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マリバール 文集・ギャラリー

【母問題】求ム、弁護士

2015-08-02 21:31:56 | 母問題
私が大変お世話になっている、母を知る人に相談メール。この方もかつて母に長文FAXを送り付けられて困惑したことがあるのだが、いつも「お母さんは元気?」と気にかけてくれる。

「多分母は都会に移住する手伝いを私にやらせようとしているのだと思います。
私が断って、母が不動産やと話を進めて上手くいくとは思えません。リフォームやや塗装やのカモになった過去もあるし。
不動産やは母の古い友人で私は知らない人です。

某さんならどうしますか。
不動産やには母は病気(躁鬱病)だから貴方にも迷惑がかかる、契約などするなと言った方がいいですかね?
勝手にして下さい、と私は首を突っ込まない方が良いか?
母の言う通りにするか。
いずれにせよトラブルは必至ですね。

私は毎日生活するのが精一杯、今月の支払い、部屋の更新料と保険料どうしよう?? が目下の課題です。

生きるのって、本当めんど臭いですね。心中しましょうか。って、冗談ですよー! 笑」

すぐに返信をくれて、一般的な遺産相続のケースとして、不動産屋より弁護士の方がよかろう、とアドバイスを頂く。

そうよね!83歳不動産屋より、親切丁寧なイケメン弁護士にお願いしよう!母も喜ぶであろう。わはははは。

友人と、母の私への執着を解放するには、ペットか「しもべの様な男」が必要なのでは、と話していた。
しかし母は動物嫌い。私も子供の頃は猫やオウムを飼いたいと言ったこともあるのだが、母に反対され、いつの間にか母と同じく、動物が大の苦手になってしまった。

母はリフォーム屋や塗装屋や電器屋に騙されまくってるから、また男に騙されスッカラカンにされたら困る。
たいした財産があるわけでもなし、ガツガツしてない良心的な弁護士がいればいいけど、母のマシンガントークに付き合わなきゃいけないし、大変なクライアントだわね。友人弁護士には頼み難いかなあ。

誰か、やりたい!やってもいいという人がいるかしら。

【母問題】不動産屋登場?

2015-08-02 20:23:26 | 母問題
母の手紙に返事を書いて、出す前に次の手紙が来た。
また切手シートが同封されてた。「切手は送らないで」と前に書いたの、覚えてないのか。
今回は52円だから良かろうと? 前に送ってもらった切手がまだいっぱいあるのに。

前回より手紙の字がしっかりしている。あ、前回は横書き、今回は縦書きだからか。以下母の手紙。

猛暑が続いて少々疲れぎみです 
でもいろいろ伝えたい事がありますので筆をとりました。

第一は私が都会に出るに当ってどうしても貴女の考え、これからの生き方について桜井家を如何にすべきか方針を立てなければなりません

貴女は母と一生口を切きたくないのでしょうか(が?) これは一人切り母娘ですから避ける事はできないのです。
そこで第三者Hさんに相談したところ 先づ貴女とHさんと一対一で桜井家の将来、これから向かうべき道を話し合い その上でこの家をどうするかに○(読めない)検討する事に致しました。

ついてはHさんの名刺を同封しますので貴女が直接TelしてHさんとお話し下さい。
Hさんは私の友人で最も信頼のおける方です。年齢は83才ですが長い間この仕事に携わって全国的に仕事を熟(?)すてている方です。
是非この際面談して貴女の意見を伺いたいとの事ですのでよろしくお願い致します。

手許にあった切手シールをどうぞ。 (母の名前)

H27.7.26

真理様

追伸
・鶴木先生の訃報メールを読み取りできなかったので、ショックでした。
・なすびの件は〒の宅配で21日の夕方には必ずつくとの事でしたので残念です。すべて会話を拒否しているあかしです。


同封されてたのは《H不動産》Hさんの名刺であった。私が椎名町から池袋に引っ越す時に母の紹介で幾つか物件の図面をもらったことがあるかもしれない。でも全く知らない人。
それが新たな伝言係かよ。

知人を伝言係にするなという私の手紙が着く前に、母に伝言係指名された83才。お気の毒である。
母のマシンガントークに参っているのではないだろうか。或いはいいカモが来たと喜んでるのだろうか。

さて、どうしよう。

今回の【母問題】シリーズブログの感想とか意見はもらったことがなかったので、職場の社食仲間の女性たちに話をしてみた。「お母さん元気だね」と言われて笑って終わった。

後でブログを読んでくれた人は、「話を聞いていたけど、読んでも結構強烈でしたよ」。

facebookにいる親戚は心配してメッセージをくれた。とてーも優しい。

おばさん不安定ですね。
自分が否定されたと思うと過剰スイッチが入ってしまうのかも知れませんね。 下手におだててもダメでしょうし難しいところですね。おじさん(母の夫、私の父)だったらうまくなだめる術を持っていたかも知れません。


私の返信。
「メッセージありがとうございます!
母のこと心配して頂き恐縮です。
父親がなだめるのがうまかったかはよくわからないです。夫婦喧嘩は派手にやってた印象だけど、母が騒いでただけなのかなー?
父親も酒癖悪かった。酔って絡まれて、大嫌いでした。
でも、フェミニストだった。母を尊重してたね。それは認めます。」

私の手紙が母に届いたら、私が話し合いを拒否しているわけではないことは伝わるであろう。
伝言係はいらないということも。

これまでもそうやって、「この人と話せ」と言われて母のことやその人のことでやり取りをして、母とその人の関係が悪くなると私のせいにされるということが何度もあった。知らない不動産屋なんかと話さないよ!
どちらかというと、私には、母の方が私と直接向き合うのを拒んでいるように見えるのだが。常に人を入れたがる。味方、加勢してくれる人を求めているのは母だ。

母が都会に出るなら、私は新座に帰ろうかなあ。マリバールオフィスと交換してもいいか。家賃なしで。
いやでも関わらない方がいいな。この程度の手紙のやり取りでもメンドクサイのに、契約やら引っ越しやらその後のいろいろ、母にぶん回されるのは全力で抵抗しなければ。

「私ならこうする」という皆さんの意見を聞きたいけど、メンドクサイですよね。むむ~。

【母問題】母への手紙

2015-08-01 12:13:45 | 母問題
S先生の長い手紙に返事を書いたら、報告というか愚痴というか母を悪く言うばかりになってしまって、大変申し訳ない。

昔は母とS先生と3人でご飯を食べたり、お芝居を見に行ったり、楽しいこともあったのになあ。
今思えばあの頃の母も双極性障害の軽躁状態だったと思われるけど。

母への手紙。

「2015年7月28日

(母)様

手紙と商品券と絵はがきは22日夜受け取りました。ありがとうございました。

某の女将さんから「電話して」との伝言は聞いていました。7月14日という日付は何のことだか解りません。

私の大切な人たち、女将さんだけではなく、千秋さんやIさんやS先生や新座市議さんや親戚やMさんやその周りの人たち、その他一切の知り合いを伝言係にしないで下さい。親子喧嘩に巻き込まないで下さい。利用しないで下さい。


何度も言っているのに、一向に改めてもらえませんので、何度も言い、伝言には一切応じない、という方法で解って頂くしかありません。
本当に止めて欲しいです。お願いです。

話し合いをしたいというメールに「メールか手紙で」と当日返信しています。読んでないのですか。過去のメールももう一度目を通して下さい。

商品券はマリバールなすびが終わってしまってから届いたので、お母さんのご意向に添えませんでした。
申し訳ないですが、事前に届いていてもブランデーは買いませんでした。売り上げが減ってしまうし、ブランデーをお好きなお客様は限られますから。
お客様にお配りすることも出来ないし、生活が苦しいので、商品券は換金させて頂きます。お心遣いありがとうございました。

前に切手を頂いたときも今はほとんどメールだから送らないで、と言ったのですが、絵葉書も同様です。処分するのも手間や費用がかりますので、贈り物は要不要を聞いて頂けると大変有り難いです。私だけでなく、他の方にもそうして下さいね。

では、話し合いの内容、お待ちしております。新座を閉じるとは売るんですか?
であれば私の部屋の私のものをどうするか決めないといけないですね。
近く新座に行って考えます。

よろしくお願いいたします。

お身体気をつけて。

桜井真理

(母からもらった絵葉書に書いた)追伸

マリバールなすび終了の理由は、千秋さんが、マリバールなすびの前日の火曜日の営業後、翌日のマリバールなすびのために片づけ、掃除するのが面倒臭いから、です。私はそう言われました。 」


そしてこの手紙を投函した日に、母の次の手紙が届いた。マシンガントークならぬマシンガンレター。






【母問題】公開のわけ

2015-07-30 01:17:35 | 母問題
母の「新座を閉じて都会に住む宣言」手紙に返事を書かなきゃ、と思っていたら、S先生からも長い手紙が届いた。
こちらもお返事しなくては。なんか、いろんな人と文通したり交換日記している少女の気分だわ!

S先生の手紙。

(略)さすが某の女将さんは、あなた方母娘をよくご存じの上、多くの方々と接しておられ、人生経験も豊富、お母さんも信頼していらっしゃるご様子、きっとあなた方のお力になられることでしょうと思いました。

お母さんも、あなたのことを誇らしく自慢の娘とお思いですが、とかく親は欲張り、ご自分の思い通りに、が強いのか?
そんなことを考えている折、お母さんから電話をいただきました。過日お母さんから電話をいただいた折カウンセリングのことをお話しましたところ、お母さんの逆鱗にふれてしまい、これまでかと思いましたが、今日はそんなことはなくお元気でした。

私は勿論あなたの手紙の内容については(話題にすることはありますが)話しませんが、ゼミの先生の訃報はご存知なかったようで、驚いておられました。
(略)

事務員として長くつとめましたので、お母さんともご縁ができました。
年甲斐のないことばかりですが、少し時をおいて……又、その時になったら、少し別の考えも……。(略)


あーあー、S先生は、母より年上なのに。ものすごーく優しい、穏やかな方なのに。S先生にも激昂したのか。重症だな。
カウンセリング、受けた方がいいのかなあ。薬漬けにされない精神クリニックなど、調べてみた。

その夜、酒場で母の話になり、「(その方の)母を可愛いと思う」と言う女性が、私の母に会いたい、連れて来て、お話のお相手するわ!と何度も言う。
「嫌です。大変なことになりますよ。私は全く面白くないです」と言っているのに「81歳でしょ。会うべき」。
「絶対に嫌です」と言ったら、とても不満そうな顔をしていた。
世間の「親を大事に」圧力に抵抗するのは、なかなかメンドクサイ。

しかし、実は私の方にも母に会わなければならない事情があるのだ。どっかり気が重い。

母ネタはほとんどの人にはうんざりだと思われるが、一部の人には面白がられ、私自身も自分だけで抱えていると精神的に参るのでブログに書くことにした。
私の母に会いたいとか、私に「会うべきだ」と言う人に「ブログ読んでからにして」と言えるし。
「捨てられた!」と騒ぐ母も喜ぶであろう。騒ぎがいがあっていいやね。
母のファン(いるのか?)も嬉しかろう。

そう言えば昨年、狂言自殺したり私をなすびに呼びつけたりした母を「100%味方する」と言った男性に、「(母に)会ってみろよ」とツイッターでつぶやいたら、「友人関係を控える」と言って去っていったなあ。

母のことを書いてると、性格ものすごーく悪い人だと思われるだろうなあ、と思うが、嫌われる勇気。
これも愛。

【母問題】市議への提案

2015-07-30 00:49:55 | 母問題
2011年ぐらいに、お友達のジャーナリスト寺澤有さんのインターネット番組に出演していた新座市議会議員と知り合った。
市議は元中学教師で、私は教わったことはないが、私の母校でも教えていた。「金八先生」を地でいく、超面白くて熱い人だ。
何事も子供のたちのため、見えにくい市政をチェックする市民派議員で、地元の信頼も厚い。
2012年の市議選では私は選挙事務所に入ってボランティアとして応援した。

ちなみにマンションの水道代が安すぎるとかトイレはほとんど使っていないとかで話題になった「美人過ぎる新座市議」が生まれたのはこの選挙である。

当時、母は鬱状態で、私が「知人を紹介するなど協力して欲しい」と言っても拒否し、市議を家に連れて行っても玄関口での挨拶さえしてくれなかった。

しかし、母が膝が痛くて近くの病院を探しているんだけど、と私が相談すると「車で送ろうか?」と言ってくれる市議。優しい人である。
そこに甘えると大変なことになるのはわかっていたので、遠慮した。

その後元気(躁状態)になった母は、体操の会でストーカーに遭った、と大騒ぎし、市議にも訴えた。
選挙の時には顔を見せることさえ拒み、「選挙はいろいろ面倒だから」と一切関わらなかったのに「なんとかしろ」といえる勇気。
さすがである。

私にもストーカーが怖いので新座で一緒に住んで欲しいと言ってきた。
「帰りません。私は用心棒ではありません」と、私の考えるストーカー対策を送って終わった。特に事件もなく。やれやれ。

最近、市議に教わったという人と酒場で偶然会ったりして、メールで「おお、覚えてるよ」などと他愛のないやりとりをしていた。

>ところで、今朝、まりちゃんのお母さんから電話があったよ。

「母はなんですって?マシンガントークでしたか?
ご迷惑かけてなければ良いですが。」

>凄かったよ。うちで「塾」やらないか?真理はもう私を捨てたとか・・・

「ああ、そうですか……。スミマセン。
それをあちらこちらでやっているようです。
ボケ防止にいいですかね、ってそういう問題じゃないか。

多分母は、双極性障害だと思います。躁鬱病。
躁だと本人は病気という意識がなく、気分がいい、全能感があるので「私は間違ってない!真理が悪い!」となるようです。
参ったなあ。」

>父親が死んだ時もかえってこなかった娘だから、もう二度と新座に帰ってこない。だからこの家を使って貰おうかと思って・・・と、言ってたよ。

「昨日ついた私宛の手紙には「新座を閉じて都会に移住すると決めた」とありましたが。
いろいろ選択肢があっていいなあ。笑。
しかし金と家と家族・友達があっても幸せじゃないって、恐ろしい老後だ。
何より大事なのは心身の健康ですかね。」

>いやもうビックリしちゃってね。だって、いきなりお母さんだったから・・・それも「うちで塾やって!」だったから・・・

「ほんと申し訳ないです。
そういう知恵が働くというか、バンバンアイデア思いつくのも躁状態の症状らしいです。
認知症よりはいいですかね。」

まさに「暴走老人」というか「暴躁老人」だなあ。犯罪行為ではないからまだよいか。

しかしよくわからないな、新座を閉じるって売るんじゃないのか。人に貸して母は都会に住む計画なのか?

【母問題】母からの手紙

2015-07-27 05:23:10 | 母問題
鶴木眞先生のお葬式で母に会ったら、どういうことになるんだろう?
父の葬式のようにワーワー泣いたりして? とビビっていたら母現れず。
訃報メールを読んでないのかもしれない。

そしたら6月28日に母から来た「家の件について話合いたいので時間を頂けないでしょうか」というメールに
私が「手紙かメールでお願いします。言った言わない聞いてない、を繰り返したくないので。どうしても会わなければならないなら、内容を予め手紙かメールで下さい。内容について考えてから会った方がいいので」と書いたメールも読んでないかもしれん。

22日はMARIBARなすび最終回であった。お世話になった某女将さんにメール。

「女将さん、

今日で最後のマリバールなすびです。
女将さんには本当にお世話になりまして、ありがとうございました!

女将さんの一組一組、一回一回のお客様と真摯に向き合って、愛を込めて、って本当に素敵です。大事ですよね。
心から尊敬感動します。
女将さんは言ってるだけじゃないから!身体はって、命がけでやってる。

女将さんはなすびなんて、って仰るけど、実は女将さんの近くにいたかったのもあるんですよ。ウフフ。
なすびが某の近くじゃなかったら多分5年もやってないし、女将さんが辞めてたら頑張ってたかな〜?と思います。

これからも、無理せず長く素敵な某を続けて下さいね。
私も行けるように頑張ります!

またデートして下さい。
暑いので、お身体気をつけて。

桜井真理」

女将さんからのメールがまた泣ける。

おめでとう!!

マリちゃんへ。

五年間、ご苦労様でした。
大変な事もあったでしょうに、本当に良く頑張ったわね。
一口に五年と言うけれど、なかなかの辛抱だったと思います。
これからは新しいマリちゃん探しにスバラシイエネルギーを投入して下さい。
いつでも応援しているからね。

又、デイトしてね!


22日はなすび店主の千秋さん、通常なすびのご常連でもありMARIBARなすびの超VIPでもあるIさんも来て下さった。

千秋さんとIさんが「お母さんに『真理が世話になった』と言ってハンカチをもらったよ」と包みを見せてくれた。
出入り禁止になったはずのなすびに、先週母が来たという。
「でまた大騒ぎですか?」「すごかったよ」

母から何回も電話が来たと顔をしかめるIさんが、ブランデイがどうとか、わけのわからないことを言っている。
「ブランデイ?知りません。何ですか?」
「届いてないの?」
「何が?」
「お母さんから」
「届いてません」
「商品券」
「へ?ブランデイじゃなく商品券?知りません」
「送ったって」
最後まで要領を得ないIさん(失礼!)だが母に電話すると言うので「やめて!」と言ったら外に出て電話をかけていた。

「Iさんは母にどうしてほしいと言われたんですか?」
「お母さんは、送った商品券でブランデイを買ってみんなに飲んでほしいと」
「へ?皆さんへの商品券を私に送ったんですか?着いてないですけど、それおかしくないですか?」
「皆さんにお母さんからご馳走したいと」
「で、私に商品券でブランデイを買えと?なんだそりゃ。 いや、私がIさんに聞いているのは、母はIさんに何をしてほしいと言ったんですかってことです。Iさんの考える母の意図ではなく。母はIさんを伝言係に利用しているんですよね。母に電話して、何を伝えるんですか?」
「ブランデイがあるかないか」
「はあ?それを教えてくれと母が言ったんですか」
「そう。でも商品券が着いてないんだね」
「着いててもブランデイなんて買いませんよ!売上にならないし、みんながブランデイ飲むわけじゃないし」
「そうだよねえ、僕もそう言ったんだけど」
まあ、聞きゃあしないわね、母は。「うるさい!いいのよ、私の金なんだから!」ぐらいなもので。

最後のMARIBARなすびを終え、余ったお酒や食材、荷物を全て持ち帰り、ヘトヘトになって上池袋に着いたら、母から包みが届いていた。

日付は20日。前にもあったなあ、母が「親子の縁を切る」と言って喧嘩別れたしたあと、「花火を見る会がありますので来ませんか」という手紙が、住所が間違っていて花火大会の後に届くという、タイミングの悪い、なんで絶縁したのに花火を一緒に見るんだよ!という、わけのわからない手紙。

その時は「絶縁を撤回しなければのこのこ出かけていくことなどしない」と言ったら「撤回します」という手紙が来て和解。ああもうそういうのは懲り懲りだ。

包みの中身は商品券と、手紙と、絵葉書各種3、40枚ほど。中には誰かに充てて書きかけの絵葉書もあった。
いらないものを大量に送るの、やめてほしい。
前に50円と80円の切手を何十枚も送って来て、消費税分を買い足さなきゃ使えないし、今はメールがほとんどなので切手は送らないで、と言ったらこれだよ。嫌がらせか。

しかし、家の件とは何か気になっていた。母の手紙を待っていた。

真理様

某のママ(女将さん)から話があったと思いますが7/14で未だに返事がないと云う事は話し合いは拒否しているのですか?
貴女はなすびのマリバーを7/22をもって閉じるとの事ですね。私は出入禁止ですので皆様にお逢い出来ませんね。
千秋さんは理由は教えて下さいませんでした。

それはそれとして母としてお世話になった方々に一言お礼を申し上げたく手許にあった商品券で皆様にブランディを1本とその他おつまみ○(読めない)をどうぞ
Iさんも淋しそうでした。
どうぞ宜しく。

種々の思い出の絵葉書が出てきましたので筆まめな貴女に使って頂きたいと思います。不用でしたら破棄して下さい。

私は新座を閉じ都会に移住する事に決め現在終活に向かって忙しい日々を送っております。

では猛暑が続きますので身体を大切に とり急ぎお送りします。



H27.7.20

真理様


なるほど。都会に移住か。それはいいが、私と何を話し合うのかね?私の部屋のものをどうするかとか?

私は母が亡くなったら新座に帰るつもりでいたので、帰るところがなくなるのは寂しいが、人生の半分近くは豊島区になったし、特に執着はない。

それより新座を閉じるって、売るって事かしら?また騙されるんじゃないのかね。80過ぎて身ぐるみ剥がされて、家も失うって悲惨過ぎないか。
「うるさい! 私の家を私がどうしようと、あんたに関係ない」と言うのだろうか。心配だ。

そして商品券もいらないものだったのね。そういうところはシッカリしている。

【母問題】カウンセリングについて。鶴木先生訃報。

2015-07-27 03:15:55 | 母問題
S先生の「(母が)カウンセリングを受けたらどうか」という提案に、返事を書かなければ。しかし結局先生を深く巻き込んでしまっている。大変申し訳ない。母の思う壺だ。もーう!

そこへ飛び込む大学ゼミ恩師鶴木眞先生の訃報。ああ、ゼミ後輩と会いに行こうと言ってたのに。
前におうちにお邪魔した時に傘を忘れてしまい「ちゃんととってありますよ」と連絡を頂き、梅雨になる前にと思っていた。
雨が降る度鶴木先生を思い出した。「いかなーくちゃ、雨に濡れ」と陽水の歌が脳内で流れていた。

8日のMARIBARなすびにはゼミ仲間が来てくれて「鶴木先生に会わないと」「え?そんなにお悪いの?」「GWに行った人が焦っていた」と話した、1週間後であった。

「慶應で私を知らないのはモグリよ。私は塾長だってブッ飛ばしてやるんだから!」と威張る母と、鶴木先生は古い友人である。「お母さんにはよくぶたれた」と笑っていた。
ご自身がご病気で大変なのに、お目にかかるたび「お母さんは元気?」と気にかけて下さった。

母に鶴木先生の葬儀の日程・場所をメール。無反応。

S先生への手紙。

「2015年7月16日

S先生 お手紙をありがとうございました。

母に精神科、カウンセリングなどを薦めたことは何度かあります。
何年か前、鬱で近所のクリニックに行きました。
鬱の酷い時は出かけられませんので、クリニックに行った時点で鬱から脱していたのでしょう。薬をもらって、元気(躁状態)になって、多分2回くらいで通院は止めました。
自己判断で薬を飲んだり止めたりして、危険だなと思いました。

その後、私がテレビで「双極性障害」(躁鬱病)を知って、症状が母の状態と近いと感じました。母に言ったところ「私を気違い扱いするのか!私は正常よ!」と激怒して席を立ち、口をきいてくれませんでした。

私は医者でもカウンセラーでもないし、日常生活に支障をきたしてはいないし(いろんな人とケンカになったり、クレーマーになったりはしていますが)、薬漬けで鬱病になったり、認知症になるよりいいかとそのままにしています。

S先生の仰るとおり、専門家の力を借りるのも良いと思います。心理学者や精神科医の本を送ってみたのはそういう考えもあったのですが、母には伝わってないようです。

双極性障害の軽躁状態(I型)は、高揚感と万能感から本人には病気と感じられないのだそうです。はっきりした原因や治療法も未だなく、学会や医療現場で議論されている段階のようです。 そうした状況で診療を薦めていいものなのか……。

先日、某女将さんが歌舞伎に連れて行って下さり、いろいろ話をしました。 母のことが気になるのは、私がしたいことをやっていないからじゃないか、と言われて、また考え込んでしまいました。

「嫌われる勇気」のアドラーの影響もあり、私が一番優先するのは自分の健康と愛、毎日楽しく必死に生きることです。目標はなし!

と女将さんに言ったら理解し応援して頂きました。母とは話が出来なくても、S先生とか、女将さんのように温かく見守り励まして下さる方に恵まれて、本当にありがたく幸せに思います。

母にも母の人生を楽しく生きてもらえたらと思います。

昨日、この手紙を書いているときに大学ゼミの鶴木眞先生の訃報が入ってきました。

冬に鶴木先生のお家にお邪魔したのが最後になってしまいました。

女子高に入れたのも鶴木ゼミに入れたのも母のおかげです。 S先生、鶴木先生、他多くの素敵な先生先輩友達に会えたのも母が慶應義塾で働いていてくれたから。

本当に感謝も尊敬もしているのですが、母の期待は遙かに大きく重いようで、しんどいです。

S先生と落語デートでもして、笑い飛ばしたいです! 落語はあまりよく知らないので、教えて下さい。
暑くなりますのでどうぞお身体ご自愛くださいね。

桜井真理

【母問題】S先生からの手紙、女将さんのメール

2015-07-27 00:23:48 | 母問題
母に会いたくない訳を長々書いた手紙に、S先生が返事を下さった。

7/7

桜井真理様

長い整然とした手紙をいただき、考えぬかれてのことと思いました。
実は今回あなたとお会いする直前にお母さんから電話をいただき、私の「あなたがお母さんと会われるといい」という考えはなくなっていました。
そして今は、お母さんがカウンセリングをうけられてはどうかと思っております。母と娘の関係の今まで考え及ばなかったような指摘、改善方法など専門家の力を借りる、いいと思うのですが。

おすすめ映画のこと、チラシなど有難うございました。(略)万事スローでまだ映画までいかない感じ。先日は先ずは落語「米朝」を。よかったです。

乱筆、取り急ぎ、どうぞ健康にきをつけて。



S先生、カワイイ! そして本当に優しい。涙が出る。

7月8日はMARIBARなすびだった。某女将さんが「稼ぎなさい!」と言ってお酒を差し入れて下さり、感激。
後日観劇に誘って頂いた。仕事が入ったが、そんなものは断って中村勘九郎、市川染五郎、中村七之助の『阿弖流為』。
素晴らしい舞台を見た後、「お母さんから電話があって、電話してって言ってたわよ」と言われる。やっぱり!
「しません」
「そうなの。私は伝えたわよ」

ご飯を食べながらいろいろ話した。せっかく素敵な舞台を観たのに、母のこととかパッとしない恋話で申し訳ない。

女将さんにお礼メール。

「昨日はありがとうございました!ご馳走様でした。美味しく楽しく素敵でした。

(略)
母の話、(略)の事も聞いて頂きありがとうございました。
老後にお金があっても、家族友達がいても、心身が健康じゃないと死にたくなる、幸せじゃないのかな、と思いました。

何がしたい、どうなりたい?と女将さんに聞かれて考えましたが、最優先は自分の健康、愛です。毎日楽しく必死に生きる。目標はなし!で行きたいと思います。

女将さんの(略)お話、とても有り難かった。乗り越えていらした事、心から尊敬致します。

また女将さんとデート行きたいです!某も行きたいです!

女将さんも健康優先で続けて下さいね。

女将さんへ、感謝を込めて」

そして女将さんの返信に涙涙。

昨日はお疲れ様でした。 久し振りにマリちやんとデート出来て、とても楽しかったわ。

マリちゃんの考え通り、身心の健康は一番大事!!。此さえあればほとんどの事は解決出来るわよ、特にマリちゃんのように若いうちは…。健闘を願っています。

昨日の舞台を観て、文字通り、体当たりでガンバっている若い人達の気持が伝わって来て嬉しい舞台でした。模索しながら人生を活きているなぁ〜、これもステキな事だな、みんな頑張って!!…と言いたいわ。何より、元気が一番!!。これさえあれば…ですよ。


お互い良く食べて、話して、有難い時間を過ごせた事に感謝です。又、機会があれば嬉しいな。

私はこれからも、一組一組のお客様と真摯に向き合って、ちょっとキザでも、愛を籠めた料理を造り続けていきます。既に時間との勝負が始まっているので、まさに一回一回がとても貴重なの。そして、この幸せを与えて下さるお客様方に少しでも喜んで戴けるようにしたい…と、心から思っているの。兎に角今は、支えて下さる方々全てに感謝。勿論マリちゃんにも

いつでも、マリちゃんが幸せでいてくれる事が、私の願いでも有ります。
マリちゃんらしく、そして、元気でいて下さいね。


女将さん、男前!!かっこ良すぎてメロメロです。「母問題」なんてふっ飛ぶね。
素敵な先輩女性がいてくれて、可愛がって頂いて、全く恩返しができてないが、こんな風に人を救える人間になりたいと、心底思う。

【母問題】S先生への手紙

2015-07-26 22:35:07 | 母問題
職場近くのリサイクルショップで古いパソコンを無料回収してくれるとのことで、データ消去をしてたら2003年9月6日の母への手紙を発見。
10年以上前から同じようなことをやって、それも日記に書いてた。2003年9月5,6日
しかし、日記は面白いなー。今は140字が精いっぱいだが、ちゃんと書いておくと後で自分に感心するわ。

母の友人で私の恩師でもあるS先生に「お母さんに、手紙ではなく電話してあげたら」と言われて、何故それができないのか、長い手紙を書くことにした。

2015 年 7 月 2 日

S先生

先日のお電話とハガキをありがとうございました。ご心配と温かいお言葉を頂き、いろいろ考えてみたのですが、やはり、今はまだ母とは電話したり会って話したくないです。

先生をこれ以上巻き込みたくないし、先生のアドバイスに添えず申し訳ない気持ちですが、ご理解頂けたら嬉しいです。

昨夏私の誕生日の直前、母はなすびの千秋さんを伝言係にして「これから平林寺で死ぬ」と言ってきました。私は電話をせず「楽しく幸せに生きられるのに、死んだらもったいないですよ。穏やかに会って話ができるように、生き続けて下さい」とメールをしました。

狂言自殺 2 日後、私の誕生日に、母はなすびのお客さんを使ってお金をちらつかせて私を呼び出しました。私は行きませんでした。母はなすびで大騒ぎをして、千秋さんとケンカになってなすびを出入り禁止になったそうです。

その後、従姉妹と某女将さんを使って「叔父(母の兄)が死んだので至急連絡を」と言ってきました。私は葬式に行くつもりでいましたが、葬儀の日時と場所を聞いてもメールの返信がないので他へ問い合わせたところ、叔父が亡くなったのはその前年の 11 月だったのです。

では従姉妹の所へ御焼香に行く、と言ったら従姉妹は忙しいので別々の訪問を拒否している、従姉妹の連絡先は事情があって教えられないと言われました(そんなこと言いませんよね、普通)。私は「連絡先を教えてくれないなら仕方がありません。どうぞよろしくお伝え下さい。叔父さんには大変優しくして頂き感謝しています」と返信して終わりました。

母がなんとかして私を呼びつけようとするのは、私のことを心配しているのではなく、支配しコントロールしようとしているように感じるのは、上のようなやり方をするからです。

母に、他人を親子喧嘩に巻き込んだり伝言係にするのは止めてくれと、何度言っても繰り返します。

S先生が私にハガキをくれたり会ったりした後で、私が母に電話をしたり会ったりすれば、この後も先生を利用して私を呼び出すだろうと思います。

一方、私が手紙で母の状況がどうなっているのか尋ねたり、助けて欲しいとお願いすることには応えてくれません。

今年の始め、母の誕生日に私から母を訪ねた時は「これからは独立自尊で」「(貧困で)苦しんだらいい」と言われました。

母が私に「会いたい」というのは「母の話を黙って聞け」ということだと思います。 実際話していて質問、疑問、意見を口にすると怒り出すし「うるさい、黙って聞け。あんたは潤いがない、冷たい、そんな意地悪な女に育てた覚えはない、わがままだから男に嫌われる、結婚できない、歯の矯正手術をして変な顔になった、痩せすぎで気持ち悪い」等酷いことを言われるし、母の言うことに共感同意をしないと不機嫌になって激しく私を責めるか、黙ってしまうか、「帰れ」と言われます。全く楽しくない時間になります。

母のマシンガントーク、「私は偉い、私は凄い、あの人はあれしてくれた、私はこうしてあげた、あの人は最低、あいつはバカ、あんたはダメ、そんなことも知らないのか、そんなことは知らない、覚えてない、あんたの話はみんな嘘」って、私には全く面白くないんですよねえ。

なすびのお客さんなどに「母の自慢話、面白いですか?」「肘で突かれて、ぶたれて、イヤじゃないですか?」と聞くと「面白くない」「痛いよ」といいます。S先生は、楽しいですか?

S先生を始め、友人にも千秋さんにもマリバールのお客様にも某女将さんにも「会った方がいい」「喧嘩すべし」「折れることも必要」等と言われます。それは私に「自分を殺せ」と言ってるのと同じです。禿げます。鬱病になります。

言い合いしても消耗するだけなので、聞き役に徹してみたり、下手に出たりしてみましたが、母は増長するばかりで失敗でした。

私が態度を変えるので母も混乱するのか、ますます攻撃的になっていったところはあると思います。徹底対抗してみたり、逃げ回ってみたり、本当に疲れます。

アドラーの「嫌われる勇気」や香山リカの『怒り始めた娘たち「母娘ストレス」の処方箋』などの本を母に送ったことがあるのですが、感想を聞いたことはありません。

何も伝わっていないのかもしれません。

香山リカの本には娘に介護されるようになってやっと母が弱くなって、娘は介護で復讐するエピソードが出てきます。私はそんな関係、まっぴらゴメンです。

女子高のお友達にも、実は母娘ストレスに苦しんでいる人は結構います。優秀な女性の母親は「あなたを生んだのは私!」という絶対の自信でおもーく娘に乗りかかってくるようです。

母は今は躁状態で、話したらまた絶対にケンカになるので、電話も止めておきます。 手紙など落ちついて温かい言葉のやりとりが出来るようになって、自然に会いたいなあ、と思った時に穏やかに会えれば良いと思います。そんな日が来るのかわかりませんが。

さて、貧困問題ですが NHK などでも取り上げられています。現在の貧困、特に女性の貧困は顕在化しにくいと言われています。格安の食品(体に悪い)、衣料などもありますので、見るからに貧困層とはわかりにくいと思います。

実際は新しい物はほとんど買えないし、旅行にも滅多に行けない。でも人とのお付き合いを減らすと孤立してしまうので、無理をしています。とても苦しいですが、もっと大変な人はいる、苦労すればよい、といわれたら、ああそうですか頑張りますと言うしかないです。

TSUTAYA で DVD借りられて良かったですね。

おすすめの作品をいくつか。タイトルに「人生」が付く映画はどれも面白いです。

「人生に乾杯!」は老夫婦が強盗をする話です。

「人生万歳!」はウディ・アレン監督。気むずかしい物理学者の元に若い女が転がり込んで…。

「人生、ブラボー」は精子提供で 553人の子供の父親になってしまった男の話。

「人生、ここにあり!」はイタリアの精神病患者たちのコメディ。

「母」について考える映画もいくつか。

「Mommy マミー」これは上映中です。シングルマザー。子供は注意欠陥多動性障害です。

「8月の家族たち」メリル・ストリープが演じるお母さんが凄いです。3人姉妹たじたじ。

「ブラックスワン」バレリーナが主人公。お母さん、怖い。

「母の身終い」折り合いの悪い老母と中年の息子の話。暗いけど良い映画です。

もしご覧になりましたら、感想など教えて下さい。S先生と映画デートも良いですね。

長々すみません。読んで頂いてありがとうございます。

先生、どうかお元気で、またお目にかかりましょう。

桜井真理