Tokyo at rain and Tokyo at night MOVIE!

東京の夜景動画ブログです。

ぃイヒ方衣だち

2007-01-20 23:09:38 | 業務関連


先週末に蔵書を持ち込んだ日月堂さんより、査定の結果が届いた。
入札の結果を待ったものも含まれていたので、少々時間がかかったのだが、自分の予想よりもはるかに高く査定していただき、かえって恐縮してしまう。もちろん、これは自分とお店の守備範囲がきれいに一致するという、非常に稀有な幸運の賜物で、もぅ柳の下にどじょうはいないのだが、ある意味で金額の高低よりもはるかに喜ばしい出来事だった。



特に喜ばしかったのは、店主氏がロシア構成主義(ロシア・アヴァンギャルド)をこよなく愛し、かつ関連書籍の品揃えに力を注いでいることで、自分としてもよいお店に引き取っていただくことが出来たと思う。
芸術理論としてのロシア構成主義(ロシア・アヴァンギャルド)はすっかり陳腐化しているし、さすがの自分もその理論を実作へ応用しようとは思わないのだが、それでもなお少なからぬ数の人々をひきつけてやまない魅力を持っているのは間違いない。とはいえ、店主氏によると魅力が必ずしも売り上げに結びついているとは言いがたいようで、その点は自分としても非常に残念に思う。



理由のいかんを問わず、愛蔵していた書物を売りに出すというのは、ある種の後ろめたさというか、最後を見届けることの出来なかった残念さというか、なにか書物のアウラまで失うような(!)、そういう心の痛みを感じる行為でもある。
しかし、今回は本当によいところへ持ち込むことができて、なにかほっとしているような、そんな気持ちにさえなっているのだ。



まぁ、思ったより高い値段がついて、金銭的にほっとしているのも事実だけどさ~



最新の画像もっと見る

コメントを投稿