ふと思うところあって、昨日は不忍画廊の池田俊彦展「静かなる抵抗」を観に出かけた。幸いにも作家氏の在廊日だったので、池田氏ともいろいろお話でき、非常に有益な時間をすごすことが出来た。
最初に画廊の紹介サイトで池田氏の作品を観たときは、テーマや作家の紹介コメントも含めて「作家の主張が強い、いささか重い作品」かと思ったのだが、実際に作品と向き合ってみると、むしろ全く正反対に「作品から鑑賞者を迎え入れる」ような印象を受けた。自分自身が作品からそういう感覚を受けたもあり、まぁこれ以上「あれこれ言葉にする」のは控えたほうがよいとは思う。
だが、それでもお約束的に言葉を添えるのであれば、作家自身が本当に制作を楽しんで、その結果として作品があるということを強く感じさせられる展示だった。
なんかねぇ、作品と向き合うことの心地よさってのを、とても久しぶりに感じさせてくれて、気がついたらけっこう長居してしまってた。とてもお勧めしたい展示なので、時間を作ってでも鑑賞して欲しいと強く思う。
池田俊彦 「静かなる抵抗」
会場: 不忍画廊
スケジュール: 2009年10月01日 ~ 2009年10月10日
住所: 〒103-0028 中央区八重洲1-5-3不二ビル
電話: 03-3271-3810 ファックス: 03-3275-0391
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