The collection of MARIBAR 

マリバール 文集・ギャラリー

7月7日 『BARNEYS NEWYORK』,『伊勢丹』,『味楽亭』,ゴールデン街

2007-07-12 01:12:40 | 抱茎亭日乗メモ
 黒川紀章設計の国立新美術館を後にする。
無知な私は、黒川紀章が都知事選に立候補した時は、一時代を築いた建築家が、最近は仕事もなくなって、起死回生を狙って? と思ったのだが、このプロジェクトを20年かけて完成させたのだから、あの素っ頓狂なパフォーマンスも「もしかして天才?」と認識を改める。

今年の初め、六本木ヒルズ展望フロアから見た時も「あれは何?」と目を引いたが、近くで見てもなかなか素敵な建物だ。
果物のパックのようでもあり、通気性がいい感じ。威圧感がないのがいい。

 新宿でジェイソン君と晩ご飯を食べることになったので、移動。
『BARNEYS NEWYORK』のセールを覗く。
『RESTIR』の後だからか、全然高級感が感じられない。
伊勢丹→住友商事で路線変更もあったのか、店内ディスプレイも全くやる気無し。
これじゃあ寂れた商店街にある洋品店のショーウィンドーだ。

ちよっといい感じのシャツがあったが、30%オフでは買わない。
更なる値下げを期待。でもなんだか大丈夫かなあ? バーニーズ。

 『伊勢丹』のセールも覗く。
詩子が厨房で働いていると言ってたメンズ館8F『サロンド テ シノワ』でお茶。
詩子は2年前に辞めてしまったらしい。そしてこの店自体も今月24日で撤退とか。
アジアンスイーツもお茶も美味しかったのに。

のんびりと「ゴーヤ&そば茶」を何煎も頂いていたら、時間がなくなって、洋服のセールは駆け足で見る。

ジェイソン君と入口で待ち合わせて、最後に靴とバッグをダーッと眺めて、終り。

 ジェイソン君が「歌舞伎町を散歩してご飯食べよう」と言うので、歌舞伎町を案内。
ジェイソン君は初めて歌舞伎町に足を踏み入れた。
職安通りを越えて韓国料理屋へ、と思ったがお目当ての『ハレルヤ食堂』は満席。

 区役所通りの『味楽亭』。ここは以前よく通った、私の大好きな焼き肉屋の一つ。
ジェイソン君は韓国料理を1回だけ食べたことがあるかもしれないと言っていたが、あまり記憶がない様子。
日本の焼き肉屋は初めてで、味楽亭の七輪と目の高さにある排気ダクトに興味津々。

喉が痛いからスープが欲しい、と言ってたジェイソン君。
野菜スープもタン塩、上カルビ、ロースなど肉も大変気に入ったようで、喜んでいた。
ただ、ウルテは食感が好きではないと言っていた。硬いから?
私はプチプチコリコリのウルテは大好き。
1人で食べるのはきついかな、と思ったが全部食べられた。美味しいと思うけど。
次回はセンマイに挑戦させよう。

味楽亭は肉よりもタレが素晴らしい。甘くて辛くて絶妙。
ビールが冷え過ぎでも、牛タンが冷凍で薄くてカールしたまま出てきても、許せてしまう店。

ジェイソン君のサイトの話。私のブログの話。
ジェイソン君はコメントが承認後公開されるシステムがよくわからなかったらしい。
「意地悪な人が変なコメントしたりするから」
「意地悪ってどんな?」

> ジェイソンにチェーンソーでぶった切りにされれば、日本は一部平和になるW

とか

> 最近、ジェイソンとかいう外人に入れ込んでるみたいだが、
> 今度はガイジンに媚び売ってるのかw
> 勘違いガイジンは日本人女性をチヤホヤするからな。
> なんせイエローキャブだからwww

とか、と説明。驚くジェイソン君。
「どんな人が書いてるかわかるの?」などいろいろ聞かれる。
「いや、わからない。気にしない」

会計後に店の人がくれたガムを「いらない」とジェイソン君が言う。
「メトロで帰るんでしょ? 『あ、この人焼肉食べたな』と思われるから噛みなさい」と持たせる。
「わかります」と笑う、素直なジェイソン君。

腹ごなしにゴールデン街を案内。またまた興奮気味に喜ぶジェイソン君。
「こんなバーをやりたいんだ!」と言っていた。
でもお腹いっぱいなので店には入らない。
多くの店がドアを開け放していて、中が覗けるのでこの季節は探訪にいい。

帰り道「今日は2007年7月7日だね」とジェイソン君。日本の七夕を説明。