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変化を受け入れることと経緯を大切にすること。バランスとアンバランスの境界線。仕事と趣味と社会と個人。
あいつとおいらはジョージとレニー




極めて上手く行かない。

おいらが今の仕事を始めた年代に生まれた子達が、この春に高校生になる。
随分と長い間やって来たもんだ。
勿論、やってる内容も任される範囲も変わって来ていて、業界全体を取り巻く
環境も要素技術も日進月歩。部分的に日退月走(造語)。

バブル入社のおいらにゃ、キャリアプランなんてものは馴染まない。
やんなきゃいけないこと、やれなきゃダメなことにガムシャラに取り組むだけ。
そうこうしているうちに、上手な組織人になれたんだと思う。
踏み外すギリギリのところを突いて、微妙に目立つように振る舞って、
出っ張らせる杭なんて無いから、強く打たれることもなく。

何処もそうかもしれないが、IT関連の業界では、「空しい」なんて考えてる
暇はない。SEやマネージャは、誰からも使い殺されているのが分かっては
いるが、生き残るだけでも結構大変だ。おいらのレベルでは。

それなりに上手にやって来たはずが、最近、何事も上手く行かなくなった。
表面上は問題無いが、少しづつ何かがずれて来ているようだ。
メンタルな部分は確かにある。
忙しさに裏付けられた達成感、
たった一つの歯車でしかないにしても、欠ければ全体が停まるという充実感。
自分を騙しきる技術は身に付いているはずなのに、心が昂ぶらない。
そんな状態でやったって、上手く行くはずもない。
停滞中。

音楽を通して癒してくれる友人(未だ知人かも)や、得難い仲間もできた。
どちらも稀有な存在で、大事にしていきたい。
そのためにも、生きて行かねばならない。
生きて行くためには、責任を果たし続けなければいけない。
疲れている余裕は無いはずなのに、この倦怠感は何だろう?

自分を変えたいと思っているのか、
それとも、本当にやりたいことってのがあるのか。
大所高所的にモノを見る訓練と、自らを欺く技術。
どちらも組織人には必要な要素だが、自分を見失う危険を孕む。

走るだけじゃダメなのかもしれない。
見つめ直す時期に来たってことか。
遅いかもしれないが。

こんなことに悩んでいられる状況は、恵まれていると思うべきなんだろう。
そんな暇も無い人はいっぱいいるはず。
ただ、そう考えて再び走り出したら、いつもと同じになっちゃうし。
でも、年齢相応に肩に乗っかる重責は無視できないしなぁ。

今まで何も考えずに生きて来たツケが回って来たか。
深く反省しよう。


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