The collection of MARIBAR 

マリバール 文集・ギャラリー

6月30日 『ロフトプラスワン』,『ルノアール』,『檸檬屋新宿』

2007-07-01 16:42:19 | 抱茎亭日乗メモ
 「もう放っとけない! こんな日本でいいのか! “世直し”3匹のサムライ 大いに吼える」というイベントがロフトプラスワンであって、宮崎学さんが登場、とのことで出掛ける。

高田馬場で山手線を乗り換えて西武新宿駅、14時からだが10分遅れぐらいで到着。
と思ったらそこは『ネイキッドロフト』で、勘違いしていた。バカ。

出演は『参議院なんかいらない』(幻冬舎)を出版した村上正邦(元自民党参議院議員会長)、平野貞夫(元民主党参院議員)、筆坂秀世(元共産党参院議員)。
助っ人として、紺谷典子(エコノミスト・元国民新党副代表)、佐藤優、宮崎学、司会は南丘喜八郎(『月刊日本』主幹)、イベントの最後に声だけ出演の鈴木宗男といった面々。

「昨日の参議院のやりように怒っている人」と挙手を求められるが、3人ぐらいしか手を挙げない。
佐藤さんも宮崎さんも「怒りは感じない」と言い、村上さんは「国民はもっと怒らなきゃダメだ!」と力強く言っていたけれど、私は昨日参議院で何が起きたのか知らないので怒れない。

(国会で未明までかかって「社保庁」「年金」「公務員」法が成立。選挙日を変えてまで国会を延長したが、会期を残して強行採決連発の今国会閉幕、ということだった。)

と知っても私も激しい怒りは感じない。

佐藤さんは相変わらず可笑しい。
昨日も言っていたが「面白おかしくやることは大事」。
嘘、捏造はダメだが、スキャンダルを暴くことは重要。
それは名誉毀損ではない。官僚に毀損されるような名誉はない。
それはプライバシーの侵害ではある。
しかし、公務に著しく支障をきたすようなプライバシーは保護するべきではない。
という話。

「メディアの責任」て、どこに行っても問われるのだけど、例えば私が(このイベントではない場所で)聞いた、安倍晋三 VS メディアの話。

安倍の公式サイトを見るとまずはメディアとの訴訟についての報告が並んでいるとか。
「美しい日本」とか憲法とか国家構想より、メディアとの喧嘩報告。
歴代総理大臣のHPでこういうのはなかったらしい。

安倍に質問書を送ると「あんたんとこはこちらの言うこと聞かないから答えたくないけど、以下の文章を一言一句漏らさず報道することを条件になら回答するよ」みたいな回答が届き、以下の文章というのは、質問事項と関係ない過去のやり取りでこんな無礼があったとかそういう内容。

この「“お前の母さんデベソ”レベル」は、知らされ批判されるべきものではないのか。

「小泉の女刺客」筆頭の国会議員も、今は安倍にならい、メディアの質問に弁護士を通じて回答してくるようになったとか。
以前は政治家本人が編集部に直接電話をかけてきてやり合ったりしたものらしい。

これらは「スキャンダル」でもないし、彼らの仕事ぶり、能力のなさという情報なわけだから、どんどん公表・批判したらよいのでは。

 客席の私のすぐ近くには何故か野村サッチーと、参院選に無所属で立候補する英霊娘東條由布子も。
サッチー、香水プンプンだった。
「楽天頑張れ!」と客席からの掛け声に「五月蝿い!」と一喝してから発言。
アハハ、テレビのまんまだ。

 終了後、宮崎さんと佐藤さんを見送って、電脳キツネ目組の3人と『ルノアール』。
ミートホープばっかり攻撃されてるけど、他もいろいろやってるよね、という話。
Sさんの取っている生協は、ニンジンに異臭があった際の対応が遅く、1ヶ月経って「調べたけれどわかりませんでした」という回答。
ミートホープの件はお詫びが入っていたと言う。

私の取っている生協は商品の中にミートホープ社の製造原料を使用しているものがあり「原料の管理記録等の調査の結果問題がありません」が「今後の取り扱いを中止します」。
過去に扱っていた商品については「調査中です」。

しかし、農水省や北海道庁の対応など見ていると「調査の結果問題ありませんでした」と言われても「そうですか」と納得は出来ない。
どんな調査をいつ誰がやって確認したのか、報告して欲しい。

 「『檸檬屋』行く? どうする?」と2人が言って、ちょっと寄ろうかということになる。
3連チャン。私、檸檬屋を愛しているのか?
ネズミに追われ、ダニに刺されても3日連続で通うって、どういうことか?
自分でもよくわからない。

住枝さんは昨夜は3時頃店を閉め、店で寝て、今日14時からのロフトプラスワンに来たという。
住枝さんのようになってはいけない。恐ろしい。

恋人からも「いい加減にしとけ」と連絡が入り、今日は早めに帰る。

6月29日 映画『無宿(やどなし)』,講演「国策捜査 ― 佐藤優の官僚階級論」,『檸檬屋新宿』

2007-07-01 12:40:47 | 抱茎亭日乗メモ
 新文芸坐の「[没後十年]誇り高き昭和の天才役者 天衣無縫 勝新太郎」は本日最終日。
佐藤優さんと宮崎学さんのイベントがあるのだが、めったに劇場では見られない勝新映画。
2本立て1300円のところ時間がなくて1本しか見られないのはもったいない。
しかし、今日は「bukuの日」で1,000円になる。行かなくちゃ。

『無宿(やどなし)』は勝新太郎と高倉健の共演、フランス映画『冒険者たち』をモチーフに……、というのに惹かれる。

いい映画だった。健さんかっこいい。勝新暑っ苦しい。
見ているだけで日に焼けそうに思えるほどジリジリと暑い、陽射しが眩しい映画だ。
女はずーっと同じ着物、勝新も同じスーツ。浜辺で革靴。
勝新はむさ苦しいけど健さんのことが大好きで、なんとも可愛い。

実は私は『冒険者たち』を見ていない。
海の場面とか、男同士の友情とか、なんとなく、キム・ギドク映画っぽくもある。カッコ良かった。

 20分遅れぐらいで日本教育会館に着く。
「警察・検察の不法・横暴を許さない連帯運動」の集会。
19日も佐藤さんの話を聞いたが、何回聞いても面白い。感心する。
宮崎さんと一緒だと尚更面白い。

今日のテーマは「官僚階級」。
日本では、官僚が資本家、労働者、地主、全てを支配している。
官僚は暴力を背景に全ての階級から収奪する。
しかし運動で飯を食ってる左翼も官僚的。会場からもそんな声が出ていた。

佐藤さんの提案で面白いと思ったのは、内ゲバについて。
昔喧嘩してた、もっと昔は殺し合いをしていた、でも今攻撃してこないものは認めよう。
多様性、多元性を大事にしよう、オウム真理教だって自分達に害がなければ認めよう、山口組も靖国神社も……みたいな話。

 電脳キツネ目組の組員が何人もいたので、終了後皆でどこかへ行くかしら? と思ったがバラバラになり、またダニに刺されるから止めようかなあと思いつつ『檸檬屋新宿』へ。
座ったら、早速ダニ攻撃に遭う。
住枝さんにネズミ駆除と併せてダニ退治もしてもらわないと。

イベントで久し振りに会ったKとIさんも後から登場。気がつけば1:04。
げげ、終電逃した!

 恋人から呆れ気味の「タクシーで帰れ」指令が入る。
しかし、金曜終電後で明治通りはタクシー待ちの人がたくさん。
諦めて徒歩で北上しながら捕まえようとするが、明治通りは地下鉄工事をやっていて、歩道と車道が離れているし、どこの交差点もタクシー待ちの人が立ってるし、参った。
歩け歩け大会だ。でも、お陰でタクシー代は節約できた。

恋人は帰宅を待っていてくれて、大変申し訳ない。

6月28日 映画のような夢,冴島奈緒ヨガクラス,『檸檬屋新宿』

2007-07-01 02:12:18 | 抱茎亭日乗メモ
 恋人からの電話で目覚めるまで、ものすごく面白い夢を見ていた。
『恋愛睡眠のすすめ』に出てくるようなシュールでぶっ飛んだ光景とストーリー。
映画かと思ったら夢だった。脚本にしたら面白いかも、と思って飛び起きてPCに向う。
恋人の電話も大事な用だったので、夢の内容忘れちゃう、と焦りながら。

アーティストとかもの書きとかは、これをちゃんと作品にできるのだろう。
私は多分ブログを書いて終り。

 冴島奈緒さんのヨガ&ストレッチクラス。
19:30からだが到着が遅れてしまい、クラスの開始も遅くなる。
東スポ(25日)、日刊ゲンダイ(19日)効果か、今日は20:30の追加クラスもあり、そちらまで遅くなってしまい、大変申し訳ない。

両紙とも、奈緒さんのヨガ写真がバーンと。衣装もセクシーでいい。
今度テレビでも紹介されるらしい。

今日のポーズは結構ハードで足ブルブル、汗ダラダラだった。

 終了後『檸檬屋新宿』に電話したら住枝さんが元気なく、来て欲しくなさそーうなので、性格悪い私は覗きに行くことにする。
ヨガの後で飲みまくりでは効果が帳消しになっているような気もするが。

住枝さんは静かに『近代ヤクザ肯定論』を読んでいた。
お客さんは他に一人と私だけ。
ヨガの話、宮崎学さんの話、従業員の女の子と恋話。

 上池袋の居酒屋『錦』でさらに飲む。
この店は帰り道にあり、いつも気になっていたのだが、初めて入ってみた。

「日本酒の銘柄は?」と店主に聞いたら
「うちは銘柄とかそんなのないから」と言いつつ一升瓶を見せてくれる。
ラベルと中身、違うのか? いつも同じじゃない、ということか?

店内には石原裕次郎のカレンダー写真がいっぱい。
「裕次郎好きなんですね」と言ったら
「いや、お客さんが好きなんで」。

日本酒350円と梅キュウ350円でお会計700円也。

6月27日 映画『まらそん侍』,NHK『SONGS』

2007-07-01 01:10:42 | 抱茎亭日乗メモ
 新文芸坐で勝新太郎没後10年の特集をやっている。
勝新映画はどれを見たやら見てないやら分からなくなる程見ている。
『まらそん侍』も見たような気がするタイトルだが、勘違い。劇場で見たことはない。

16ミリフィルムなので画面も音もブチブチ。
勝新が若くてかわいい。大泉晃の走り方がおかしい。
すごく面白いわけではないが、貴重なものを見た感じ。

日本映画オタクか批評家か、大きな声で知識を披露していた男性2人も「いやー、面白かったですねえ!」と話していた。

『破れ傘 長庵』は見られなかったのだが、アンチヒーローの勝新も見たかった!
次回新文芸坐の勝新特集に期待。

 映画が終わったところに、矢沢永吉ファンで、私の「矢沢永吉オフィシャルCAFE & BAR『DIAMOND MOON』でウエディングパーティーしたいから結婚して」というプロポーズを断ったYさんからメール。

> 今夜のNHKの永ちゃん特集は録ますか?

何ー? そんな番組やってんのか、それは大変! ところでこれはどういう意味だ?
「君のために録っておこうか?」或いは「僕のために録っておいてくれる?」か?

慌てて電話。「なんだ、知らなかったんすか」と言われる。
良かった、飲みになど行かないで。
「教えてくれてありがとう! Yさん愛してる!」
「あ、そうすか」

 帰宅して、姿勢を正してNHK『SONGS』を見る。かっこいい~。
薄い生地で淡い色のシャツ、素敵。生で近くで歌聞きたいなあ。
誰かそんな機会を作ってくれたら、私はその人の奴隷になる。

 勝新見て永ちゃん見て、今日はいい男の日だ。
宮崎学さんの『近代ヤクザ肯定論』の発売日でもあり。