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7月16日 映画『ナビゲーター ある鉄道員の物語』,『マイ・ネーム・イズ・ジョー』

2007-07-18 01:55:47 | 抱茎亭日乗メモ
 *ネタバレあり。

 ユーロスペースでやっている特集「ケン・ローチの映画 1969-2006」で『ナビゲーター ある鉄道員の物語』を見る。

こうして働く人達の士気は低下し、モラルは崩壊していくのだ。
日本の国鉄民営化の時も同じような事があったのだろうなあ、と思いながら、最近のJRの事故やその対応など思い出しつつ見る。
国鉄民営化はもう随分前のことだけど、影響は深く長く続く。

郵政民営化にだって、社保庁改革にだって、あるんだろう。
社保庁も「労働組合が悪い、組合員が悪い」って自民党は言ってるようだし。
国労いじめと同じようなことをして、訴訟になって……。

 『マイ・ネーム・イズ・ジョー』は、いつジョーが断酒を破ってしまうのか、ドキドキしながら見た。

しかしジョー、37歳には見えない。そんなことはどうでもいいか。

ジョーのガールフレンドはよくわからなかった。
問題を抱えた男との関係に戸惑うのは当然だけど、指輪を受け取らないのもわかるけど、帰らなくったっていいじゃん。
そんな女だから、再び酒を飲んだ上に甥を死なせる男のもとへは絶対戻らないんだろうな、と思った。
甥の葬式でも、女はジョーに言葉もかけず、帰ってしまう。

……のではなかった。女は足を止めてジョーを待ち、二人は並んで歩いていく。終り。

ああ、やっぱりケン・ローチはいい。
普通の人達には、はねのけることのできない、どうしようもなく重い現実。
それでも人は生きていく。

2本ともいい映画だった。

 それはいいのだが、1本目では後ろの席の人が頻繁にシートを蹴る。
私は蹴られる度に振り返ったり、腰を浮かせたりして「蹴らないでよ!」とアピールするのだがまるで効果なし。
映画が終わって、蹴っていた白い帽子のあんちゃんを睨みつけたら睨み返された。クソォ!

2本目は後ろの人がいない席に座った。
上映開始後隣に異臭とまではいかないものの、チョイ臭オヤジが座ってきて、またまたついてない。
と思ったら前の席の男が「ブー」「ブーブー」。
始めはケータイがブルブルしてるのか? と思った。

どうやらオナラ! らしいということがわかった。上映中5回以上はしていた。
しかし、オナラの臭いはしなかった。不思議だ。何を食べたんだよ?
どうしてそんなに大きなオナラが何回も出るんだ? 病気なのか?

もう! 映画は良かったのに、散々だ。

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