The collection of MARIBAR 

マリバール 文集・ギャラリー

2月16日 リワイヤリングの会,『こだわりやま』,愛宕グリーンヒルズ『THE BAR』

2008-02-29 10:06:19 | 抱茎亭日乗メモ
 霞ヶ関ビル33階にある東海大学校友会館にて「リワイヤリングの会」。
東海大学でゼミを持つNさんが主催する、毎年恒例のイベント。

今回の講師は、大学ゼミ同期のK君。
今、某放送局経済部記者で証券キャップなんだとか。はー、偉くなって!
会うのは何年振りだろう。ものすごく楽しみだった。

ゼミの皆に会えるのもそうだが、世界同時株安危機とかNHKインサイダー事件とかもあり、この時期にK君の解説を聞けるのは非常に興味深い。

このイベントは東海大学学生の就職活動のための社会人との交流が一番の目的なのだが、異業種交流会的性格もある。
私は昨年慶應義塾大学三田祭で田中康夫講演会を企画した慶應の学生君2人と、俳優の岡村洋一さんをこの会に誘っていた。

なので早めに行って彼らをケアしなくちゃ、と思っていたのだが遅刻。スミマセン。

K君の話は面白かった。海外特派員時代、4年間で42カ国を取材したという。
ソフトな声、優しい語り口で、日本の悲惨な状況を語る。堪らないね。
でも日本にもチャンスはある。
「好きなことを大事にしつつ、世の中を見よ」という話。

立食パーティー形式で懇親会。
塾生君と岡村さんをNさんや興味ある会社人たちにご紹介。
ゼミ仲間、毎年この会で会う方たちとお話。

私が東海大学就活合宿のアドバイザー(なんで?)をしたNゼミOB君が声を掛けてくれる。
「俺覚えてます?彼女とお風呂に入れないって話した……」
「覚えてるよ! で、入れるようになったかね?」
「いえ、まだダメっす」
笑う。かわいいのう。でもカッコよく成長が見られて嬉しくなる。

Nさんに指名されてスピーチをした時、私は既に結構酔っ払っていた。
「ゼミではK君が好きだったんです。聞いてる? K君。社内結婚しちゃったのよね、奥様もご活躍でね」
スピーチで絡むなよ。
「先ほど、えーっと、なんだっけ、NTTコミュニケーションズ? NTTデータ? の何だっけ? えっとぉ、ああ、なんとかさん! なんとかさんと話してたんですが『KYって言葉、閉塞感いっぱいで嫌だよね』と。『これからはKBでいこう』って。KBっていうのは空気をぶち壊す。東海大学の学生たちの中に慶應の学生を誘ってみるとか、どっちの学校にも関係ない俳優さんに参加してもらってなんか面白い事にならないかなとか、予定調和をぶっ飛ばせ、ってことです。みなさん、K君が言ったように好きなことを大事にしつつ、世の中を見て、KBで行きましょう!」
みたいなことを言ったつもりだが、伝わったかわからない。
誰も聞いてないかもしれない。

 一次会終わって、塾生と岡村さんを送り、トイレに行ってたらゼミ仲間は皆帰ってしまった。
2次会の『こだわりやま』へ。
2次会から参加のゼミ仲間Oちゃんが一瞬顔を出して消える。
Nさんが「Oいたよね? 帰っちゃったの?」
「いました。トイレじゃない?」と言ってたら仕事に戻ったらしい。
酔っ払って幻を見たのかと思った。

誰と何を話したやら、記憶なし。
帰りに預けていたダウンジャケットを受け取ったら袖が濡れていて、何? と思ったら醤油だった。
おーい! こげ茶の服だからわからないけど、白いコートだったらどうすんのかね?
「スミマセン、拭きますか」と言っておしぼりを持ってくる店員。
すっかり醤油漬け。臭くてたまらん。
もーう!クリーニング代出せ!と言いたいが酔っ払ってるし、皆帰るし、で店を出る。

 タクシーで、東海大学ゼミ生の可愛い女子2人と、若者3、4人? で愛宕ヒルズの夜景の美しいバー個室。
高そうな焼き物のグラスで焼酎を飲む。(メモによると「川越」? うまい!)
私、一人かなり年上のお邪魔虫(古い?)だったような気もする。
なのにNさんの教え子君ら若者にご馳走になった模様。
ま、彼らも偉くなってるみたいだから、いいか。KBの精神で。

ああ面白かった!
私は楽しんでいるだけでいいのか? とも思うが、全く、Nさんは素晴らしい先生だ!

2月15日 auショップ,柳美里 VS 週刊女性

2008-02-29 07:10:20 | 抱茎亭日乗メモ
 10日ほど前にケータイ画面の異常に気付いた。
操作中画面がジワーッと黒くなって消えたり、開いても真っ暗だったり、画面がブルブル震えたり。
一度ビックカメラに持って行ったら「節電モードになっているからですよ」と言われて様子を見た。
直ったか?と思う日もあったのだが、やはりおかしいのでauショップに持ち込み。

東芝のW45T。これ、大失敗だ。
数ヶ月でボタンの塗装が剥がれるし、カメラのレンズの位置が悪い。
自分の写真が撮れないのは大変不便。

修理中、京セラの古い代替機を借りる。
これはボタンが固くて押し難い。メール打ち辛い!

 柳美里が『週刊女性』と喧嘩、とネットのニュース。
あれ? 『週刊女性』の編集長ってもしや? と思ったらやはりそうだった。
ほう! 凄い偉くなって。と関係者に暢気なメール。

その後柳美里の日記を見たら、『週刊女性』記者と編集長を激しく罵倒していて、魂消る。
ありゃー、私は何だか騒動を楽しんでいるような、覗き見的ないやらしいメールを書いちゃったみたいな?
ううう。ごめんなさい。

ま、でも実際子供とのバトル日記も喧嘩も面白いし、双方話題になってよござんした、ってことかもしれない。

2月14日 デート,二木会,『暫』,「冤罪」ではない

2008-02-29 01:07:07 | 抱茎亭日乗メモ
 やっとデート。1月25日以来、長かったー。
会えない間、前半飲んだくれて後半禁酒で、気が狂いそうだった。
なんだかんだあっても私の頭の中の大半は恋人と酒、なのだった。

逸る心を抱えながらも、遅刻癖は相変わらず。
ギリギリの時間に出ると、電車事故で緊急停止。おーい!
「振替え輸送します」と言うので降りてエスカレータを駆け上がった。
上がりきったところで「復旧しました」。なんだよ、もう! 階段を駆け下りる。
ホームは空だった。1本遅れたよ! もーう!

そして本日はヴァレンタインデイにつき、私のアレンジでいつもより若干ゴージャス企画なわけだが、そのせいか、いつもとは違う状況で待たされる。
彼も持たされる。先日のデートすっぽかしの後で、これはまずい。

恋人は今日も大忙し。会わない間にあったいろいろを話したいけど全然時間足りず。
でも会えて嬉しかった。大変仲良し。愛と良い匂いに包まれて、ああ幸せ。

 昨年後半は木曜日にヨガクラスがあり、毎月第二木曜の二木会には殆ど出席できなかった。
今回のテーマは「危ない食品・安全な食べ方」。
講師は市民バイオテクノロジー情報室代表の天笠啓祐氏。
ヴァレンタインデイに二木会って寂しい女かも? とも思ったが、面白そうな内容なので参加。

毒入り中国冷凍餃子の話。
今まで出てきた情報が正しい情報であるならば、天洋食品は外注に出していたのでは、と業界関係者間では言われているらしい。
これ以上原因特定などはできないのでは、とのこと。

吉野家はなぜアメリカ産牛肉でなければ駄目なのか、という話。
全て国産で作ったら1杯1,600円になる牛丼は、部位毎に売られるアメリカのくず肉を接着剤で固めて切る。だから安く出来る。

国際的ハーモナイゼーションの話。初めて聞く言葉。
各国バラバラになっている食品添加物の基準を共通にしようというWTOの方針である。
これが農薬汚染と並んで相当やばい感じ。
青酸化合物とか、抗生物質とか、承認されちゃってるらしい。

あと聞いたことなかったのは、放射線照射食品。
スパイス、ジャガイモなどに放射線を当てて細胞を殺してバクテリアの繁殖を防ぐわけだが、栄養分も減る。
これが世界で動物実験と人体実験により認可と禁止が繰り返されているらしい。

不思議かつ恐ろしいのは、放射線照射食品の担当は日本では原子力委員会なんだと。
アメリカは国防総省が担当なんだと。なんでやねん?
「原子力の平和利用だから」
怖!「問題ない」って信用できるか?

他にもO-157のハンバーガー犯人説など、震える話いろいろ。

講師の天笠氏はさすが、紙パックのお茶も飲まず、懇親会にも参加せず。
外食はしないそうで、実は餃子も食べたことない!
それでも東京でジャーナリストとして仕事と生活ができるんだ。すごい。

 居酒屋『暫』にて、二木会の方々と久し振りに飲む。
このつまみも中国産か?遺伝子組み換えか?って考えてたら食べるものなくなるので忘れつつ、食の安全について語る。

身土不二、医食同源、地産地消、フードマイレージ。
グローバル化と企業の論理に飲み込まれそうになりながらも、対抗する安全で美味しいものはあるわけで、それを支持して食べればいいのでは。

 アルカイダの友達の友達の鳩山が「志布志事件は冤罪ではない」と発言。
おお、そうか、と思った。
でも鳩山は「死刑は法務大臣悩ませないで、チャッチャとやっちゃって」みたいなことを言うバカなので「どういう意味?」と疑問は持った。

「志布志事件は冤罪ではない」とは、無罪判決を得た方たち自らの発言でもある。
冤罪というのは、事件の犯人じゃない人が犯人とされるもの。
「これは、事件そのものが無かった事なんですから。犯罪がなかったんだから犯人もいない。」
と語るのを、私は聞いた。
彼らは、事件をでっち上げて無理矢理供述させるという警察、検察犯罪の被害者なのだ。

鳩山の発言は全然違う趣旨だった。
業界用語説明のつもりだったのか? やっぱりバカ。
「今後冤罪という言葉は使わない」って、お前の仕事は何なんだよ!

2月13日 もと子ライト,『GAUCHO』

2008-02-27 06:48:11 | 抱茎亭日乗メモ
 待ってました! ささきもと子さんに発注したライトが完成。本日納品の運びとなる。

きれいに掃除をして待つつもりが大慌ての準備になり、お風呂上りで裸のところへもと子さんから駅に着いたと電話が入り、焦る。

大きな段ボール箱を持ってもと子さん登場。二人で箱を開ける。
素敵だわー。なんて丁寧なお仕事かしら。

取り付け説明書を見ながら、結構苦労して設置。
これまで裸電球で暗く寒かった部屋が、明るく暖かくなって感激!

ビフォア


アフター




写真を撮って、お仕事完了。

お茶とおしゃべり。成田旅行の話、ジェイソン君の話、他いろいろ。

 前にもと子さんと行こうと話していた大塚のダッチオーブン&アウトドアクッキング『GAUCHO』へ。

明日のヴァレンタインデートまでは禁酒のつもりだったが、もと子ライトの打ち上げということで、飲む。
『GAUCHO』のリニューアルオープンも祝って。

リニューアルも何ヶ月かかけて手作りしたそうだ。床が砂ではなくなっていた。
私はピザもスモークものも駄目で、もと子さんには申し訳なかったが、定番ガウチョ・ポットなど野菜も肉も美味しかった。

ここでも3時間ぐらい話して、帰る。

明るい部屋と素敵なもと子ライトに幸せを噛みしめる。
しかし、この素晴らしい仕事に対して、申し訳ないくらい激安だった。
ライトの注文殺到したりして!

2月12日 映画『人のセックスを笑うな』,『現金(ゲンナマ)に体を張れ』

2008-02-26 22:10:40 | 抱茎亭日乗メモ
 昨日『人のセックスを笑うな』を見ようと、上映の1時間半前に新宿武蔵野館に電話したら「間もなく満席です」と言われて、出掛けなかった。

今日こそ絶対見るつもりで早く行ったら、予定の前の回にギリギリ入れた。拍子抜け。

念願叶って見た映画は、あまり面白くなくてがっかりだった。
「笑うな」って、言われなくても全く笑えない。

永作博美は良かった。でももっといいはずだ。

19歳の男子って、あんなに臆病で淡白か?
39歳の女に対する若い女の嫉妬は、あの程度か?
温い。浅い。
日本映画を見る時に「こういう映画だったら嫌だなあ」と思うことがある。
そういう映画だった。
ちょっとお洒落な、せつない、イマドキムービーみたいな。つまんねー!

 いい映画でもつまらない映画でも、映画の後にはお酒を飲みたい気分になるけど、禁酒中につき、『檸檬屋新宿』に行かないように頑張る。
住枝さんの様子が気にはなるが。階段転がったり、お母様倒れたり、大変そうな噂。

 というわけで同じ劇場でもう1本見ることにした。
『現金(ゲンナマ)に体を張れ』という古い犯罪映画。
これは面白いような気がした。 しかし寝てしまった。つまらなかった。
最後のあっけ無さ、「あれれ~!」は良かったが。

2月10日 『ごはんや水郷佐原食堂』,『湯ぱらだいす佐倉』

2008-02-23 07:43:18 | 抱茎亭日乗メモ
 11時にRさんに起こされる。
昨夜はRさんに耳栓をもらって、3人で布団をギュウギュウに敷いて「川の字」ではなく「にの字」になって寝た。
汗をかくほど暖かくてよく眠れた。成田は快晴。

1階で寝ていたHちゃんは9時には起きていたとか。

 昨日論争になったタイの禁煙事情について、詳しそうな人に問い合わせ。

> 何年前かは忘れたけど、
> バンコク都内はほとんど全面禁煙だよ。

> レストランはもちろん、タクシーも全面禁止。
> ホテルも禁煙フロアのほうが多いくらいだ。
>
> 吸えるという人がいるなら、
> 喫煙してみれば・・・2500バーツ(約7000円)の罰金を
> 外国人でも取られるから判るでしょう。

とのこと。Rさんに報告。

 昨夜は、今日の朝食分も買出ししたつもりだったが、ほとんど食べてしまった。
カフェテリア形式の『ごはんや水郷佐原食堂』にてブランチ。

Rさんは、テーブルに乗らない位お皿を取って、まるで温泉旅館の夕食みたい。
家族連れや男の一人客でお店は混んでいたが、Rさんが一番食べていたと思う。
これがRさんのエネルギーの源なんだな、と感心。

 Hちゃんは仕事があるので車で帰って、3人は昨日の中古車屋で車を借りて温泉に行こう、と話していた。
結局中古車屋でお茶を飲んだだけで、Hちゃんは帰れず、買い物まで付き合うことになる。

大きなショッピングセンターで買い物、Rさん宅に送ってもらいHちゃんは帰る。
3人で洗濯、掃除。

 JRで佐倉。駅近くの『湯ぱらだいす佐倉』で温泉。
Rさんが「是非見せたい」と言っていた大衆芸能ショーを見る。
かぶりつきの予約席を確保して、里美たかし座長の劇団美山のお芝居と、歌。

私は演歌があまり好きではないし、どうなんだろうと思っていた。
終わって「どうだった?」と聞かれて、返事に困り首を捻る。
Rさんが涙を流すほど感動して「九州の温泉まで追っかけしたい!」と思ったのは別の一座だそうで、Yも「前見たのはもっと良かった」。

それはまあ、初めて見せてもらったのでそんなものとして、さあ帰るかという段になってトイレが断水。
食堂フロアも、お風呂のフロアもトイレの水が流れない。
フロントに電話。
「まだ流れないですか?今点検してるんですが」と女性従業員。
「どこのトイレは流れるんですか?」
「1階にもトイレはありますが、流れているかわかりません。見てきます。……流れません」
「え?この建物全部のトイレが水流れないの?」
「ハイ」
「えー?子供とかお年寄とかもいるのに、どうすんの?」
「……今点検してるんですが」
「一番近くの流れるトイレはどこ?」
「歩いて5分のセブンイレブンか、駅ですね」
あのねえ! みんな裸か、センスの悪いムームー着せられてるんだよ! 着替えてコート着てそこまで行けってか?

Yは詰まっているトイレで用を足したという。うむむ。
そういう人が何人もいて、そこに私も追加するってか?

急いで着替えて、駅に行く。もーう!
禁酒中で湯上りのビールが飲めなかったのは、辛かったけど良かった。

佐倉駅前ではオジサンが一人歩きながら『千の風になって』をでっかい声で歌っていた。

『湯ぱらだいす』に戻ると、RさんとYが支度を終えて待っていた。
「駅に行ったんなら私たちも出れば良かったね」と言われる。そうだよなあ、全く!
ストッキングも履かずに出たので、詰まっているトイレで履く。
その間もまだ断水しているトイレに入る女性。
それぐらい出来なきゃ、大地震の時とか困るよな、とは思うが。

しかし、なぜ連休の温浴施設で?『ぱらだいす』じゃなくて地獄の糞尿攻めじゃん!
この建物は7階建てでホテルもフィットネスクラブもプールもあって、それが全館トイレが断水って、あり得ない。
金返せ!と言いたいぐらいだが、Rさんは「前もあったのよ、フィットネスのクラスが終わって、いっせいにシャワー浴びるから断水して」。
何ー? そんなこと、しょっちゅうやってるのか?
「30分ぐらいで復活したけど」
許されるのか、それ。賑わっていたけど、甘過ぎないか?佐倉市民、保健所、消防署!

 駅に着くと、先ほど『千の風になって』を駅の反対側まで届きそうなくらい大きな声で歌っていたオジサンがまだいて、エレベータに一緒に乗って来そうになったので「閉」を押す。
かなり怖かった。
エレベータの中で歌われたらどうしようかと思った。鼓膜が破れる。

切符を買っている間に電車は行ってしまい、また20分ぐらい駅で待たされることになる。
行きも帰りも私のせいで長く待たせてしまい、大変申し訳ない。

 さすがにRさんは疲れたようで、東京駅まで眠っていた。Yといろいろ話す。

 Rさんにはタイのお土産をいろいろ頂いた。ご飯も温泉もご馳走になってしまった。
Rさんのパワーに圧倒された旅だった。本当に、元気な時の母に似ている。
子供がいれば笑いかけるし、誰とでも親しく話して、世話好きで。
YはRさんのお陰で明るくなった。Yのこれからも楽しみ。

今回はご招待どうもありがとうございました!

2月9日 成田

2008-02-22 01:51:19 | 抱茎亭日乗メモ
 友人Yに成田旅行に誘われた。
Yがお世話になっているRさんの、成田のお家に泊まりに行こう、という話。

私は成田より恋人に会いたいが、叶わず。
つくづく先週のデートすっぽかしが悔やまれる。

天気予報が雪だったので、朝様子を見て成田に行く行かないを決めようという事になっていた。
「まだどうなるかわからないから寝てていいよ」とY。
12時頃再び電話がかかって「12:40に家に来て」。
「無理。これから起きて12:40ぐらいに家を出るから」
「パンツだけ持ってスッピンで来ればいいよ」
「無理だって。13時半ぐらいになら行ける」
「12:50に来て」
「絶対無理」
「そんな事言ってる間に時間が経っちゃうから、じゃ、12:50目指して来て」

成田は大雪で旅行は中止と予想していた私。
慌てて支度をして家を出たのが12:50。結局13時半に待ち合わせ場所に着く。

成田には成田エクスプレスで行くのかと思っていた。
私が知らない男性が、車で迎えに来るのだとか。
男性は車の助手席で煙草を吸っていた。Yが車を運転するという。
Hちゃんというオジサマも一緒に、4人で成田に泊まるのか?

 よくわからないまま出発。
Yは将来成田のRさんの家に住むことになり、既に部屋も用意されていて、その部屋を作ったのがHちゃんなのだという。
へええ、知らなかった。
「真理ちゃんも独身だったら、一緒に住めばいいじゃない」とYとRさん。
「いや、私は恋人いるし、新座に実家がありますから」

YとRさんは最近タイ旅行に行ったそうで、土産話を聞くうちに、タイの禁煙事情を巡り私とRさんの論争になる。
タイは私が宮崎学さんと電脳キツネ目組と一緒に行った2002年辺りから、エアコンのある施設は禁煙になったはず。
しかしタイに毎年行くというRさんは
「そんな事はない、いつでもどこでも吸えた!」と言う。
「不評で法律が変わったのかもしれないですね」と私が言っても
「最近も、前も、そんな話は聞いたことない!」と言う。

いや、でも宮崎さんもわざわざ店の扉の外に出て軒下に行って煙草を吸っていたよなあ?

 成田の手前のPAでお昼。ピリ辛ネギうどん。
雪は降っていないけど、滅茶苦茶寒い。
慌てて支度をしたので、私の格好はこの冬一番の寒さに対応していない。ブルブル。 

 成田に着くと、まずはTOYOTAへ行くことになったらしい。何で?
Yが中古車を買うんだとか。へええ、知らなかった。
じゃあ一回りしてみるか、ということで私も乗る。
白いカローラで、何だかYらしくない車だが。Yも不安そうだった。

Rさんはものすごい勢いで話を進めていて、Yの質問に「うるさい!」とか「今更そんな事言うの止めて!」等と言うので私はビックリして「いや、でも大事な事では」とか「大丈夫、って言って欲しいのでは」とYに助け舟。
また論争になる。困った車屋さんとHちゃん。
「じゃあ、もう買うの止めたらいいじゃない」とRさん。
「そうそう、止めた方がいいよ」と私。
「嫌だねー、日本人は! 車があったら便利だって言ってたんだから、やっと手に入って喜べばいいのに、何を言ってんの! 何が不安なのよ!」
と恐らく自身も日本人のRさん。
戸惑うY。Rさんに押されて手続きは進む。私は事情がよくわからないので黙る。

中古車屋を出ても、RさんはYを責めていた。
Yは昨日までは「車早く欲しい」と言ってたとか。
なんだ。Rさんに強く薦められて、自分の気持ちを言えなかったわけではないのね。
Yは大きな買い物に急に不安がよぎって、心配になってしまったらしい。
「働いて稼げばいいじゃん」と3人。「でも」とY。

Yは昨年自身に起こった様々な大変な事を、Rさんに助けてもらってすっかりRさんに頼りきっているようだ。
Rさんも、Yが可愛くてしょうがない様子。

 Rさんのお家に着く。
とてもロマンチックな家で、ヨーロッパ風インテリアにたくさんの天使。
美輪明宏とか假屋崎省吾の家みたいな雰囲気。
増築したというYの部屋もお姫様風で、なんだかYらしくないが、今までのYのテイストが必ずしもYの好みだったというわけでもないらしい。
親とか男の影響だったのか。

 温泉に行くという話もあったが、スーパーで買出しをして家でご飯となる。
料理はせず、レンジでチン。高級食器に盛り付け頂く。
禁酒中の私は飲まずに済むのか? Rさんに飲まされるのでは? と不安だったが、Yも飲まないのでそれほど気にならず。

 Yは「Rさんがいなかったら私は死んでた」と言う。
Yに起きた事にRさんがどのように関わって来たのか、初めて詳細に聞き、泣く。

Rさんは、ものすごくパワフルで、明るく、困っている人を放って置けないタイプ。
勢いの激しさは、私の母が元気な時のよう。
Yには厳しく親身の指導、という感じだが、私の事も「そんなんじゃあ全然駄目」と責める。
私の母は「あんたは潤いがない」と言う。同じ事をRさんも言っていたと思う。
「話の聞き方が、事情聴取みたい」
「どうして欲しいんですか? 『すっごーい!』とか? 望む通りの反応しますよ」
「私は一つでも年上の人は敬う。間違ったことを言ってると思っても『はい』と言う。だから私は可愛がられる」とRさん。
うーん、本当に母みたいだ。
でも私は可愛がられなくてもいいから「私はそう思わない」と言いたいのだ。

「あんたたちはね、まだ子供なのよ! 本当の愛を知らないの!」とRさん。
ふうん。私は愛を実感して日々生きてるけど
「そんなもんじゃあないのよ! 本当の恋愛を何もわかってない!」
と人生の大先輩に言われちゃあ、ああそうですか、としか言えない。

潤いがない反応になるのは、そういう事を言われるからであって、
「愛してるよ」といつもスゥィートな恋人には「潤いがない」などと言われたことはない。

東京は雪らしい。「そちらは、どう?」と恋人からメール。成田は雨。
酒を飲まないからか、寒くて堪らず、Yに靴下と上着を借りる。
Rさんは「酒を飲むと身体はどんどん冷えるのよ」。
暖房ガンガンなのに暑がらないYと私の身体がおかしいと何度も言う。
「Rさんはお酒で血行が良くなって身体が温まっているのでは?」とは言わない私。
素直なのではなくて、面倒なだけか。

 「帰る」と言ってたHちゃんを送る為にYは飲まずにいたのだが、結局Hちゃんも泊まることになる。
未明まで話して、RさんとYの母娘のような関係がよくわかった。
成田に来て、話ができて良かった。

不思議な縁だが、2人の出会いは運命だ。
時間じゃなくて距離、深さが絆を強くしたのだろう。
Rさんがいてくれて、本当に良かった。
今年はYにいい事がいっぱいありますように!

2月8日 フォーラム神保町

2008-02-16 15:31:19 | 抱茎亭日乗メモ
 恋人にはなかなか会えないが、彼からPC作業依頼の電話。喜んで。

 今日は昨年10月24日以来久し振りの「フォーラム神保町」。
「去年1年を振り返って今年をどう見るべきか」をテーマに宮崎学さんと佐藤優さんが語る。

仕事は18時に終える予定だった。
今日は暇暇で、余裕を持って出掛けられそうだと思ったら、18時直前に原稿がドサッと来る。
慌てて半分やって、後はお願いして神保町へ。5分遅れで到着。

沖縄集団自決の教科書記述問題、アメリカ大統領選、洞爺湖サミット、中国餃子とチェコ車の関連性、徳島刑務所暴動事件などなど、盛り沢山。面白い。
あっという間に質問タイム、8時には終了。

宮崎さんは「現代深層研究会」という勉強会を新たに立ち上げたらしい。
私も参加したい! けど、優秀なジャーナリストでないと駄目らしい。ううう。

『ヤクザと日本』を買って、サインを頂く。

 いつもなら飲んで帰るところだが、禁酒中につき『魚藤』を素通りして家へ。

 今日は、フォーラム神保町終了後に会場に着いた電脳キツネ目組組員がいて、遠くから来たのに可哀想、と思っていたら私も大失敗。
今日はいつもと違って、開始が18時だった。
私は5分遅れのつもりでいたが30分以上遅刻していたのね。と深夜になって気付く。
通りで早く終わったわけね。トホホ。

2月7日 謎,ビックカメラ!

2008-02-16 04:46:50 | 抱茎亭日乗メモ
 Yさんが山本集さんの関係者とのしゃぶしゃぶお食事会に招待してくださる。
Yさんは、私が宮崎学さんとお話しするきっかけを作ってくれた方。
ところで山本集さんの関係者って誰? と聞いたら「見てのお楽しみ」と言われる。
誰誰誰?

非常に楽しみにしていたのだが、仕事が20時近くまでかかりそうで、キャンセルとなる。
残念!! そして関係者とは? も「次回のお楽しみ」。謎だ。

久し振りのしゃぶしゃぶを逃したのも悲しいが、「次のデートまで禁酒」の誓いを破らず済んで良かったか。

 昨年12月30日に、ビックカメラで洗濯機の糸くずフィルターを注文した。
「年明け入荷後連絡します」と言われて今まで音沙汰なし。
注文書の控にはビックカメラの電話番号も載ってない。

どうなってるの? とレジカウンターにクレーマークレーマー。
入荷されていた。なにー?
1月7日には入荷して、1月8日に留守電にメッセージを入れたらしい。
私のケータイに着信はなかった。「1回留守電入れただけ?」「はい」
謝る担当者。
「注文書の控に電話番号がなくちゃ、こちらから問い合わせることも出来ないじゃない」
「名刺をお渡ししませんで、申し訳ありません」
もう! 穴の開いたフィルターで何度も洗濯しちゃったじゃないよ。ぷう。