都を目指しているらしい。
へええ。財政破綻危機で大変なのに? だからこそ?

私が送った写真は、車内で一番撮りやすい位置にあったもので、内容は殆ど見ていなかったのだが、Mさんが解説してくれる。

> この湯原温泉は岡山の県北、鳥取県に近いところにある温泉です。露天風呂が有名で、6月26日を露天風呂の日としてイベントやってましたよ。で、「はんざけ」とはオオサンショウウオのことで、半分に裂かれても生きているところから言われているらしいです。

ほおお。

 今日は出掛けずブログ、『抱茎亭日乗』を書く。
とうとう1年以上遅れてしまったが、諦めない。
2006年7月9日から7月14日まで更新。

 夜、恋人依頼のお安い御用で。

7月19日 『蜂の家』,冴島奈緒ヨガクラス,『なすび』,品質保持期限

2007-07-20 23:04:37 | 抱茎亭日乗メモ

 恋人の、新たな決意が儚いものとなる。あああ……。軽く眩暈。謝る彼。
私は責めない。彼自身のことなので。
五月蝿く言って嫌われたくない、という自分自身の弱みでもある。

でも、何度でも決意して、トライして欲しい。応援するから。

 会社近くの『蜂の家』で長崎カリー。
チキンカレーが一番辛い、というので頼んでみたら、甘かった。
「二口目は辛く、三口目は旨い」と説明書きにあったが、ずっと甘かった。

 『三越』のトイレで採取した、健康診断の提出ブツを会社近くのクリニックに届ける。

検便て久し振りにしたけれど、子供の頃とは随分やり方が変ったなあ。

 冴島奈緒さんのヨガクラスは、よく取材が入るのだが、今日はゴールドのビキニの女性がメモを取りながら自ら撮影をしつつ参加。
ビキニでヨガ。エロかった。
私もドキッとしたので、男性達はドキドキだったのでは。

クラス終了後奈緒さんに「彼女は格闘家?」と聞いたら「タレントさんよ」。

ビキニだけではなく、バッグも靴もアクセサリーも服も全てがゴールドで、背が高い迫力ボディ。
奈緒さんと並んでポーズをしているのを、食い入るようにみつめるクラス生たち。

いやー毎回楽しいな。

 『なすび』でヨガ後のビール。美味い。
『太古八』の羽賀さんとヨガの話、恋話。

28日にある「和もの」がドレスコードの友人宅パーティーの衣装を相談。
「真理ちゃんなら『モモハラ』だね」と言われる。
「モモハラって何ですか?」
「股引と腹掛け」
ほう。面白いかも。

 mixiでマイミクさんが、2年前に開封済みのギャツビー(マンダム)のフェイシャルペイパーについて日記を書いていて、「使用期限みたいなのはないのかなー」とのことなので、マンダム勤務の夫を持つ高校からの友人Mに問い合わせ。

商品に関わる部署ではないので詳しくないかも、ということだったが、完璧かつ丁寧、親切な回答が届く。

「ありがとうございます。感激です。
まさに『偉大なるギャッツビー』ですな。アハハ。(略)
私、今もルシードスーパーハードジェル愛用しております

と返信。

回答を待っている間に、お待たせゴメンと、Mが夫の写真を送ってくれた。
二人は高校時代皆で旅行した夏の神津島で知り合って、長い付き合いだが、もう何年も会ってない。
変りようにビックリ。

「ちなみに私まだレディ80のパレットとかブルジョワのアイシャドウ使ってます。Mに『油が古いからそんなもの使ってはいけない!』と言われたやつ。瞼は元気です。がはは! 」

> 衝撃ぃ~~~まさか、高校時代の日焼け止めは使ってないでしょうねピンクのセーターでポンポン付いてるやつはまだ着てる?
化粧品は、未開封の状況で二年って聞くけど。

「日焼け止めは使い切った。今、数年前に買ったもの使っています。それよりシッカロールが古い。蓋に『SERA』と書いてある。これは世良公則のことで、小学校の時に買った。まだちゃんといい匂いだよ。私の赤ちゃんに使おう。嘘よ。
ポンポンのセーターはフリマで売ったか誰かにあげた。さすがに高校時代に買った服は着てないなあ。20年前のは幾つかあるけど。」

などという会話。

実はつい最近、『SERA』のシッカロールは残り少ないので中身をもう一つのシッカロールに移して、容器だけ捨てた。

もう一つのシッカロールも、こんな落書きをしているので、買った時期はそれ程変らない小学生の頃ではないかと思われる。(黒く塗りつぶしているのは値段シール)
これ、使っても大丈夫だろうか。

7月18日 健康診断,映画『魔笛』,デート

2007-07-20 20:17:19 | 抱茎亭日乗メモ
 健康フィットネス雑誌の出版社の健康診断で、会社近くのクリニック。
2時間ほどの睡眠で出掛けて、10時までの受付になんとか間に合う。

社食の個人負担0も驚きだが、会社の所属ではない人間も健康診断を受けられるとは、いい会社だ。
病院嫌いで健康診断も嫌いだけど、有り難い。

バリウムはパス。初めて乳がんの検診も受ける。12時過ぎに終了。

検便は取れなかったので、後日ということになる。
お昼を食べて、様子を見るが気配なし。
……と思っていたら突如お腹が壊れて、採取どころの話じゃなくなる。
もう夏休みなのに、またウンコを届けに会社近くに来なきゃならないなんて。トホホ。

 映画『魔笛』を見る。お伽噺は退屈だけど、音楽と歌は素晴らしい。
睡眠不足でところどころ寝てしまい、いつの間にか悪者が賢者に、娘を思う母親が鬼婆になっていて驚く。

ミュージカル映画は結構好きだけれど、このオペラ映画はいま一つ。
話と歌詞が面白くない。

教養がないのでわからなかったんだけど、大きな石碑に日本人の名前がチラホラ混じっていたのは何故?
第1次世界大戦の重要な人物たちなのか?

 久し振りのデート。心配していたことも解決。感動。凄い人だ。
彼の恋人で良かった。今この時に出会えて、愛し合えて。ああ幸せ。

7月17日 『アナスタシア』,検査前禁酒

2007-07-18 02:58:24 | 抱茎亭日乗メモ
 先日遅刻ドタキャンした、ハリウッドセレブ御用達の眉毛カットサロン『アナスタシア』。
今日は間に合った。大慌てで家を出たのでほぼスッピン。
眉だけくっきりになって変だけど、それだけでも印象が随分違う。眉は大事だ。

前から左の眉の方が薄いのが気になっていた。
最近ますます左右の濃さが違って来た。なんで?
マッサージとか、毛生え薬とか、試してみようかしら。

 演劇をやってる若者から『檸檬屋新宿』で飲みませんかと誘われる。
彼女は『なすび』のお客さんでもある。奇遇。

残念ながら明日は健康診断で、前日は飲んだらいけない、21時以降食べちゃいけないので、断る。
ダニの危険も回避し、夕方には家に帰ってのんびり。

7月16日 映画『ナビゲーター ある鉄道員の物語』,『マイ・ネーム・イズ・ジョー』

2007-07-18 01:55:47 | 抱茎亭日乗メモ
 *ネタバレあり。

 ユーロスペースでやっている特集「ケン・ローチの映画 1969-2006」で『ナビゲーター ある鉄道員の物語』を見る。

こうして働く人達の士気は低下し、モラルは崩壊していくのだ。
日本の国鉄民営化の時も同じような事があったのだろうなあ、と思いながら、最近のJRの事故やその対応など思い出しつつ見る。
国鉄民営化はもう随分前のことだけど、影響は深く長く続く。

郵政民営化にだって、社保庁改革にだって、あるんだろう。
社保庁も「労働組合が悪い、組合員が悪い」って自民党は言ってるようだし。
国労いじめと同じようなことをして、訴訟になって……。

 『マイ・ネーム・イズ・ジョー』は、いつジョーが断酒を破ってしまうのか、ドキドキしながら見た。

しかしジョー、37歳には見えない。そんなことはどうでもいいか。

ジョーのガールフレンドはよくわからなかった。
問題を抱えた男との関係に戸惑うのは当然だけど、指輪を受け取らないのもわかるけど、帰らなくったっていいじゃん。
そんな女だから、再び酒を飲んだ上に甥を死なせる男のもとへは絶対戻らないんだろうな、と思った。
甥の葬式でも、女はジョーに言葉もかけず、帰ってしまう。

……のではなかった。女は足を止めてジョーを待ち、二人は並んで歩いていく。終り。

ああ、やっぱりケン・ローチはいい。
普通の人達には、はねのけることのできない、どうしようもなく重い現実。
それでも人は生きていく。

2本ともいい映画だった。

 それはいいのだが、1本目では後ろの席の人が頻繁にシートを蹴る。
私は蹴られる度に振り返ったり、腰を浮かせたりして「蹴らないでよ!」とアピールするのだがまるで効果なし。
映画が終わって、蹴っていた白い帽子のあんちゃんを睨みつけたら睨み返された。クソォ!

2本目は後ろの人がいない席に座った。
上映開始後隣に異臭とまではいかないものの、チョイ臭オヤジが座ってきて、またまたついてない。
と思ったら前の席の男が「ブー」「ブーブー」。
始めはケータイがブルブルしてるのか? と思った。

どうやらオナラ! らしいということがわかった。上映中5回以上はしていた。
しかし、オナラの臭いはしなかった。不思議だ。何を食べたんだよ?
どうしてそんなに大きなオナラが何回も出るんだ? 病気なのか?

もう! 映画は良かったのに、散々だ。

7月15日 夢,映画『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』

2007-07-17 04:06:07 | 抱茎亭日乗メモ
 いかがわしい夢を見てしまった。
私はある人物と浮気をしている。
恋人に申し訳ない、と思いながらその罪悪感が激しく快感でもあり。
浮気現場の部屋には大きな窓があり、向かいはガラス張りのカフェで、そこからジーッとこちらを覗いているのは、あの詐欺師「俺は天下の色男」なのだった。
ああ、夢で良かった!

 映画『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』を見る。

NHK『トップランナー』に本谷有希子が出ていた時は、なんだか本人が自意識過剰な嫌な感じがして、作品もつまらなそうだと思ったのだが、映画の予告編は面白そうだった。

映画、大変良かった。最近見た日本映画の中では一番いい。
号泣した『嫌われ松子の一生』よりも好きかも。
『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』には涙は一滴も出ないが。

サトエリ頑張っていた。
永作博美は童顔笑顔に潜む毒の感じが前から好きだけど、やっぱり上手い。
漫画も音楽もピッタリ。呪い人形もいい。
舞台だとどんな感じになるのかも見てみたい。

私は兄弟姉妹もいないし、ハンパな田舎っぺだし、そういう葛藤はわからないのだが、妹の「お姉ちゃんは面白い」というのはよくわかる。
自分が不幸なめに遭っても虐められても「これ使える」と思ってしまう、「これをどう描いてやろうか」ワクワクしてしまう。
抑えられない感情、衝動。

ある人が「面白ければいい、という人は嫌い」と言っていた。
私は「面白ければいい、という人」なので、その人は私のことが嫌いだろうか。
面白くてもいけない事ってあるんだろうか?
それは全く面白くない事ではないのか? 屁理屈か? 意味が違うかな。
人も作品も世の中も面白ければ何でもどうでもいいんだけど。それってダメなのか?
本人と話してないので、常々そう聞いてみたいと思っていた。

この映画を見て、「面白ければいいってもんじゃない」というのは、この姉妹のようなことはしてはいけない、という意味なのかな、とふと思った。

映画を見る前、主人公の「自分は特別な存在、うまく行かないのはわかってない他人のせい」というのは、私がかつて仲良くしていた何とかちゃんみたいな感じ? と思ったら、キャラはちょっと違った。
澄伽(姉)なんて可愛いもんだ。
何とかちゃん、どうしているだろうか。
今も「日本は、東京はダメよ。私を理解できない」と言っているだろうか。
或いはニューヨークでバリバリ活躍してたりして?
元気で面白いことになっていれば、と祈る。

7月14日 アナスタシア遅刻,BARNEYS NEW YORK,手作りマウスピース

2007-07-16 22:18:41 | 抱茎亭日乗メモ
 眉毛カットサロン『アナスタシア』の予約を、二回変更して今日に決めたのに遅刻。
ケータイを忘れて家を出てしまい連絡も出来ず、15分遅れて受付に着いたが、ドタキャンとなる。
申し訳ございません。
また暫く眉毛ボーボーだ。自分が悪い。ガックリ。

 『BARNEYS NEW YORK』のポイントカードを持っていると、セール価格から更に10~20%オフとのこと。
先日見たシャツが残っていれば買おうと思った。残っていた。
しかし、同じ形で白もいい。花の形のボタンが可愛い。
迷ってストライプ柄の方にした。こちらは普通のシャツボタン。

決め手は店員の「白の方が無難で合わせやすいです」。
無難なものを買ってはいけない。

 歯の矯正の留具が頬の裏側にひっかかって耐え難く痛い。
歯科でもらった粘土のような蝋のようなものを指で柔らかくして被せてみたりするものの、食べたり歯を磨いたりするとすぐに取れちゃって、役立たず!

包帯を短くカットして詰めてみた。
これなら毎日取り換えても来月の診察日まで持ちそう。
しかし、飲み食べの時は外すから傷はずーっと治らないだろうけど。

 恋人はいろいろ大変そうで、この連休は遊べそうもない。心配だ。

7月13日 お仕事,『清久仁』,『RESTIR』,レミーのおいしい檸檬屋

2007-07-16 05:54:37 | 抱茎亭日乗メモ
 本日の作業も昨日とほぼ同じ。16時過ぎには終わってしまった。
また仕事が入りますように!

 お昼は『清久仁』の海鮮づけ丼1,000円。美味しい。
相席して向かいの席に座った多分学生君は、座る前に私にぺこりと頭を下げ、好感度高し。
うなぎ蒲焼定食を美味しそうに食べていた。
食べ終わって席を立つときの感じも良かった。育ちがいいのだな。

隣のサラリーマンたちは「うわ、魚の皮だけ食べてる! キモ!」とか「納豆に卵とふりかけ入れるんすよ」「それもはや納豆じゃないじゃん!」とか。
納豆はどこまでも納豆だと思うけど。

一人でも楽しいランチ。

 東京ミッドタウンの『RESTIR』に銀座店から取り寄せてもらったバーバリーのトップを見に行く。
大きく開いた襟にロープが付いているデザインは大変面白いけれど、イタリアサイズの36で、これではチビTみたい。
形は好きだけど、色は紺で地味だし、40%オフで4万7千円は高過ぎる。
さすがにいい生地で気持ちいいけれど、諦める。

 恋人が『檸檬屋新宿』に飲みに行ってないかと心配して電話をくれる。
「行ってないよ、ダニに刺されるし」
胸を刺された跡が2週間経っても消えない。

最近ディズニー映画『レミーのおいしいレストラン』の宣伝を見る度檸檬屋のネズミを思い出す。
予告編も見てしまい、ネズミの作った料理なんて! 中国の毒入り食品と同じぐらい気持ち悪い。
中国ではネズミを食べてる、というニュースもあった。
あの映画、ヒットするんだろうか? 恐ろしい。
そしたらディズニーランドに「レミーのレストラン」作るんだろうか?
舞浜に行かなくても、新宿にあり! だけど。

7月12日 お仕事,『亀井堂』,岩瀬達哉氏講演,『おまた』

2007-07-16 02:43:25 | 抱茎亭日乗メモ
 緊張の10:00出勤。ギリギリ間に合う。
今日の仕事は比較的簡単ではあるが、A4サイズにクレジットカードの規約がびっしり書いてある中から特定の言葉を拾い出すという、目がショボショボになる作業。

 お昼は神楽坂駅裏『亀井堂』の中華ランチ。
多分1年以上振りだが女性店員は「卵スープがダメでしたよね」と覚えていてくれた。
こういうのは嬉しい。そして美味しい。
豚肉とイカの炒め物。エビとピーマンもいっぱい入って、食べきれないぐらいの量。

下の奥歯の矯正の金具がひっかかって非常に食べ辛く、痛くて食べるのにえらい時間がかかった。

 18時に仕事終了。明日もあるかもしれない。
3月に「なぜ私は会員でないままにされているの?」と社長に談判したものの、回答無いまま今に至り、今日は久しぶりに事務所に来たので社長を捕まえて問い質すと「あれえ? メール送ったけど」。
私もその後何回も問い合わせメールを送ったのだが……。 本当にあてにならん。
というわけでいつの間にやら会員に昇格! である。アハハハ。

しかし、会員証があるわけでなし、契約書を交わすわけでなし、メールも受け取ってないから単なる口約束。
大丈夫なのかね?

 久し振りに「二木会」に参加。
本日のテーマは
「社会保険庁の犯罪の数々 “病巣”はどこまでえぐれたのか―新機構に移行しても利権構造は変らず―」
ということでジャーナリスト岩瀬達哉氏のお話。

社会保険庁職員の友人にも

「テレビのワイドショーのような社保庁つるし上げ集会みたいになったら嫌だよね。
そういうんじゃない、実態を知ることと、で、私たちはどうするべきか?ということが見えたらいいなあと」

声をかけたのだが反応無し。

私もつい最近まで知らなかったのだが、年金制度って国民の老後のためとか若い世代が老人を支える仕組みとか、そういう思想の基に作られたものではなく、「戦費の調達」の手段であって国民に返さなければいけない金、という発想がそもそも全くなかった! というのは衝撃だった。

年金の制度自体はドイツのコピーで、ドイツはそのお金でアウトバーンやヒトラーユーゲントを作った。
日本は「それじゃあ軍部が喜ぶだけじゃん」と言って、1条加えて好き放題使えるような制度にした。
そして、先般の社保庁改革で、その1条は残っている! というのである。
本来は社保庁改革ではなく、年金制度改革を議論しなくちゃいけないのに、今までも今もこれからも、掛け金は奴等にやりたい放題使われ続ける(毎年1千億円掛け金から抜ける)ことが決まってしまった。

返さなければいけないとは思ってないから記録もめちゃくちゃになるのは当然だし、窓口でネコババも相当している(いた)との話。

とりあえず、年金払ったのにもらえない! という人たちには「確からしいなら払う」と決めた。
しかしこの後どうするのか、いくらかかるのか、厚労省は出さない。
数千億かかるのか? それを税金で賄うのか? 厚労省だけが負担するのか?

岩瀬さんが言った「永田町と霞ヶ関全体で責任取ることにしては?」というのに激しく同意。
議員年金、公務員の年金共済は1円も手をつけてないらしいし、見事に積み立てられているらしい。
その一部で充分賄えるだろうと。現役もOBも責任を負える。
自分達も負担するとなれば厚労省への監視も厳しくなり、そんなにメチャクチャなことはできなくなるだろう、という話。

そして記録を整備し直す。
分散している膨大な記録を一箇所に集めて、付け合せの作業をする。
その作業スペースに、無駄遣い事業の象徴とされたグリーンピアを活用。なーるほど。

私の質問。
―今、また新しくなんとか番号を作って統一しようとかいう話があるようですが、それをまた奴等がやるんですか? 大丈夫なんでしょうか?

「社保庁改革で一旦全員クビになって、働かない人、無能者を切る、と言っている」

ふーん、で、優秀で真面目な人が残って立派な制度に作り直してくれんのかね? 
俄かに信用しがたいけど。
計算では150兆円あると言われている積立金がいくらになっているのか、それさえ答えないんだから。

私の質問。
―答えられないのでは? 誰か全てをちゃんとわかっている人はいるんですか?

「厚労省はわかっていると思います」

えー、本当かなあ?
5000万件だって本当は「ったく長妻はうるせえなあ、えーい、よくわかんないけど、クレイジーキャッツの歌と一緒だ! ♪浮いた年金5万件」
「なわけない? 失礼しましたぁー。5000万件、ってとこですかね。わはははは」
ぐらいなもんじゃないのかね。
ネコババの実態なんて、把握も記録もしてないだろうし。

全く信用できないけど、やり始めちゃって仕方なく国民年金を続けている私。
数ヶ月前、年金問題に火がついて大騒ぎになってる最中、厚労省年金局から封書が届いた。 
騒動へのお詫びとか説明とか、私の年金に関する連絡かと思ったら「国民年金基金の案内」だった。
長澤まさみを使って、「国民年金にゆとりをプラス」
……そんなことやってる場合か!

岩瀬氏によれば、今が、魅力ある年金制度に作り変えるラストチャンス、とのことなので、選挙でもメディアを使ってでも、直談判でも、国民はぎゃあぎゃあクレーマークレーマーするべきだわね。

 いつもは会場の総評会館1階の『暫』で飲むのだが、今日は主宰間部氏の体調不良で散会。
先日満席で入れなかった『おまた』へ。

「仕事してる?」とおまた兄。
「ううう、明日から7月いっぱい休みかも」
「くぅー」
と話して、まるでリキュールのように甘ーい『亀泉 純米生原酒』(高地)を飲む。

22時前に電話が鳴る。明日も仕事が決まった。やったー。気分を変えてもう一杯。

7月11日 映画『ハイハイ娘』

2007-07-15 23:45:03 | 抱茎亭日乗メモ
 映画『ゾディアック』か『プレステージ』か迷って、結局新文芸坐の植木等特集で『ハイハイ娘』。
学園ミュージカルもので主役は中尾ミエ、伊東ゆかり、園まり(スパーク・トリオというらしい)。
植木等は中尾ミエの父親役。

結構期待していたのだが、面白くなかった。
3人ともあまり可愛くないし、歌もそれほど冴えてはいない。
中尾ミエのもみ上げがすごいなあと思った。

 夜、恋人からの電話に出られなかった。
ちょっと不安なことがあったので、声が聞きたかったのだが。信じてるけどさ。

 映画の最中にもう一本電話があって、明日の仕事が決まった。やったね。
久し振りの朝から稼動で、遅刻しないかと緊張感いっぱいの夜。