The collection of MARIBAR 

マリバール 文集・ギャラリー

8月29日 映画『シッコ』

2007-08-31 23:59:43 | 抱茎亭日乗メモ
 マイケル・ムーアの新作映画。アメリカの医療保険制度を告発しているのだが、日本の制度も自信持てるものではなくて、これもアメリカ追随だとしたら恐ろしい世界。

たとえ一日でもアメリカにいたくない。

8月28日 二日酔い

2007-08-30 16:41:19 | 抱茎亭日乗メモ
 早朝目が覚める。二日酔い。深夜恋人に送ったメールも全く記憶無し。

だらだらとテレビを見たり、カーテン洗濯したり。
我が家は大通り沿いなので大変空気が悪く、カーテンの汚れも激しいが、かなりすっきり。

 夜、手帳の27日欄書き込みの意味が判明する。
およそ二日以上かかって思い出した。私、かなりやばい。

8月27日 『おまた』,痒い!

2007-08-30 08:24:26 | 抱茎亭日乗メモ
 『涵梅舫(かんめいほう)』帰りでお腹はいっぱいだが飲み足りないのでラストオーダー間際の『おまた』。
「天狗舞 五凛 純米大吟醸生(石川)」、「飛露喜 山廃純米吟醸(福島)」、「楯野川 清流 本醸造(山形)」、あともう一杯飲んだと思う。

『おまた』の地下は中華料理店で、そのお店の人が隣の席にいて、『涵梅舫』の話。
『涵梅舫』のシェフについて。

赤坂から池袋までの地下鉄の中で、腕が痒いと思ったら3箇所もダニに刺されていた。
時間が経つごとに痒みを感じる箇所が増え、赤く腫れていく。
右腕5箇所、左腕1箇所、右肩1箇所、右手甲1箇所。痒いよう。

これは『涵梅舫』でやられたのか、昼間、私の部屋で埃だらけのカーテンを外し洗濯する作業によるものか。
痛痒いのもつらいが、刺された跡の色素沈着がいつまでも残るんだよなあ。溜息。
ああ悲しい。

8月27日 謎のメモ,『涵梅舫(かんめいほう)』

2007-08-29 13:56:56 | 抱茎亭日乗メモ
 恋人から電話。私の手帳の今日の欄に全く意味不明の書き込みがある。
「今日って約束してないよね?」
「してないよ」
「なんだろう、この書き込みは。酔っ払って書いたような字でもないんだけど。やばいね」
「やばいな」

 ジェイソン君間もなく帰国で、ディナー。
大好きだったがなかなか余裕もチャンスもなく来られなかった『涵梅舫』に行ってみる。
5年以上ぶり。美味しさは変っていないだろうか。

最初は「土曜日に六本木のギャラリーに行ってラージマハールで??????」などとジェイソン君は言っていたのだが、私は「土曜日は予定がある、抽象画は興味ない、前にも言ったけようにラージマハールは嬉しくないです」ときっぱり。

「では、月、水、木曜日のうち2日、どこでも好きなところへ」とジェイソン君が言うので最後の晩餐は『太古八』に決める。
もう一日なら『涵梅舫』か新国立美術館のフレンチ『ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ』を考えていたのだが、ジェイソン君が赤坂の中華がいいと言うので『涵梅舫』となる。

メニューを見た途端「このところいっぱい食べているので、コースは食べられない」とジェイソン君。
ふーん、まあ送別会続きなんであろう。
土曜日は『天狗』、日曜日は『ラージパレス』に行ったそうだ。

「真理さん『ラージパレス』は好きじゃないって言ったっけ?」と不思議顔のジェイソン君。
「メールに書いたじゃない。『ラージパレス』は美味しいけれど、何十回も行ってる。他にも美味しいレストランを知っているからって」

前菜4種盛りと、鮑醤油煮と、帆立貝四川風辛味炒め。美味しい。
他にもいろいろ食べたいものはあったのだが「もういいです」と少食ジェイソン君。

「『涵梅舫』のシェフもすごいけど、『太古八』もものすごい人がお忍びで来ちゃう店なんだよ」と言ったら「高いんじゃないの?」とジェイソン君が言い始める。
2週間で幾ら使ったとか、東京は何処も高いとか、失業するんだから節約したいとかとかとかとか。

この野郎!「どこでも好きなところへ」と言ったのはてめえだ。
条件があるなら全て言えと言っただろうが!

『太古八』の羽賀さんは作務衣を着ているから、作務衣がどんなものかわかるよ、と言ったらジェイソン君も作務衣を着なきゃいけないと勘違いしてるし。

内心ぶち切れながらも、私がどうして『太古八』に行きたいか、どんな素敵な店かを一生懸命説明する。

「ディナーに500ドルも使いたくない」
「そんなにしないよ!」
「だってロイヤルファミリーが来る店なんでしょう」
「そうだけど、私のよく知ってる店で『太古八』のご主人は友達なの」
「僕は君のようにリッチじゃない」
「私のどこがリッチなんだよ! 私はあなたよりずーっと貧乏だよ」
そんな話をしていてもしょうがないので
「幾らまでならいいのよ?」と聞いてみる。
「そんなの言えません」
さっきは今日の持ち合わせは幾らって、自分から言ったじゃん。
「じゃあ、払える額を超えた分を私がご馳走するよ」

ジェイソン君は「ただ、二人で座って、ご飯を食べて、話がしたい。他の人に会いたくない、真理さんと会いたいんだ」
「マクドナルドかスターバックスで?」
「僕はそんな安っぽい人間か? マクドナルドなんて何年も行ったことがないよ」
と今度はジェイソン君が切れる。

この間友人に正直な私の気持ちを言ったら「それはジェイソン君に失礼だよ」と言われたので言わなかったけれど、本音を言えば、ただどこでもいいから座って話をするだけで満足なのは恋人同士とか、ものすごく面白い人とか好きな人の場合だ。

ジェイソン君が「あれだめこれだめ」言うのと同じように私は「あれしたいこれしたい」人なのだ。

ジェイソン君が帰国することを知って、今まで何の関心もないかに見えた職場の女性が3、4人「一緒に時間を過ごしたい」とアプローチがあったとか。
その人たちと座って話をすれば? と思うが。
「アメリカにお持ち帰りすればいい」と言ってみる。
ジェイソン君は職場の人とデートしたことはないらしい。勿体ない!

電車で隣の席に誰も座らない、金髪碧眼だからだ、差別だと言うけれど、小説家になりたい、とか言ってそんなに壁作って、好奇心なくて、節約して、自分を守るのに精一杯で大丈夫かね?
人を楽しませる面白い文章が書けるのだろうか?

「チャールズ・ブコウスキーって知ってる?」
「知らない」
是非『酔いどれ詩人になるまえに』を見て頂きたい。
ケータイのちっちゃい画面で予告編を見せる。

でも私は知っている。「面白そう、見るよ」と言いながら多分見ない、この人は。

8月26日 チュー目?

2007-08-29 01:36:49 | 抱茎亭日乗メモ
 二日酔いだけどデート。
二人仲良しな現場に突然第三者が。ドキッ。離れる彼。私は楽しくなって笑った。
平静を装う目撃者。

「見られたかな?」と私。
「見られたよ!」と笑う彼。

「路チュー」ではない、これは「チュー目」された?

8月25日 デート,会員の会,納涼屋形船の集い,新宿ゴールデン街『○羅冶』

2007-08-29 01:01:51 | 抱茎亭日乗メモ
 ランチデート。
昨日見たイタリア恋愛映画より、私達の方がラブラブだね、なんて話。

 所属会社の「会員の会」。移転した新事務所にて。
新しい事務所はきれいで快適そうだった。

会員で運営されている共済制度の話。
私はいつからか会員で有資格者だと思われるが共済には未加入。
なので質問バンバン。
でも入ったほうがいいのか、それほどメリットはないのか、よくわからなかった。

 それはさておき、屋形船。会社の前からバスで浦安の船宿『岩田屋』へ。
東京湾クルーズは何度も経験したけど屋形船は初めてだ。
女性は浴衣で参加の人が沢山いた。

バス内でタバコを吸う人がいて閉口。
途中で誰かが「タバコは控えて下さい!」と言ってくれて、「ありがとうございます!」と拍手。
それでも暫くするとタバコの臭いがして、参った。

『岩田屋』で少し待って乗船。飲み放題で、天ぷら、刺身がいっぱい。

ディズニーランドの花火が見えるのかと思ったが、最近花火はやっていないらしい。

カラオケは衣装も用意されていて、役員も含めマツケンになったり、メイドになったり、皆さん楽しそう。

私はトーク。いろいろな人と話せて楽しかった。

 帰りは新宿駅で降りて、4人でゴールデン街『○羅冶(わらじ)』へ。
芋焼酎を沢山飲んで、酔っ払った。
会社の話、ジョルジュ・ブラッサンスの話(全く覚えていないが箸袋にメモあり)、東京国立近代美術館フィルムセンター(NFC)の話。

屋形船ではお尻を出して歌っていたらしいKさんが、NFCのパンフレットをくれた。
若いのに古い映画をいっぱい知ってるのね、と思ったら私より幾つも年上で、驚いた。

8月24日 映画『イタリア的、恋愛マニュアル』

2007-08-28 22:35:35 | 抱茎亭日乗メモ
 昨日、一昨日と早く終わって欲しいと願う日は仕事が遅くなり、何の予定もない日は早く終わる。
これは、先週も時間はあったが見なかった『イタリア的、恋愛マニュアル』を、見ろってことか?

見た。やはりべつに見なくても良かった、という印象。

女性はきれいだったり、婦人警官が綾戸智絵のようで面白かったりするのだが、男達が魅力的でない。
ギャグがつまらない。恋愛のパターンはいろいろだが、話が温い。
映画にするならこれぞイタリアの大恋愛! なものを見せて欲しかった。

8月23日 『なすび』

2007-08-27 04:00:16 | 抱茎亭日乗メモ
 一応ヨガウェアは持参したものの仕事終了が21:30で冴島奈緒ヨガクラスは欠席。

 では、昨日コンサートに行けなかった『なすび』にお詫びがてら顔を出すか。

私と同じように昨日のコンサートには行かなかった人達が4人カウンターに並ぶ。

その中の一人、Kさんに「今、何してるの?」と聞かれ、お話。
「私は今すごく幸せなんです。何者かになるんだ! みたいな野心はないんですよねえ。それでいいのかな、とは思いつつ。彼が望むなら何でもしますけど」

私が「私は結婚願望がないので、最後はのたれ死ねばいいと思ってます」と言ったら、ずっと独身のKさんは「そんなの迷惑だ」と言う。
でもKさんのように「最期を看取ってくれる人が欲しい」とか「面倒見て欲しい」とか言う方が迷惑な気がするが。

「えー、じゃあのたれ死んでる人を見て『迷惑なヤツだ』と思うんですか?」と私。
「思う」とKさん。
「自分はのたれ死ぬことはないと思ってるの?」
「思ってる」
「ははは! すっごいゴーマン! ここで地震が来て死んじゃうかもしれないし、帰りに車に轢かれて死ぬかもしれないじゃないですか」
「世の中の大半はKさんみたいに思ってるよ」と千秋さん。

身内の迷惑の方がよっぽど迷惑なのに「人様世間様に迷惑かけんじゃないよ」の教えに洗脳されているのだなあ。
これぞ「美しい国」ニッポンの気質か?

8月22日 映画『酔いどれ詩人になるまえに』,『MILLIBAR』

2007-08-27 03:02:27 | 抱茎亭日乗メモ
 今日は19時から毎年恒例『なすび』夏のコンサートだが、仕事が終わったのが20:16で間に合わず。

ならばチャールズ・ブコウスキーの自伝的映画『酔いどれ詩人になるまえに』を見に行こう。
私が働いている健康フィットネス雑誌の、映画レビューページを作業しつつ、絶対面白そう、と思った。

自称作家で書く事だけは絶対に止めない、飲んだくれのダメダメ男の話。
……いや、かっこいいじゃん。放つ鋭い言葉とスマートではない優しさにグッと来る。
全然ダメではない。大変「いい男」の映画だった。

 『MILLIBAR』は静かだった。清野さんに見て来た映画の話。
『MILLIBAR』のお客さんで、ブコウスキーに憧れていた男の人が死んだ話を聞いて、私も会ったことがあったので、驚いた。

その人は『MILLIBAR』の開店何周年かのパーティーでDJをして、清野さんを讃えて何度も何度も「お店のマスター!」と叫んでいたのが印象に残っている。

詩人でもあった彼の、雑誌の追悼特集を見せてもらう。
映画みたいなその日暮らしで、かなりメチャクチャな飲み方をしていたようだが、お酒で亡くなったのではなく大病を患っていたらしい。

ジェイソン君の話などしてたら、映画屋Iさん登場。終電タイムリミットで挨拶のみ。

8月21日 久々200超

2007-08-26 23:45:56 | 抱茎亭日乗メモ
 久し振りにブログのアクセス急増。藤原竜也効果か?
547pv、210ip。200ip越えは6月6日以来。

6月はかなり更新を頑張ったので、実は7月に1ヶ月毎日更新に挑んでみたのだが、全然無理だった。
遅刻癖が治らないのと一緒で、毎日決まった時間に何かをすることは私には出来ないし、毎日絶対に欠かさない行動と言えば食べることぐらい。
一日中裸でいたこともないような気がするが、その程度で、毎日ブログ更新なんて、まるで無理な話であった。

なるべくこまめに更新しようとは思っているけど。

8月20日 三州屋

2007-08-25 12:25:05 | 抱茎亭日乗メモ
 二週間の夏休みを満喫して今日からお仕事再開。暇暇。17時半で早仕舞。

 近くで働いている友人から「お茶でも」とのお誘い。
私は腹ペコだったので、居酒屋『三州屋』へ。

近況報告と仕事の情報交換。ジェイソン君の話、恋話、友達のトラブル話。

8月19日 Blen blen blen@Pilequinho,『namikotei』

2007-08-25 04:51:16 | 抱茎亭日乗メモ
 豊田君のライブが終わったのが17時半過ぎ。17:53渋谷発のJRで逗子へ。
良かった、ジェイソン君がいてくれて。

豊田君のライブで、戸川昌子さんが登場し『行かないで』など何曲か歌った。
会場の男性達に順番に「出て行くよ」と言わせたり、彼らの頬を撫でて「最近の男はみんな髭を剃ってツルツルだね!」と言ったり。
ジェイソン君も触られて「やっぱりツルツルだ。男だか女だかわかんないよ。セクシーじゃあないね!」と言われているのだが「全然わかりません」。

電車の中で、戸川昌子の言葉を説明する。
「ああ、だから僕はガールフレンドができないんだ」とジェイソン君。
「違うよ。私は理由を知ってる。8時半に寝るからよ。それじゃ赤ちゃんだよ」と私。
「そうだね」
「部下のアオモリさんがあなたを『子供っぽい』って言ったのもわかる。8時半に寝るからよ」
悲しそうな顔をするジェイソン君。
「冗談よ」
「わかってる。仕事を辞めたらライフスタイルを変える」
ふーん。でも強制された訳じゃなく好きで続けてきたんだから変わらないんじゃあ。
ま、私はどっちでもいいけど。

 19時過ぎ、漸く『Blen blen blen』の開店1.6周年ビーチパーティー会場である逗子海水浴場のブラジル風海の家『Pilequinho』に到着。
店内は踊る人でいっぱい、店の外にも人が溢れ、盛り上がっていた。
豪君ら知っている人たちに挨拶。

チェアを海に向けて座り、ビールを飲む。夏の海は久し振り。
ああ気持ちいい。楽しい。
ジェイソン君も喜んでいた。
「こんなに近くに海があるなんて、知らなかった。真理さんは何で毎週末に来ないの?」
「いや、今は夜だからこんなのんびりしていい感じだけど、昼間は混んで大変。海もそれほどきれいではないと思う」
なんて話。

ジェイソン君はブラジル料理を食べたことがないと言う。
二人とも腹ペコだったが、殆どの料理が売り切れで、チーズとかソーセージのメニューのみで私は食べられず。

隣の海の家も料理は終り。その隣は? と聞いていく。
カレーとかなら、ということで、野菜カレーとカイピリーニャを、ジェイソン君がご馳走してくれた。
カレーの野菜(たまねぎ?)は火が通ってなくて堅かったけど、海の家のカレーとしては、ま、こんなものだろう。
大変カジュアルながら印象深い、お誕生日ディナーをありがとう。

この海の家『namikotei』の音楽も心地いい。
ジェイソン君は英語の出来るスタッフと音楽のことなど話していた。

「来てくれてありがとう」とジェイソン君に言ったら
「サンキュー・フォー・ユア・ペイシェント」と何度も言われる。

7月28日、約束をすっぽかし、私を激怒させたジェイソン君は「次回会った時に説明したい」と言ってたが、何の説明もないまま。
でも、私は今日でチャラにする。

ますます盛り上がる『Pilequinho』に戻り、他のグループの花火を見ながらビール。

21時になって、ジェイソンちゃんは「おねむ」なので帰る。
帰りの挨拶でも「20時半に寝たいのに来てくれてありがとう」と豪君に言われるジェイソン君。
帰りのJRではあくび連発。お疲れ様でした。

ああ、楽しかった!

ところでペイシェントって我慢、辛抱、忍耐? そんなものは大嫌いなんだけど。
我慢と後悔をしないで、喜怒哀楽激しく生きる、が私のモットーだ。

8月19日 豊田誠治バースデイライブ

2007-08-24 11:28:16 | 抱茎亭日乗メモ
 元歌舞伎役者で今は俳優、シャンソンシンガーの友人豊田誠治君のバースデイライブ。
会場は戸川昌子のシャンソニエ『青い部屋』。
ほぼオンタイムで渋谷。ジェイソン君とにこやかに話しながら歩く。

ジェイソン君はシャンソンを聞いたことが無いと言う。
アメリカ人はシャンソンを知らないのか?
後で聞いたらエディット・ピアフの名前と『おおシャンゼリゼ』のメロディは知っていたが、それがシャンソンということは知らなかったらしい。

昨年は一回公演でものすごい混みようだったが、今年は2ステージでゆったり聴けた。

アーティストの木村タカヒロさんも来ていて同じテーブルに座る。
ジェイソン君を紹介する。
ジェイソン君には木村さんの話をしていたので、会えて良かった。

豊田君の歌は華やかで重い。気持ちたっぷりな感じ。
一部の最後は『愛の讃歌』の歌詞朗読で、情念に溢れ、私は泣いてしまった。
木村さんに「自分に当てはめて泣いたんでしょう!」と言われる。
ハイ、越路吹雪の歌った歌詞しか知らなかった私は、原訳の言葉の激しさに揺さぶられた。
(豊田君が読んだのはこれかな? こちらは美輪明宏訳

豊田君や彼の師匠の戸川昌子さんにも会場で唯一人の外国人としていじられるジェイソン君。
全く意味を理解していないご本人。
ジェイソン君はフランス語はわかるから「フランス語で」と言えば良かったか?

休憩時間、ジェイソン君に『Blen blen blen』パーティーのフライヤーを見せる。
「あなたが来ないのはわかってるけど私はどうしようか考え中」と言い、木村さんに「行きませんか?」と言ってみたり。

今朝の経緯を木村さんに話しつつ、ジェイソン君を責める私。
「ディナーご馳走します。でも20時には帰って20:30に寝たいってどういうことよ? そんな店はIZAKAYAだけだよ!」
苦笑しつつ「『居酒屋』って日本語わかるの?」と木村さん。

木村さんの新しいオフィスが『Blen blen blen』のすぐ近くであることも判明。

ジェイソン君はフライヤーを見て「ご飯は食べられる?」とか「20:30で終わりなの?」などと聞き「なら行きたい」。
「へ!? あんた20:00に家に帰りたいんでしょう?」
「いや、それはどーたらこーたら」
「往復2時間よ。いいの?」
「ハイ、大丈夫です」
てめえ! ふざけやがって! 両頬を拳でグリグリしてやる。
「本当に行きたいの?」
「ハイ、行きたいです」
「ワーイ! ジェイソンさん大好き!」
と言って抱き付く。

一部はきれいな薄ピンクと黒のシマチョゴリ、二部はフランスマダム風のドレスの豊田君。
歌も良かった。福谷誠治の名前で9月は3本のお芝居に出演するらしい。
挑戦するオカマちゃんは美しく、強い。

ジェイソン君も目を輝かせて「面白かったです」。
ほーら。私についてくれば、間違いはないんだよ!

8月19日 全ての条件を言え!

2007-08-24 10:37:32 | 抱茎亭日乗メモ
 朝8時過ぎにジェイソン君からメール。以下やり取りは英語。

「勘違いしてました。ライブの後一緒にご飯を食べる予定? それとも他のディナーの予定がある?」

嫌な予感。
ジェイソン君のディナーお誘いメールで週末の予定を聞かれたので
「豊田君のライブがあるけど、一緒に行く?」
と返信して、今日会うことになった。
ジェイソン君はディナーはなしで、ライブに行くつもりでいたのか?

では、ダメモトで『Blen blen blen』のパーティーに誘ってみるか。
ビーチパーティーとか言うとまた拒否反応しそうだから「鎌倉のレストラン」と言ってみよう。
嘘ではない。

「ライブは15:00-17:30。その後ご飯に一緒に行けます。
鎌倉のレストランに行きたいです。渋谷から1時間かかります。
それとも他にディナー案がありますか?」

「全部出来る時間があればいいけど、鎌倉は遅くなり過ぎます。
水曜日の引越屋の準備をしないと。
私は今まで一緒に行った場所以外のいいレストランを知りません。
あなたが決めたことを教えて下さい。鎌倉に他の人と行きたいなら、理解します」

決めたことを教えろ?
あんたが誘ったんじゃねーか。私の誕生日ディナーじゃねーか。
あれダメこれダメ言いやがって、と怒りモードになってくる。

「私はあなたにお祝いしてもらいたいです。
今日鎌倉のレストランではイベントがあります。今日行きたいです。
そこでは豪君ら知人に会えますが、1時間の一人旅はしたくないです。
誕生日のディナーとしては寂し過ぎる。渋谷から何分ならOKなんですか?
他にも条件があるなら教えて下さい」

そして近場のレストランの候補を2、3考える。

そろそろ出掛ける準備をしなくちゃ、という時間になってジェイソン君からメール。

「わかりました。残念ながら今週は時間がありません。今夜は8:00には家にいないと。
もしそれがあなたにとって良くないなら、来週会いましょうか。
そしたらもっと時間があるし、誕生日のお祝いも出来ます」

全然わかってない。豊田君のライブは予約した。キャンセルなど失礼千万。
だいたい8時に帰らなくちゃいけない日にディナーに誘うか?

「そうですか。あなたが『土曜か日曜』と言いました。
いつにしても、20時に家にいなくちゃいけないのはディナーには早過ぎます。
今日のライブの後家に帰りたいなら、それでOKです」

私のぶち切れメールに、ジェイソン君も切れる。

「あなたと私は全く違うスケジュールで生きています。
私はいつも5:30に夕飯を食べ、8:30に寝ています。
いいでしょう。私はショウの後、帰る必要があります。
最大(? Maxbe)来週末ディナーに行けます」

そんな時間に寝るのかよ。幼児かッ!バシッ!
まともなレストランで5:30からディナーはやってないよ! ファミレスかッ!バシッ!
私とスケジュールが違うんじゃなくて、東京とずれてるよ! 大人社会とずれてるよ!
ゴールデン街に行きたい、なんて8:30に寝る人には無理!
というメールを怒りに任せて送るところだったが、会って言ってやる。

怒りに震えながらシャワー&化粧。

8月18日 『Blen blen blen』

2007-08-22 05:02:41 | 抱茎亭日乗メモ
 昨年の誕生日も最後は『Blen blen blen』だった。
渋谷駅から店に電話をかけたら通じない。お盆休みは終わったはず。
豪君のケータイにかけたら「暑さで電話が壊れた」。そんなことがあるのかね?
「えー!? お店そんなに暑いの? クーラー壊れたの?」
「大丈夫、今は涼しいですよ!」
確かに今日は、昨日までの35℃を越えるような酷暑は和らいでいるが。

本当かよ? と思いつつ扉を開けたら豪君が団扇を3枚ぐらい持って立ち、両腕をブンブン回して「ああ涼しい!」
店のドアと窓を開けて天井の扇風機を回した方が、クーラーより涼しい、と豪君は言うのだが、ものすごい熱気だった。
お誕生日仕様のドレスが汗だく、メイクがドロドロ……。まあいいか、最後だし。

カウンターの両脇にいた男性客2人と豪君とCちゃんが、ポルトガル語で「ハッピーバースデイ」を歌ってくれた。
オブリガーダ! ああ嬉しい。

明日は『Blen blen blen』の開店1.6周年だそうで、逗子でビーチパーティーをやるらしい。
楽しそうだが、私は昨年も行った豊田誠治君のバースデイライブに行かねばならない。
ライブ後逗子に行っても、着く頃にはパーティーは終盤だろうし。
でも話を聞くほど、面白そう。

ライブはジェイソン君と行くことになっているのだが、彼は逗子には行きたがらないだろう。
などと話して、ジェイソン君との喧嘩話と不平タラタラ。
でも明日はジェイソン君が誕生日ディナーをご馳走してくれるというし、気分良く会いたいと思っている。

いやー、今年も良い誕生日だった。生きてて良かった。