昨日の『太古八』では、鮑なども美味しく頂いたが、えんどう豆のスープの鮮やかな緑色といい、さっぱりとした味といい、強く印象に残った。
母の花束へのお礼状を、ささきもと子さんのえんどう豆のポストカードで送ろう、と思ってもと子さんに発注。
送って頂くことになったので、他の果物やら野菜やら花の作品も一緒に。
亡くなった『太古八』ご主人の羽賀さんが入院した時のお見舞いカードももと子さんのポストカードだったことを思い出した。
二木会。 16年間の弁護士生活で8件の無罪判決を取った今村核弁護士の話を聞く。
刑事裁判の有罪率99.9%の日本でこれだけの無罪判決を得るのは大変なこと。
ご自身の経験というより、過去の冤罪事件や事例、裁判の歴史的な流れ、問題点などの話。
質問タイム。
Q. 無罪を主張している被告に対して「実はやってるんじゃないか?」と思ったことは?
A. ある。胡散臭いと思ったが、後で証拠が出てきた。
Q. 若い裁判官も保守的になっている?
A. そう思う。裁判官はプライドが高く、苛めに弱い。
Q. 裁判員制度について。
A. 法律について素人の参加はあるべき。職業裁判官の不合理を正せる。
「法律と良心にのみ従う」ことが裁判官にはできない。
Q. 死刑制度について。
A. 見識はない。終身刑は(将来)ありうる。
会場から「オウムの麻原なんか当然死刑」「光市母子殺害事件の弁護団はおかしい」とよくある「とにかく吊るせ、早く吊るせ」的発言。
反論してみる。「でも死刑制度は大多数の国民が支持しているんだから」とTVワイドショーみたいになって止める。
私の質問。
「私が痴漢冤罪で逮捕される事はないと思うのですが、家族が殺されたりしてマスコミに追っ駆けまわされて、犯人扱いされて、冤罪で逮捕されたらどうしたらいいですか? 黙秘? 否認?」
会場笑い。
A. 難しい。使い分けが必要。
弁護士が黙秘を薦める場合もあるが、裁判になって「弁解しないのは不自然」などと言われる。
否認して詳細説明しても事実を歪められることもある。
むむむ、どうすりゃええんじゃ?
『じのもんや』にて懇親会。
注文をしようと店員を呼んでも「はい」と言いながらなかなか来ず、店員同士でずーっと喋っている。変な店!
いつもの『暫』より会費も随分高くて、不満。
今村弁護士が「皆さんはどういう集まりなんですか?」と警戒している様子が可笑しかった。
「若い女性の隣でいいね」(懇親会参加者は叔父と同世代ばかり)と他の会員がT叔父に言う。
「若くも、嬉しくもないよね」と私。
「俺は関係ないから」と私と他人の振りをするT叔父。ふん。