The collection of MARIBAR 

マリバール 文集・ギャラリー

12月10日 『紀尾井町プラザクリニック』

2006-12-30 17:45:06 | 抱茎亭日乗メモ
 激しく二日酔い。一日中寝ていたいが、11時から『紀尾井町プラザクリニック』

 オーナーである友人が、12月中は美容部門のいろいろを超破格値でお試しできるよ、と言ってくれて検討中。
目下の悩みは口の周りと額に出来る吹き出物。治ったと思うとまた別の場所に現われる。
結構な大きさで赤く腫れて、目立つ。これを何とか出来るなら是非。

今月はエステプランの予定もあり、贅沢か? とも思うが、きちんとケアしなくてはいけない年齢なのだろうと考えて、試してみるつもり。

 不正咬合の矯正は、マウスピースを今までよりかなり長時間装着しているが、まだこれを続けなくてはいけないらしい。
「一日12時間以上は着けて下さい」と先生。
先月までは、喋りにくいので仕事中は外していたし、恋人から電話がかかってくるかも、と思うと寝る直前まで着けられなかった。

反省して、今はほぼ、飲食以外の時間は着けている。
酔っ払って忘れたり、着け忘れて出掛けることもたまにあるが。

お陰で上前歯が出てきた。しかし奥歯が噛み合わなくなって、食べ物が十分に噛めない。
胃腸に負担がかかっているような気がする。
あと、プラスティックをずーっと舐めている状態が、身体に悪くないのかが気になる。

12月9日 『薩摩しゃも』,『檸檬屋新宿』

2006-12-28 08:27:09 | 抱茎亭日乗メモ
 電脳キツネ目組忘年会で『薩摩しゃも』。30分近く遅刻。
宮崎学さんのお話は終わってしまっていて、失敗。

宮崎さんも、隣のTさんも風邪ひきだそうで、ノロウィルスなど病気話。

Hさんと、坂東眞砂子猫殺しについて再び。
私にとってはどうでもいい話だが、猫好きHさんとしては拘りがあるのだろう。

「あそこで『動物憎悪協会です』はまずい」とHさん。
うーん、でも意見は立場を明らかにして述べなくてはねえ。

「配慮に欠ける発言が不快」というのは私がよく言われる言葉だが、圧倒的多数の動物好きな善き人たちの「動物嫌い」な人への配慮のない発言も大変不快だ。
誰もが動物を愛している、愛するべき、という無意識のマイノリティー排除が、ないとはいえない。

そういう思いがあるから、本当は別に動物を憎悪しているわけじゃなくて、離れて共生したい、「可愛いでしょう?!」と言われて「いいえ」とか「まあまあ」とか正直に言いたいだけなんだけど、愛護に対抗して「動物憎悪主義」を使う。
申し訳ございません。

などと憎まれ口を書いているが、忘年会は大変和やかな雰囲気。

宮崎さん大ファンの『薩摩しゃも』の女将さんは、ニッコニコで、本当に嬉しそう。
こちらまで幸せな気分になる。

Kさん差し入れの芋焼酎『大地』、日本酒『久保田 萬寿』を一番飲んでいたのは私じゃないだろうか。
『大地』は本当に美味しかった。また飲みたい。

 2次会の『檸檬屋新宿』に行き、岡野あつこさんとお喋りしたのは覚えている。
でも内容他一切記憶なし。会費、ちゃんと払っただろうか?

12月8日 居酒屋『東方見聞録』

2006-12-28 07:17:05 | 抱茎亭日乗メモ
 『ロフトプラスワン』に行く前に大学の同級生I君から電話。
「池袋にいるから飲まない?」
予定あり、と断ったのだが、宮崎学さんがイベント途中で帰られたので「今更だけど飲む?」とI君に電話。

会うのは1年5ヶ月ぶりぐらい。スーツで登場のI君。
「初めてじゃない?」と言ったら「そんなことないよ」。そうだっけ?

 高田馬場の居酒屋『東方見聞録』にて飲む。
 若くて美しいロシア人妻とはどうしたかと心配していたのだが、仲良くやっているそうで、良かった。
I君はテーブルもテレビも冷蔵庫もパソコンも風呂もない、というライフスタイルを変えていないという。
すごいなあ。愛されているんだなあ。

彼は貧乏なのではない。最近会社で偉くなって、30人からの部下がいるらしいし。
夫婦で沖縄旅行も行ったそうだし。

ロシア滞在の長かったジェイソン君と4人で会おうよ、と話す。

 「アルバイトしない?」とI君。
渡りに船、となるかわからないけれど、気にかけてくれて非常にありがたい。

I君とは20年以上の付き合いで、「私たちは従兄妹みたいなものよ」といつも話している。

> なんだかたまに会うごとにどんどん従姉妹みたいなんだよな

と言われる。

 1:30まで飲んで、昇進したってことでご馳走になり、タクシーで送ってもらって帰る。
ご馳走様でした!

 お風呂で寝てしまって、気がついたら朝。
お湯が冷たくなって手の指がシワシワになっていた。ブルブル。

NHKプレミアム10「わが愛(いと)しのキャンディーズ」続き

2006-12-28 03:59:21 | 抱茎亭日乗メモ
THE JONES GIRLS キャンディーズ ネタ元説について

>うーん、時系列的には…

>キャンディーズの解散が1978年で、
ジョーンズガールズの1stアルバムが1979年発表だからなあ…。
残念ながらちと難しいんでないかい?

とのご指摘あり。

そうかあ。
じゃあキャンディーズをパクッった? なわけないか。
マッキー VS 零士のように? 偶然! てことなのか。
基本情報でしたね。ご指摘ありがとうございます。

でっもぉう!♪←わな

私は今回、積年の疑問解消で気持ちよく年が越せる。

そしてキャンディーズはやっぱり素晴らしい。

12月8日 『LOFT PLUS ONE』

2006-12-27 06:34:41 | 抱茎亭日乗メモ
 徹夜で11時過ぎに仕事を仕上げて、事務所にお届け。帰って寝る。

 新宿『LOFT PLUS ONE』にて宮崎学さん出演のイベント。1時間近く遅刻。

保坂展人 世直しトーク2006 Special
「美しい国の行方~徹底検証!安倍晋三政権」
安倍政権誕生から約3ヶ月。北朝鮮核実験問題で日本中が大騒動の中、共謀罪、教育法、国民投票法などの問題法案が着々と進められている。果たして「美しい国」の行き着く先とは。自信と誇りの持てる日本? 戦争のできる普通の国?
【出演】保坂展人(衆議院議員)、宮崎学(作家)、堤未果(ジャーナリスト)、二木啓孝(日刊ゲンダイ編集部長)、他

という内容で後半は三上治さんが登場した。

郵政造反組の復党につき、武部が小泉チルドレンに何をしたか、カネの流れがどうだったのか、という話などは面白かった。

内閣にいる二人の中川をどう呼び分けるかとか。
「女中川ですか?」と二木さん。
「いや、中川女」と宮崎さん。がはは。

 興味深かったのは堤未果さんの話。

日本も全国テストが始まって、学校のランク付けがされる様になるが、既に受験のための未履修、成績改竄など問題が起きている。
アメリカでは全国テストが既に行われていて、ランク付けが教員の評価、予算に反映される。
よって学校、教師の成績、答案用紙の改竄などは当たり前のことになっている。

で、その成績リストは軍のリクルーターに渡り「君のこの成績でも軍に入れば大学に行けるよ、奨学金も出るよ」と騙された若者が戦場に行かされる。
ろくに装備もない状態で戦わされ、下手をすれば死ぬ。大学になど行けない。

だから、日本の教育改革も戦争のためなんですよ、と堤さん。そうなの?
日本は格差社会になると言われてますが、負け組を作るのは、戦争のためなんですよ。
って本当かよ?

アメリカでは、多重債務者リストも軍に渡り、リクルートに使われる。
「正義」「愛国心」「民主主義を守る」だけではとても必要人数はまかなえない。
日本の軍隊だって、始めは農家の次男以下が食うために行く、就職口だった。

だから日本は、これから戦争に備えて、格差をつけて貧困層を作り、カネのために軍隊に行かざるを得ない人を大量に作る必要があるのだとか。

日本もこれを目指しているのか? 目指せとアメリカに言われているのか?
冗談じゃないぜ!!

NHKプレミアム10「わが愛(いと)しのキャンディーズ」その後

2006-12-26 05:49:47 | 抱茎亭日乗メモ
 12月4日のNHKプレミアム10「わが愛(いと)しのキャンディーズ」を見て、小学校からの親友Hちゃんと話したくなって、メール。
あの頃、Hちゃんはいつもランのパート担当だった。私はミキ。

Hちゃんの返信は嬉しかった。

>たまにホームページ見てるよこの間なんか読み始めたら止まらなくなって、夜中の2時でびっくり人を夢中にさせてしまうあの文章昔とちっとも変わらないよ

最近日記を巡るトラブル続きだったが、この言葉には、励まされた。

 12月8日には大学の同級生I君と久し振りに会って、やはりキャンディーズ談義。
当時彼は沢田研二ファンで、ジュリーが憧れだったとか。

深夜の居酒屋で「こんな年になって一緒に飲んでるとは、全く思ってなかったね」としみじみ。
I君とだって20年以上の付き合いなわけで、こういう人間関係が保てるのだから、よく知らない人に何を言われても、絶縁されても全く平気。無問題。
もっと絞り込みたいとさえ思う。

 12月4日の日記を書いていたら、キャンディーズのネタ元黒人女性グループのことが気になって気になって仕方がない。
ネットでかなり時間をかけて調べまくったがわからない。

耐え切れず元内縁夫に問い合わせ。即答。おお!これだ!


これこれ!


さすが。素晴らしい。
「キャンディーズは和製シュープリームスを目指していた」説は散見したが、THE JONES GIRLそっくり説は発見できず。
でも、私は絶対彼を支持。ヴィジュアルも、曲、声の感じも恐らく後者だろう。
プロデューサーに確認したい。

ああ、本当に私が失った人間関係で、唯一惜しいと思うのはこの人だ。
彼はとびきり優秀なガイドブック、評論家、グルメマップ、ツアコン、DJであり、めちゃくちゃいい男なのだった。
一応細々つながっていることに深く感謝した。

しかし、こんなことに2日間かけている私も暇だ。
だって、元内縁夫より大切で素敵な恋人が、遊んでくれないんだもん。

必死のネット検索中に見つけた映像。
YouTube - キャンディーズ&MMP - SHAKE YOUR BOOTY
やっぱりかっこいーね、キャンディーズ。

12月5日 友人からの手紙

2006-12-26 04:21:36 | 抱茎亭日乗メモ
 12月2日にブログ記事の削除依頼メールがあって、今日は友人から手紙。
便箋3枚に亘る、丁寧な手書きの手紙だった。
日記にその友人との個人的ないろいろを名前入りで書かないでほしい、断るならこれまでどおりの付き合いは出来ないという内容。

またか。今まで、特に今年は一体何人から絶縁状(今回はそのものではないが)をもらっただろう。
責任は私にある。結果を私が引き受けるのは当然だ。

指摘の箇所について対応し、朝までかかって返事をまとめる。
すぐには出さない。大事な人の事だから、じっくり考えて、私も手書きで返事を書く。

まずお詫び。
私が書いた記事の内容について、私の気持ちを説明。
友人は「議論をする気はない」と書いていたが、友人が意見を述べているので、私も述べる。

「私も誰にでもプライバシーはあると思います。何でも書いていいとは思いません。
某さんのプライバシーを暴くために書いたのではありません。
自分の気持ちを書きたかったのです。某さんの件だけではなく、全てそうです。
仰る通り、私の捉え方で書いているのだし、私が書きたいことだけを書いているのです。

某さんが嫌な気持ちになったのはよくわかりました。申し訳なく思っています。
そういう人がいるという事実もわかっています。

ただ、個人の言動を第三者が勝手に書いてはいけない、とはいえないと私は考えます。
特に、公に名前を出して活動している芸術家、表現者は、作品とともに個人的な言動も論評されたりさらされたりするものだと思うし、その覚悟は必要だと思います。
コントロールする工夫も。
情報管理したって勝手なことを言われることもあると思います。
『どこまで公でどこから個人かわからない』と某さんも書いていますが、表現者というのはそういうものですから。

『友情』『人間関係』『恋愛』について誰かと個人的に話したつもりで、某の見解として他で語られたり書かれることは、これからもあるかもしれないと思います。
(略)とはそういう商売なのではないでしょうか。偉そうにごめんなさい。

私も素敵な大事な友人を失いたくないと思っています。
絶縁されるのは慣れていますが、某さんは大切過ぎる。友達でいたいです。
上に書いたような意見は持っていますが、相手が某さんなので、お願いされたので、今後の日記には、公の活動以外で某さんの名前は書きません。約束します。

私は自分の気持ちが書きたいだけなので。
でも、某さんと推測できる可能性は『知人』とか『友人』などと書いただけでも生じますね。
工夫します。問題あったら言って下さい。

某さんも工夫していただければいいと思います。
いろいろな人がいます。
私にプライベートなことは一切話さない、いちいち『書かないで』と言う、個人的なメールは書かない、『書くなと言っているのに書いたら殴る』と宣言する、『これまで通り付き合いたい』と言いつつすっかり疎遠になる、書かれるのは承知の上で絶縁する……等々。

今回の件では不快な思いをさせてしまって、悩ませてしまって、本当に悪かったと思っています。
気持ちのこもった手紙をありがとうございました。
応えることができれば、と願っています。 」

 友人の手紙の中で、2002年に私と絶縁したアーティスト氏について触れられていた。
友人とアーティスト氏は言ってる内容が違う。
アーティスト氏は「まだ迷惑は被っていないが、書かれるかもと思うと言いたいことが言えないから私のことを一切書かないと約束して」と言った。「他の事を書け」と言った。「できないなら友達ではいられない」と言った。

私の日記に何を書くかを決めるのは、私だ。
私は友人であるアーティストに「あなたが作りたいものは私にとって不快だから作らないで。他のものを作ればいい」とは言わない。言えない。

友人と私は、意見の相違がある。
しかし私は、自分の主張よりも、この友人の要望を優先する。
「絶縁? どうぞお好きに」とこの人には言えない。言いたくない。

それに、この友人の要望は、NANIOさんが私に言った「自分を客観的に見つめ直してほしい」などというような、実は何をどうして欲しいのかよくわからないものではないし、アーティスト氏のような傲慢で一方的な話でもなく、簡単なことだ。
お互いの意見の違いを認めつつ、対話が続けられたらと、強く願う。

 最近、未知の人からメールをもらって、アーティスト氏の近況を知った。
私がアーティスト氏のことを書いたことは、アーティスト氏と、二人のみならず周囲との関係まで傷つけ、失うことになった。
だが、こうして何年も経ってから、あの頃の私と同じようにアーティスト氏の事を思い、心配し、奔走する人をつなぎ、救うことはできなくても、伝わったり何かの助けになったりすることもある。

12月4日 『中華樓』,NHK プレミアム10「わが愛(いと)しのキャンディーズ」

2006-12-25 21:52:49 | 抱茎亭日乗メモ
 エルミタージュ美術館オーケストラを見た後は、ロシア料理でも食べたい気分だったが、ジェイソン君は帰ってしまった。
渋谷で『ミリバール』? とも考えたのだが、昨日の今日なので止めて、私も帰る。

 近所の『中華樓』にて麻婆豆腐丼。
店のテレビは、始めは他の番組だったのだが、私が食べ終わる頃になって、キャンディーズのドキュメンタリーにチャンネルが変わった。

釘付けになる。しかし、もう麻婆豆腐丼は食べてしまった。
ギョーザを頼むか? いかん、太る。
そして間もなく番組は終わるだろう。と思ったらなかなか終わらない。

キャンディーズ全盛期、衝撃の解散宣言。
他にお客さんはいない。閉店時間ではないと思うが、これ以上長居するのはかなり顰蹙。
でも大事な場面! 家はすぐ近く。帰っている間に終わっちゃうだろうか。

後ろ髪を引かれる思いで席を立ち、目はテレビを見続けながら会計をし、店を出て、ガラス扉を振り返ると、もうテレビは消えていた。
ああ、やっぱり早く帰らないかと、待っていたのね。

 家に帰ったら、番組はまだやっていた。
ああ、本当にキャンディーズは偉大なグループだ。
名曲ばかり、まるで古くない。一緒に歌う。

そして、あの当時何度も何度も真似をした、伊藤蘭の最後の言葉。

「この最後の瞬間に、何を言えるのか、何を言ったらいいのか、
この数ヶ月間ずっと考えてきました。
私たちの気持ちを一言で言い表わせる素晴らしい言葉を。
本当に私たちは幸せでした!どうもありがとうございました!」

涙涙。小学校の友人Hちゃんといつも真似していたのを思い出す。

 当時の小学生文化、というか私たちが大好きだったピンク・レディー、山口百恵、沢田研二。
今聞いても感動的にいい。
小室ソングとか、20年後に聴いてもかっこいいんだろうか?

 キャンディーズをリアルタイムで聞いてなかった元内縁夫が、私と一緒にテレビでキャンディーズを見て「これは(多分アメリカ?の)何とかだ!」って黒人女性3人のコーラスグループのアルバムを見せてくれた。
キャンディーズのアルバムとジャケット衣装も楽曲も良く似ていて、魂消たことがあった。
キャンディーズもフィンガーファイブのようなパクリだったんだ。
これってマニアには知られている事なんだろうか。
あのグループ、なんて言ったっけなあ。

ご存知の方、教えて下さい。

12月4日 ザ・エルミタージュ エルミタージュ美術館オーケストラ

2006-12-25 20:02:33 | 抱茎亭日乗メモ
 パソコンテレビ『gyao』のプレゼントが当って、エルミタージュ美術館オーケストラのイベントを見に行く。

ジェイソン君を誘う。
ジェイソン君は体調完全復活ではなく、仕事も多忙を極めているようだがタクシーで駆けつける。
「タクシー運転手に『三軒茶屋駅近くの昭和女子大学人見記念講堂まで』って言えば大丈夫」と言ったら
「ウウウ、ナガイデスネ」。
確かに。でも、ちゃんと私よりも先に着いていた。

 美術館が専属オーケストラを持っているというのは世界でもエルミタージュ美術館だけらしい。
イベントも単なるコンサートではなく、美術館の映像あり、縁のお話ありで盛りだくさん。

 エルミタージュ美術館と言えば映画『エルミタージュ幻想』を思い出す。
90分ワンカットのすごい映画だった。大変美しかったが、寝たなあ。

 もともと宮廷だった美術館の外観も第一級の美術品であり、その写真を見てジェイソン君が「オフィスの窓から毎日見ていたのと同じ」というので、なんだかジェイソン君がお伽の国から来た人のように思えた。

エルミタージュ美術館は、1日10時間2000点見ても全部の作品を見るのに4年掛かると言われている。
ジェイソン君は、滅多に公開されないところなど、かなり多くの部屋に入ったことがあるとか。
夢のようだ。

コンサートは素晴らしかった。
クラッシックのコンサートは久し振りで、堪能した。

しかし、エカテリーナ女王がおかしな日本語で「皆さん、よく来てくれましたね。今日は楽しんでいらして。さあ、私のオーケストラたち! 演奏なさい」みたいなアナウンスがいちいち入るのは興醒めだった。

12月3日 MILLIBAR 10周年パーティー,『blen blen blen』

2006-12-24 02:19:30 | 抱茎亭日乗メモ
 渋谷のバー『MILLIBAR』が開店10周年! で『宇田川ラヴァーズ・ロック』にてパーティー。
おめでとうMILLIBAR!



盛況。ぎゅうぎゅう。レゲエライヴあり、DJあり。子供たちも大勢。
清野Jr.は小学生なのに「最近からだの無理がきかなくなって」などと言うので可笑しい。

私は二日酔いと別件とで参加できなかったのだが、今年のミリバール芋煮会は、非常に美味しくできたということで、清野夫人に秘訣を聞く。
芋のむき方がポイントらしい。アルミ箔を使うのだとか。
「それって伊藤家の裏技?」と私。
「ためしてガッテンよ!」と清野夫人。

詳しくは↓「常識大逆転!サトイモうま過ぎ調理術」
http://www.nhk.or.jp/gatten/archive/2006q3/20060927.html

私もやってみよう。

 結構飲んで、フラフラと二次会『blen blen blen』に行く。
カウンター席の隣に女性がいて、私より若くて可愛かったような気がする。

「なんでそんなにきれいなの?」と言われてチュウされた。
美しい女性は好きだけど、私はゲイではないなあ。
不快ではなかったような気もするから、可能性はあるのかもしれないが。

男性ならぎゃあぎゃあ騒いで嫌がるだろうに、女性だと強く拒めないのも不思議だ。
こういう光景は前にもあった。周りも助けてくれない。
男性に迫られていたら止めが入るんだろうけど、女性同士で親しく話しているようにしか見えないからか?

12月2日 2ちゃんねらー無視,削除依頼

2006-12-24 00:56:37 | 抱茎亭日乗メモ
 最近は2ちゃんねらーもすっかり静かになって、漸く飽きたか、いじめがいが無かったか、何を言っても私が変らず恋人とラブラブで幸せいっぱいなので、毒づくアホらしさにやっと気付いたか、などと恋人と言っていたら、そうではなかったようで。
私が出入りするあちこちのBBSに登場してぎゃあぎゃあと?
フン。その類は無視。

 しかし無視できないメールが届く。
ある店を紹介してくれた方からで、私が書いた、その店がらみのブログ記事について削除してくれとの内容。
店から紹介者宛にメールが来たらしい。

> どの部分のどこの場所ということではなく、
> 何卒この文章削除をお願いできましたら幸いです。

と、大変丁寧なメールだった。

「悲しい気持ちにさせてしまってごめんなさい。

大変申し訳ありませんが、文章の削除はいたしかねます。
店名は削除しました。

某さんと某店の信頼関係が、私の文章ごときで崩れるようなものではない強さであるよう祈ります。
ご迷惑とお手数をおかけして、申し訳ありませんでした。」

と返信。

その店は私のアドレスを知っているが、紹介者経由で削除を依頼してきた。
それは正解で、私はその店から言われたら争ったかもしれないが、紹介者からだったので店名は削除した。
でも、文章全体は削除しない。

看板を出してお店をやっていれば営業・サービス・従業員の言動についてさまざまな評価や批判が出るのは当然で、店としてBBSやブログなどで主張を述べているなら尚の事ではないか。
私が書いた記事は、書いてはいけないような内容ではないと、私は思う。

12月1日 映画『ナチョリブレ 覆面の神様』

2006-12-19 03:53:06 | 抱茎亭日乗メモ
 今日は因縁の人たちに次々会う日だった。
出社前、地下鉄の駅出口を上がったところで元内縁夫にばったり。
最近よく会うなあ。
今日はちゃんと化粧をしていたが、「こんにちは!」だけ。

 社食では元内縁夫の共通の友人Sさんと晩ご飯。
元内縁夫はSさんのところに来たのかと思ったら違った。
仕事・映画の後Sさんと遊ぶことになる。

 Sさんは飯田橋ギンレイホールで『ローズ・イン・タイドランド』を見るという。
私はファンタジー系は好きではないので、銀座テアトルシネマにて『ナチョ・リブレ 覆面の神様』を見る。

Sさんは「あ、あの汚い男が叫んでるやつでしょ。俺は汚いものは見たくない。美しいものが好きだから」と言う。
Sさんはケン・ローチも「似非社会派。嫌い」と言った。
私と全く好みが異なるが、辛口で面白い。

『ナチョ・リブレ 覆面の神様』は、仰る通りの汚い映画だが、そこが良かった。
人も汚いのだが、孤児院でナチョが作る料理がセメントみたいで、本当に吐き気がした。

話は見なくてもわかる。バカバカしくて笑った。特に歌いあげるシーンは爆笑。
メキシコの人間たちと空気が感じられる、楽しい映画だった。

 終了後、飯田橋に行き、ギンレイホールの前にあるスターバックス・コーヒーで時間潰し。

 出てきたSさんと、アルバイトで某出版社に就職が決まったT君と、飯田橋の居酒屋。
社内情報交換。T君は私が何者か全然わかっていないのだが、Sさんは「言わないで」という。
なんだかよくわからない関係を楽しんでいるというか、自らを正体不明な存在にしておきたいのかな?

 Sさんとは元内縁夫を通じて知り合ったから、もう15年にはなるだろうか。
これまでにも何度か会社を訪ねていたけれど、そこで私が働くことになるとは。

そして、社食の君は若者男性誌のアルバイトO君に違いない、という情報。ほほう。
今日一緒に飲んだT君も頭の悪くない窪塚という感じで、可愛かった。

因みに私はスキマスイッチを見ると、いつもSさんを思い出す。

驚いたのは、私は行かないのだが、社食の後の喫茶店のコーヒーも打合せ代として会社持ちなんだとか。
それはスゴイ。

 帰り、池袋駅近くで、ギネス君に遭遇。苦笑いの会釈のみで通過。
9月28日「やらせて」発言以来。
冬の恋人たちシーズンに向けて始動か。寒いのに大変だ。

 深夜、恋人から「週末はデートできないかも」と電話。
一番会いたい人には会えないのね。ううう。

11月30日 『なすび』

2006-12-14 05:27:24 | 抱茎亭日乗メモ
 目白のバー『なすび』恒例の望年会の案内を頂いたのだが、職場の忘年会と重なってしまった。
なので、挨拶に行く。

11月21日毎日新聞のコラム「今夜も赤ちょうちん」で『なすび』が紹介された。
その話も聞きたくて。

毎日新聞効果で新規のお客さんが数名来たらしい。
「五月蠅い爺客より静かな婆客の方がいいのですが来てくれないね」と、BBSで千秋さん。
可笑しい。

記事に名前が出ていた評論家の方も今夜来るとの話。
私の隣に座ったのは、学習院大学卒で、大工で社長で歌手のNさん。
『なすび』には学生時代から通っているそうだが、私は今日初めて会ったと思う。

千秋さんが「宮崎学って知ってる?」とクイズのようにNさんに聞く。
「知ってるよ」
「どんな人だ?」
「右翼でしょ」
ガクッ。

千秋さんが「正体不明で面白いでしょう」と言ったNさんは、すごい人だった。

二つ折りの名刺には法被姿のNさんと、Nさんの建てた立派なお寺?の写真。
そしてNさんのもう一つの顔、歌手匠甚五郎の歌『棟梁一代記』と『日本初大統領』の歌詞が印刷されている。
作詞:日本大統領……って誰だ?

Nさんは話し方も大変情熱的で、どんどん迫ってくるので反対側に傾いていく私。
たまに押し戻したりして。

名刺は10万枚作ったという。10万枚って……。
配り終わる前にデータが変ってしまいそう。
「そうそう!」と言いながら全く気にしてない様子のNさん。
他にもいろいろな話。

11月30日 スッピンこわい

2006-12-14 03:15:51 | 抱茎亭日乗メモ
 お昼に近い朝、部屋を出てから「あ、化粧忘れた」と気付く。
まあいいか。誰に会うわけでもなし。
近くのレストランで食事をして、すぐ部屋に戻るし。

優雅にブランチをして、さて帰ろうか、と思ったら恋人から電話。
「今どこ?」と彼。
「ご飯食べてるの」
「そう」
と簡単な会話をして電話を切る。

そして彼がこっちにやって来るのが見えた。
ゲッ! なんでいるの? やばい!
両手で顔を隠す私。何何? ここに座るの? 勘弁してくれー。

「どうしたの?」と彼。
「寝起きの顔なんで」と手で顔を覆ったまま、指の間から答える。
「そんなのいいじゃない」
「いや、ごめん」
「あっちで打ち合わせしてるからさ」
「はいー」

ああビックリした。早々に退散する。

店を出る時チラッと見たら、彼は一人で座っていた。
あああ、ごめんなさい! 酷いなあ、私。

11月1日に、職場付近で元内縁夫にばったり会った時、化粧の取れた顔だったことを後悔して、仕事に行くときは化粧必須と決めた。

しかし、ここでこの状態を今の最重要人物に見られた。
或いは見られることを恐れる様を見られた。不覚だ。

ナンパ師ギネス君は「(化粧してもしなくても)そんなに変らないよ」と言っていた。
恋人も都合のいいように解釈してくれることを心から祈る。
ああバカみたい! もう部屋を出るときは絶対化粧しよう。

彼に「せっかく来てくれたのにごめんなさい」とメール。
「愛してるよ」と返信。
本当に優しい人!

11月29日 映画『麦の穂をゆらす風』

2006-12-14 02:09:05 | 抱茎亭日乗メモ
 シネカノン有楽町にて映画『麦の穂をゆらす風』を見る。

この劇場は初めてで、ビックカメラの上にあるのだが、館内の案内版には「8階」と表記されている。
私は階段で8階に行き、チケットを買おうとカウンターの列に並んだ。
列が進んで私の番が来て、店員に、チケットは7階で販売している、と言われる。

不親切! 案内板に「受付・チケット売り場は7階」と書いておくべきではないか。
7階に行って、また列に並ぶ。

 映画は良かった。
これがアイルランドとイングランドの戦いの始まりかと思ったら、その時点から700年も遡るのか。

私が初めてロンドンに行った時、友達の恋人ナイジェル君はアイリッシュで、私はナイジェルの友達でアイリッシュのオリバー君の家に滞在させてもらった。
そして初めてニューヨークに行った時、オリバー君もニューヨークにいて、やはりそこに泊めてもらった。

彼らとは宗教や差別について他いろいろな話をしたが、歴史をほとんど知らなかった私。
今もだが。

映画が、ケン・ローチが教えてくれた。

ある友人は「ケン・ローチ? 似非社会派。嫌いだ」と言ったが、私は大好き。
真の社会派映画監督って誰? 「真の社会派映画」など見たくない。つまらなそうで。