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マリバール 文集・ギャラリー

3月28日 デート,椿組『なつのしま、はるのうた』

2007-04-30 05:40:48 | 抱茎亭日乗メモ
 恋人は超多忙の中時間を作ってくれてデート。ラブラブ。

 友人の文学座松本祐子さん演出のお芝居、椿組『なつのしま、はるのうた』を見に下北沢「劇」小劇場へ。
本日は初日。

祐子さんの妹Mさんも来ていて、よく話題になっていた弟の琴演奏家君とは初対面。
かわいい! 姉二人にがっちり守られて近寄れず話もできなかったが、かなり魅力的。
男性の演奏するお琴ってどんなだろう。興味津々。
それにしても、この姉妹弟は揃って才能溢れる人たちと、感心する。

Mさんに「どうしたんですか。ばっちりメイクして、髪もすごくきれい」と言われる。
デート後だから? かもしれないが、髪型は自分ではうんざりしている。
一日も早く美容院に行きたい! と思っているので「そうかあ?」と不思議だった。

『なつのしま、はるのうた』は、戦火が近づく南の島で暮らす、家族の物語。
驚くような展開とか派手な演出などはなく、泣かされる。
なんでかわからないけど、うまい。

次回の松本祐子演出作品『ぬけがら』(5月8日~17日、紀伊國屋サザンシアター)も楽しみだ。

3月27日 改憲と外山恒一と恋愛ボケ

2007-04-30 04:47:30 | 抱茎亭日乗メモ
 作家三上治さんが改憲に反対して国会前の座り込みとハンストをしている。
通信を送ってくれて「転送を頼む」とのことなので、憲法9条を守る運動をしている『なすび』千秋さんに送る。

通信は毎日のように送られてきて、ワードの添付ファイルに何故か必ず白紙ページも付いているので、毎号転送するのも憚られ、HPにアップしてくれたらURLを知らせれば済むのでいいのになあ、と思う。

都知事選に立候補している、政見放送が話題の外山恒一ネタも送る。

三上さんには

「(健康フィットネス雑誌以外の)仕事も、殆ど入らないまま半年が過ぎました。
(略)
このままだとGWもあるから、ワーキングプアーです。
憲法も大事ですが、目下の関心事は生活です。

身体に気をつけて、運動頑張って下さい。」

とメール。

 実は最大の関心事は恋愛で、平和ボケならぬ恋愛ボケ。今日も恋人と愛を語る。

戦争? 私は絶対に行かない。
でも皆さんが戦争大好きな政治家を支持するなら、当然皆さんは戦争への道を進まされ国家に殺される。
そんなの真っ平御免。私は愛に生きて、愛に死ぬのさ。

3月26日 『なすび』,『おまた』

2007-04-30 03:45:05 | 抱茎亭日乗メモ
 朝までかかって決算データを入力、税理士に送信。
これでなんとか間に合ったのでは、という充実感と、税理士に呆れられちゃう、という不安を抱きつつ就寝。

電話で起きる。税理士から「このファイルは開けません」。あわわ。10:19再送。
また寝る。

 一仕事終えて思い出す。
去年は、決算を終えて漸く2月の夕張映画祭レポートを書いたら、NANIOさんに「遅い!そんなもの誰も読みたくない、宮崎オヤビンも君のことを嘆いているんだ」と批判されたなあ。
やれやれ。あーせいこーせい五月蠅く言われるのは嫌なものだ。
言うこと聞かなきゃ絶縁とは、……されて良かった。

私も恋人にあれダメこれダメ五月蠅いだろうか? 
私は私の言うことなんか聞かない、自由で強くて面白い彼が大好きだ!! ぶちゅう~。

 一仕事終えて、飲みたい気分。
『なすび』で会いたくない人を避けるため、早い時間に出掛けてみた。
「話さなきゃいいじゃない」と千秋さんは言うのだが、聞きたくない話が聞こえるのが嫌だ。

と思っていたが、早い時間に行けば、たとえ当人が来ても、まだ酔っ払ってはいないので、不快なこともなく。

 それは良かったのだが、飲み足りなくて『おまた』。これが習慣になるのは拙い。

前回『おまた』で会った学校の先輩のお父さんが、私の母の元上司だった!という「世間は狭いね」ネタを報告。

3月25日 『PEOPLE 高野孟のラジオ万華』,デート,映画『今宵フィッツジェラルド劇場で』

2007-04-30 02:16:50 | 抱茎亭日乗メモ
 朝5:00からJFNというラジオ局の番組『PEOPLE 高野孟のラジオ万華』に宮崎学さんが出演するという。
5:00!でも私の場合寝る前のひと時なのでいいんだけど、JFNって何?
と思ったらTOKYO FMの系列のことだった。

当日は聞き逃したのだが、ネットで聞くことができた。
http://www2.jfn.co.jp/people/scope/voicecommons/index.html#06

司会の女性の目が点になっている様子が目に浮かび、面白かった。

 デート。久し振りにゆっくりいろいろ話す。
『モンブラン銀座店』の無礼な店員話『檸檬屋新宿』住枝さんのモテモテ話

「住枝さんは『そういうの嫌だ』って言ってたけど、『魂萌え!』はいいと思うなあ」
「だめだろう」
「えー?! そう?」
「終わってるよ」

どういう意味だ?
「なんでダメなの? 50代60代でも女性が恋愛に元気なのは当然で良いことなのでは? 個人的に興味が湧かない、という話? オバサンになってはいけない、ということ?」
恋する女は恋人の一言に敏感に反応してしまう。

「愛は一方的なもの。『魂萌え!』は軽くて浅い感じがして嫌だ」と説明してくれる彼。
なるほど。深い意味があったのね。やっぱり素敵。
「メチャクチャだからね」
「そこが好き」
笑う。死ぬまでラブラブでいたい。

 それには私も努力して自分を磨かなくてはいけないのだが、『31』のアイスクリームを食べ、マロンデニッシュを食べ、甘いもの食べ過ぎだ。

そして決算データは今日中に終えられそうな気がしてきたので、映画を見ることにした。
こんな調子だからいつもダメなんだ。
しかし「我慢と後悔をしない」が信条。これは貫いてる。威張れないか。

 ロバート・アルトマン遺作『今宵フィッツジェラルド劇場で』を見る。
設定も物語も面白いのだが、私はカントリーとかフォーク音楽が嫌いなので、映画を楽しむことができなかった。
歌は上手いのかもしれないが、「つまらない歌、早く終わらないかなあ」と思ってしまった。
アルトマンは大好きなのに、遺作なのに、大変残念だ。

 帰って決算決算総決算。翌朝7:40に送信!寝る。

3月24日 経理,NHK ETV特集「『あしたのジョーの、あの時代』~団塊の世代"心"の軌跡~」

2007-04-28 14:03:26 | 抱茎亭日乗メモ
 昨年も3月15日までに経理データを税理士に送るように言われて、22日までかかって提出した。
今年はまだ全然終わらない。この週末で何とかしたいが、大丈夫か?
幸い、明日の花見が天候不良で4月1日に延期になった。頑張ろうっと。

恋人の壮絶と言える位の情熱と比べるのは全く意味がない、というより失礼な話だけど、「頑張って。私も頑張る」と言うためにやる。

 宮崎学さんが出演するNHK ETV特集「『あしたのジョーの、あの時代』~団塊の世代"心″の軌跡~」を見る。

宮崎さんの話も面白かったが、伝説の力石徹葬儀の写真とか、梶原一騎の幻の原稿発見など、興味深く見た。

梶原一騎夫人がきれいな人で、原稿との再会を静かに喜んでいる様が良かった。
原稿を見詰める熱いまなざしに愛を感じた。

今日TBSでは亀田興毅の試合があって、勝ったものの余り嬉しそうではなかった。
NHKはこの日を狙ったのだろうか。
「ジョーの時代と亀田の今」は番組では触れられなかったけれど、全然違うところ、変らないものについても考えたり。

3月23日 ダメ生活,世間は狭い,木村タカヒロ『顔破』

2007-04-27 03:16:25 | 抱茎亭日乗メモ
 恋人は頭がグチャグチャになるほど大変らしい。精一杯励ます私。
私も必死で、命がけで何事かに取り組まねば申し訳ないと思う。

しかし、仕事に15時近くに行って、16時に「今日はもうなさそうだね」と言われて帰る。
全く、時給にしたらすごいんだけど!

この調子で、健康フィットネス雑誌で働く身でありながら下腹ポッコリに拍車がかかって、かなりヤバイ。
季節がら「お腹を凹ませる!」特集が続き、大変気になる。

朝寝て昼、或いは午後、下手すると夕方に起きる。深夜のジャンクフード食い。
この年でやってはいけないよなあ。
愛に溢れながらも、なんだか鬱気分なのもこのダメダメな生活リズムのせいではないかと思う。

で、出勤時地下鉄は座らず立つことにした。帰りは2駅手前で降り、歩いてみた。

 母に電話。3月20日に『おまた』で会った学校の先輩について。
母は元学校職員、先輩のお父さんは元先生なので、知り合いかもしれない。

「○○先生って知り合い?」
「よく知ってるわよ。上司だったんだから」
「へえ! この間『おまた』で○○先生の息子さんと飲んだ」
「あらそう。私も確か息子さんと一緒に飲んだことあるわよ」
「そうなの?! ちょっと変ってない?」

"口説かれた"とは言わなかった。

「随分前だからよく覚えてないけど」
「息子はお父さんを『極左だ』って言ってたよ」
「うーん、『極左』なんだけど『極右』的なところもあるのよねえ」

○○さんは『おまた』の常連で、私の母も何度も『おまた』に行ったことがある。
昨年絶縁事件の現場となったのも『おまた』だった。世間は狭い。

 家に帰ったら、木村タカヒロ 画伯から顔破絵が届いていた!
きゃー嬉しい! 興奮する! ワクワク!

ドキドキで箱を開けると、いやーん、素敵! 感激!
巨匠木村タカヒロ氏に顔破されるからにはグチャグチャにして! と思っていたのだが、すっきりと、睫毛もビシーッと、数倍きれいにして頂いた。

木村タカヒロ画伯、ありがとうございました。
これを励みに、経理データ入力、頑張りますぅ。


*因みに、この顔破絵の元になったのはこの写真
*画像の鼻の辺りの緑の線は、ガラスに写ってしまったケータイ。
撮影へたっぴいでスミマセン。

3月22日 会えて良かった

2007-04-27 01:42:35 | 抱茎亭日乗メモ
 いつも14時過ぎに職場に行くのだが、この日は朝5:30に寝て、起きたら13:33。
おーい!慌てて支度。

20時半前に仕事終了。

こんなとぼけた日常なのに、恋人が「遊んであげられなくてごめん」というので、何と応えればよいのやら。

私に出会えて良かったよ、と唐突に言ってくれ、涙。
そんなことを話したくなるような出来事があったのかな。

私は、もっと彼のことを知りたいし、一番理解して、そばにいたいと思う。
与えられたものは私の方が遥かに多い。変わったことが幾つもある。
私も、彼に会えて良かった!!

3月21日 映画『ヨコハマメリー』

2007-04-26 06:43:22 | 抱茎亭日乗メモ
 オカマちゃんの友人が「いいわよぉ」と勧めてくれた『ヨコハマメリー』をやっと見た。
その間ずっとどこかで上映は続いていたから、ドキュメンタリー映画としてはかなりの話題作、ヒット作なんだろう。

映画を見る前は、メリーさんが自らを語ったりするドキュメンタリーなのかと思っていた。
しかし、メリーさんは写真で登場する。語るのはメリーさんを知る人たち。
メリーさんは既にヨコハマから消えて久しいのだった。

若い女の子たちには「ホワイトオバケ」と呼ばれていたらしいメリーさん。
どこでも子供たちは街の特異な人物に勝手に名前をつけるんだなあ。
私が高校生の頃、池袋駅にいたホームレスは「(池袋駅が家だから)イケヤさん」とか「(腰まで伸びた髪の毛が固まっているから)スケボーおじさん」と呼ばれていた。

田町駅でダンボールを集めていたホームレスを私たちは「ヨシノさん」と呼んでいた。
それは、ヨシノさんは酒屋の前掛けをして作業をしていたのだが、前掛けに書かれた酒造名が「吉乃川」だったからだ。
イケヤさんもヨシノさんも、いつの間にか見かけなくなった。

いなくなったメリーさんはどこから来た誰だったのかを探るドキュメンタリーなのか、と思った。
それも違った。驚きのラストシーン。

いい映画だった。
立ちんぼうだってホームレスだって大丈夫、惨めで悲しいだけではない、穏やかな人生があるんだ、伝説にだってなれるんだ。

私は志茂田影樹じゃなくて大屋政子がいい! と言ったことがあるけれど、メリーさんもいい。
このまま行くと「ブクロのマリ」。
新宿もありだが、新宿にはカラフルアフロで新聞配達の名物おじさんがいるからなあ。
「渋谷マリ」は? 芸名みたい。
で、素っ頓狂な恰好をして円山町あたりを連日徘徊するのである。楽しそう。

3月20日 嬉しいこと、悲しいこと,『おまた』,『大勝軒』閉店

2007-04-25 05:25:30 | 抱茎亭日乗メモ
 15日までに提出するように税理士に言われていた決算データだが、昨年の最終データをもらっていなかったことに気付いた。
これまで何もやっていないことがバレバレだが、昨日メールで送ってもらったら、添付ファイルがない。
今日再送してもらって、やっとデータが届く。が、怠け者でその後の作業は出来ず。

 比べるのも失礼な話だが、こういう時は人の活躍が眩しく見える。
嬉しいことは、写真家北野謙さんの2007年度日本写真協会賞新人賞受賞! の知らせ。

北野さんは『our face』という実験的なシリーズ写真を撮り続けていて、今後は海外に出たいと言っていた。
この受賞が弾みになればいいなあ。おめでとうございます!

写真協会サイト
http://www.psj.or.jp/psjaward/2007.html

 同じ日に、悲しい知らせ。ジェットコースターのような日だ。
西原理恵子さんのおつれあいの鴨志田穣さんが亡くなった。

西原さんとは宮崎学さん絡みで何度かお目にかかり、 西原さんが学校ともめていた頃だったと思うが、鴨志田さんも『檸檬屋』で一緒になった。1回だけだが。
鴨志田さんはゆらーりゆらーりしていたような。

宮崎さんが「西原は鴨志田のことが好きなんだなあ」としみじみ言ってたのが印象に残っている。

42歳という年齢やお酒のことなど考えると残念で堪らないのだが、倍以上の年月を生きたかのような濃い人生を送って、すごいものを遺したのではないかと、やはり眩しく感じる。

 そうであれば、私もやるべきことをやればいいのだが、『おまた』で酒を飲む。
隣に座っていた男性が、学校の先輩だった。

相当酔っ払っているようで、初対面の私を「真理」と呼び、「口説きたいな」。
「無駄です」
「なんで?」
「私にはものすごくいい男がいるから」
「(私たちの学校出身の)女はもっと遊んだ方がいいと思う」
「そうねえ。友達もみんな真面目ですよ」

じゃあ、それぞれ異性の友達を集めて合コンをしよう、という話になる。
ということは私はおススメの男子を連れて行かなきゃいけないのか。うーん。
そういう合コンは今、結構あるらしいが私は経験がない。イメージが湧かない。

雑誌やテレビでは男女とも「モテたい」「モテるには?」が大きなテーマだけど、私にはわからない。
「みんなに好かれる」「嫌われない」というのも見出しなどでよく見かけるけど、全く興味なし。
好きな人には好かれたいが、タイプでない人にはモテたくない、嫌われても構わない。

きっぱりその気なしと言ってるのに「真理は美人じゃないけど、いい女だ」と言われたり、背中をすっと触ったり、足をくっつけてきたりされるのは、気持ちいいことではない。
誰でもいいってことか?

 今日は東池袋の名物ラーメン店『大勝軒』が閉店の日でもある。
ニュースでも数日前から大騒ぎ、『おまた』でも話題だった。

一度は食べておくべきだったか。近くだったのに。
コンビニで『大勝軒』のカップラーメンを初めて買って、家で食べてみた。バカだね。

3月19日 クレーマークレーマー:MONTBLANC 銀座店!

2007-04-22 05:04:34 | 抱茎亭日乗メモ
 先日銀座のモンブランでケータイストラップを買った。
これは、ある男性への贈り物だ。大変重要な人なので奮発した。

購入時に応対してくれた男性店員は、このケータイストラップは銀座店オープン記念に製作した限定品でここでしか買えないものだと説明してくれた。
モンブランの万年筆といえばブルーブラックインク。
何色もあるケータイストラップの中でも、やはりここはモンブランカラーのブルーブラックに決めた。

モンブランは万年筆もカッコイイし、あの花のようなかわいいマークが好きだ。
このケータイストラップも大層気に入って購入。
プレゼントする時も「これはいいでしょう!」と自信満々だった。

 そしたら、何日も経たずプレゼントした男性から「ストラップが外れてしまった」と言われた。
普通にケータイのストラップ穴に紐を通して、できた輪っかにアクセサリー部分をくぐらせて付けて、通常通り使って取れるかなあ? と不思議だったが、もう一度付け直して渡す。

 その後数日で、今度は紐が切れたと言われる。
私も今まで何本もケータイストラップを使っている。
バッグの中をギューギュー引っ張ったりして、何年も経って、切れちゃった、という事はある。
しかし、そんなすぐに切れたことはない。
こんなに高いストラップを使ったこともない。

 見せてもらったら、紐が切れたのではなく、金属部と紐の接着が取れてしまったようだった。
普通に使っていたと言うから、接着が甘かったのか?

こんなトラブル続きのものをプレゼントしてしまって、大変申し訳ない。
全くもってがっかりだよ、モンブラン! どうしてくれる! とクレーマークレーマー。

 若いきれいな女性が対応。
ストラップを見せ、経緯を話したら「お修理ですと3週間程かかります」としれっと言う。
てめえ! 詫びの一言もないのかよ、とムカムカしてくる。

更にその女は「保証書がなければ修理は有料になりますので」と事務的に言う。
あのねえ、プレゼントしたものなんだよ! 買ってひと月も経たずに壊れてんだよ!
私は大恥掻いて、相手に手間掛けさせて、更に保証書探せってか?!
なけりゃ有料だと?

「こんなにすぐに壊れちゃって、修理ってどういうふうに直すの? 同じもので大丈夫なの?」
姉ちゃんに聞く。
「こちらでは修理の内容はわかりません」
このヤロー、ふざけるな! お前は役所の受付か!
「またすぐ壊れちゃったりしないでしょうね? どういう修理方法になるのか知りたいわ」 
「確認してご連絡します」
「ふうん。これはこんなにすぐ壊れるものなの? これだけ? 他にも修理が出てるの?」
「今、他に1つ修理しています」
不良品じゃねえのかよ? 全品回収修理した方がいいんじゃないの?
壊れたケータイストラップをまじまじ見詰めて触っていた。

その間に姉ちゃんは預り証を記入しその紙にも手書きで
「受取時に保証書をご持参頂かない場合修理代は有料になります」と注を書き込みやがった!!!
このアマぁ……!

「この紙にあなたの名前は書いてある?」
「はい。書いてあります」
見ればわかるだろう、と言わんばかりの態度である。
普通は「はい。ワタクシ○○が承りました」と言うだろうが!!!!

店を出るときも機械の如く「ありがとうございました」。
結局ひと言も謝ってねえよ、モンブラン!

 店を出て、すぐにカスタマーセンターに電話。
「たった今、ケータイストラップを修理に預けて店を出たんですが、対応の酷さにものすごい不快な思いをしたんですけど!」
と怒りをぶちまける。
平謝りの男性スタッフ。
一通り話をしたら少し気が落ち着いてきて「私も興奮してスミマセン」などと私が謝ってしまった。

「ご本人にも必ず注意して欲しいんですけど、こちらは商品を大変気に入って、贈った相手にも喜んでもらえると思って、モンブランというブランドを信頼して購入したんです。彼女にはそういう商品愛とか顧客に対する気持とか全く感じられませんでした。そんなものないのかもしれないけれど、あるかのように接して欲しいし、そうあるべきだと思いませんか?」
「はい。そうですね。必ず本人だけではなくスタッフ全員に話して徹底します」
「お願いします」
「誠に申し訳ございませんでした」
ということで電話を切る。

 全くもう! 暫くしてカスタマーセンターの男性の言い分にも疑問が湧いてきた。
「保証書がなく、何年も前にどこで買ったのかもわからない製品をボロボロになって持ってきて修理して欲しいと仰るお客様もいて……。それで保証書をお持ち頂くようにお願いしているんです」
わからなくはない。それでただで直せ、という人もいるんだろう。

しかし、あのケータイストラップは銀座店開店記念の限定品なんだろう?
開店は昨年10月で、購入時期も店もわかるじゃないか! 下手な言い訳しやがって! と再び腹が立って仕方なかった。

 あの女は、注意されてどう思うんだろうか。「うるせー客」ぐらいなもんか?
是非、修理受け取りの時に、見解を聞きたい。

 この事件は、いろいろな人に話した。友人女性たちには
「その女は商品のことなんか、ろくに知らないのよ。外資のブランドにありがちだけど、フラッグシップのメインの売り場には、見栄えのいいきれいな女を置いときゃあいいだろうぐらいにしか思ってないんじゃない。本社に苦情した方がいいかもよ」
と言われた。

よぉし、と思ってネット検索していたら、こんな記事を見つけた。
http://ameblo.jp/love-montblanc/entry-10022836667.html
「銀座本店限定で7色各7本ということで販売していたのですから、限定でなくなったということはある意味で、消費者を裏切っているということですよね?」

ほう。ここにもモンブランをこよなく愛しつつ、ちょっぴりムカついているらしき人がいるのね。
7色7本の限定商品だったのか。何故7色かというと銀座7丁目だから、なんだとさ。

そのこだわりようは素敵だし、今回何十軒も探し回ったケータイストラップの中でデザインは一番だった。
それだけに、あのクレーム対応には驚きと怒りでいっぱい。
不二家かシンドラー・エレベータかぐらいの酷さだと思うが、食中毒もなく人も死なないのでどうってことないのかね?
どうなのよ?! モンブラン!


修理から戻って結局私の物となる。税込19,950円の可愛くて憎たらしいヤツ。

3月18日 デート,『ひとを愛することができない』,『Weekend Japanology』

2007-04-17 06:26:13 | 抱茎亭日乗メモ
 デート。プレゼントをもらう。嬉しいけれど驚いた。
なんで? ホワイトデイに会えなかったから?
しかし二人の間ではホワイトデイという言葉は一度も出なかったが。

彼の寝顔を見ながら、なんだかしみじみ「この人が恋人なのね」と思う。

 中島義道の『ひとを愛することができない マイナスのナルシスの告白』は、2005年6月に読んだ『愛という試練』の改題された文庫版だった。
しかし、加筆・改稿されているとのことで買ってしまった。
森岡正博の解説も素晴らしい。

その本の中に「妻信仰」という項がある。

以下引用。

 妻は、夫に関するあらゆる重大事の第一関与者でなければならないのだ。この信念はすさまじく強い。これは、世の中の妻が死守する最後の砦と言ってもいいほどである。自分の代わりにほかの誰もその地位に立つことはできない。
 ここに至って、愛はずいぶん変形している。自分が彼を最も愛している、という自信はない。いや、そんなことはどうでもいいのだ。自分は妻という社会的地位にいるかぎり、彼から第一に通報を受けなければならない。第一に頼りにされねばならないのだ。せめて、そういう素振りをされねば、立つ瀬がないのである。世間に顔向けができない。唾を吐きかけられ泥足でからだじゅう蹴られるほどの屈辱であり、世間はこぞって私を嘲笑するであろう。
 これを「妻信仰」と呼ぼう。
(略)
 彼女たちの希望は、夫の死に自分が第一関与者として立ち会うことである。その最後のときを自分がみとり、葬式を自分がしきることである。これで彼女たちは、数々の夫の女たちに勝ったのだ。なんと寂しい勝利宣言なのであろう!
 だが、男たちにこの論理はまったく通じない。彼女たちのこの空虚な勝利さえ拒むことが少なくないのだから。

引用終り。

私には結婚願望がないので「妻信仰」もない。
しかし、中島義道に「愛をあまりにも激しくかつ定型的に求めると、あっという間に憎しみの地獄に突き落とされる仕掛けになっている。このようなかたちで愛を求めることは、ありとあらゆる悪徳が育つ温床である。だから、警戒しなければならない」と脅されても、第一関与者でありたいとは思う。

死について言うなら、一番近くで死にたいし、死んで欲しいのだ!
ってなことを、気持ち良さそうに寝ている男を見ながら、女は考えている。怖い?

「ずっとラブラブでいようね」と恋人が言う。
「ハイ。ずっと」
死ぬまで? とは聞かない。彼がずっとと言うのだから、ずーーーっとだ。

 NHK『Weekend Japanology』でJudit Kawaguchiが長崎をレポートしていた。
「長崎はワカラン街(まち)です」
「ワカラン街?」
「日本(和)と中国(華)とオランダ(蘭)の文化が融合した街です」
などと言って観光名所やお土産など紹介している。
そんな美しい、特異な街に原爆とはケシカラン! と言って欲しいところだが、全く触れず。
ま、違う番組になっちゃうか。

3月17日 『渋谷ロゴスキー』,『blen blen blen』

2007-04-15 05:26:43 | 抱茎亭日乗メモ
 ジェイソン君から、歌舞伎町探険か赤いテーブルがかっこいい和食の店に行きませんか、とお誘い。
恵比寿で待ち合わせ。10分ほど遅刻。

渋谷に向って、赤いテーブルの店があるらしい通りを歩く。
見つからないまま渋谷に到着。

 『shanit』という洋服の店に行きたい、とジェイソン君。
壁にかける大きな布を見ていた。

 ジェイソン君が探している折り畳みテーブルがあるよ、と私が提案して『Franc Franc』を覗く。
もっと小さいのが欲しい、とのこと。

 ジェイソン君が「人に声をかけるときに丁寧な言い方は?」と聞くので
「『お名前はなんといいますか?』とか『お名前を教えて下さい』とかかなあ」と言ったら、もう1回『shanit』に行って先ほど応対してくれた店員と話がしたいと言う。

「shanitで何か買ったことある?」
「何も買ってません」
まずはそこからではないか、という気もするが、まあ行こう。

ジェイソン君がずっと前から個人的な話をしたかった『shanit』の店員はバンドをやっている女の子だった。
音楽の話などして楽しそうだった。

 ジェイソン君おすすめのロシア料理店『渋谷ロゴスキー』。
ジェイソン君の友達の、金髪ロシア人女性大好き日本人の話。
この店にもロシア人女性がいて、ジェイソン君はロシア語の会話を楽しんでいた。

ジェイソン君が主宰しているスピーチクラブの話。
ブッシュ、オバマのスピーチについて。
いつもは易しい英語で話をしてくれるジェイソン君だが、スピーチが話題だからか、今日はちょっと難しかった。

 さて2軒目は、と思ったら「帰ります」とジェイソン君。
全然飲み足りないので一人で『blen blen blen』。
「なあんだ、ジェイソン帰っちゃったのー」とG君。ねえ。

しかし自分のペースを崩さない、したい事したくない事はっきりしてるのはいいと思う。
私は意外に押しの強い人に弱く、流されるタイプなので。

3月15日 これは「いい話」?

2007-04-15 04:30:52 | 抱茎亭日乗メモ
「ネット自殺予告:昨年、警察が39人を説得

 インターネット上での自殺予告について、昨年1年間に全国の警察が接続業者からの発信者情報などの提供を受け、本人説得などにあたったケースが75件79人あり、このうち43人が助かったことが警察庁のまとめで分かった。39人は警察官が説得するなどして自殺を思いとどまらせ、4人は自殺を図ったものの周囲の人が救護したという。

 一方、助けることができなかったのは1人。警察が本人の住所を確認した時点で行方不明になっており、約1週間後に山中で自殺しているのが見つかった。

 20人については予告がいたずらで、本人に自殺の恐れがなかった。15人は書き込み者が判明しなかった。【遠山和彦】

毎日新聞 2007年3月15日 20時24分」

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「あなた、自殺考えてんの?」
「へ? どちら様?」
「ケーサツです」

 自慢げに発表してるみたいだけど、これって、恐ろしい事だと思う。
業者が積極的に情報提供してるのか?なわけないよな。
警察が「提供せよ」と脅して、或いは強要しているのか?

この記事の意図は何?
こういう個人情報も集められてますよ、「死にたい人リスト」も作られてますよ、という警告?

普通の人はこの記事読んで「ケーサツ、頑張ってるじゃん!」って思うのか? 思わせたいのか?
教えて下さい、遠山さん。

3月16日 怠け者

2007-04-14 00:45:27 | 抱茎亭日乗メモ
 来週は祝日があるので、本日は出勤。
15時近くに職場に到着。ほぼ待機で、17:30に「今日は終りにしよう」となる。
脳みその皺がどんどん消えていくのがわかるような感じがする。

今日は職場の学生アルバイト君たちの追いコンだが、私の仕事は彼らとあまり交流がないので欠席。

 昨日確定申告を終えたが、会社の経理データも昨日までに税理士に送るように言われていた。
まだ何もやっていない。やらなくちゃ、と思いつつメール、テレビ、ネット。
私は本当に怠け者だ。

恋人は大変働き者。私がこれではいけない、と思うのだが思うだけ。
こんな私を「大好き、愛してる」という彼。
有り難くて、私も大好きで、涙が出るが、大層不思議でもある。

3月15日 確定申告,恋人

2007-04-12 04:33:32 | 抱茎亭日乗メモ
 始発で帰る。
ネットカフェでの時間潰しに虚しい気分はありつつも、最近寝るのは朝なので、たいして辛くもなく。
まだ暗くて、カラスの大群もいないし。

 昼過ぎに起きて、確定申告の準備。

 税務署は大混雑。パソコンがずらーっと並んでいるが暫く待たされる。

事前にインターネットで確定申告・納税ができる「e-tax」とやらを申し込んでいたのだが、準備の手順が複雑で説明書もわかりにくくて今回は利用開始できず。

職員に質問しようと思ったら、担当者がいない、と言われる。
まあ、この時期は忙しいのであろう。
「この後消費税もありますので、4月になってからにして下さい」と税務署職員。ぷう。

さかんに「『e-tax』が便利!」と宣伝しているけれど、ホームページを見てもわかりにくいし、なんだかとっても面倒臭そう。
どうやらお金もかかるようで? 膨大な予算でシステム作って利用者がほとんどいない、みたいな無駄遣いをしてるのでは? と疑ってしまう。

 恋人が電話で「んーと、んっと」と言い難そうにしているので何かと思ったら、ムフフな事を言ってくれて、恋しくて堪らなくなる。
この人のそばにいられることが、嬉しい、誇らしい。
彼の存在が、やることなすことが至上のプレゼントだ。