変化を受け入れることと経緯を大切にすること。バランスとアンバランスの境界線。仕事と趣味と社会と個人。
あいつとおいらはジョージとレニー




去年にお呼ばれした知人の結婚式。
式場には、新郎新婦の似顔絵が飾られていた。
これがカッコ良くてだね、悔しかった訳です。

遅ればせながら、おいらも描いてもらいました@豊洲ららぽーと。
¥3,600也。



・・・・・。

ま、ここに来られる方々は、殆どがおいらの実体をご存知ない
人たちなので、コメントのしようもないと思いますが。

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前回の記事

悪循環という言葉がある。現象がある。
当事者達の意思を超越した次元で、目的も手段も負の連鎖に陥ってしまうこと。
誰も望まなくとも、停めることができない。あるいは、停める手段を持っていても、
自らがその役割に応じようとはしない。それを卑劣と蔑むのは簡単だが、大概
は痛みを伴うその諸行に躊躇したとして、責めることはできないだろう。それで
も尚、立ち向かう勇気を持つ者は賞賛されるべきにしても。

ことの発端は、社会の階層化とその問題点を危惧した一握りの人間が、何かを
せねばならないと強く感じたことによる。その意識自体は、安定と安全だけを重
んじる風潮にあって、立派と云えよう。ところがいざ行動に移す時には、問題点
の本質や行動の結果がもたらす影響、それらを鋭く洞察する能力が無ければ、
一連の経緯の全てが無為なものとなる。いや、無為であれば上等であって、多く
の場合は迷惑以外の何者でもなくなってしまう。
彼らの意思の高尚さとは裏腹に、その拙速で稚拙な行動は、社会への憂さ晴ら
しの次元を超えるものではなかった。正義漢あるいは救国の志士たらんと立ち
上がった彼らからすると、何とも皮肉な結果となった訳である。
彼らにとって、過去を継承するだけで富裕層を形成する者達、それが許せない。
人は生まれながらにして平等であり、誰かの子孫とかそういった理由だけで世の
ヒエラルキーの上層部に君臨することは、民主主義の根底を揺るがす愚の骨頂。
同列の意味で、後ろ盾の無い殆ど全ての人達が、予め用意された下位階層に組
み込まれていくこと、それが馬鹿げたシステムであって、打破すべきものなので
ある。幼稚ではあっても、ある一面は的を得ているかもしれない。しかし、その為
に彼らがとった行動は暴力。良家に生まれ育ったというだけで、さしたる落ち度も
なかった少女。彼女を拘束し、蔑み、そして殺めた。いったいそれで何が変わると
思ったのか。身代金の要求は、富の再配分だと主張した。誘拐は、真の警察的
行為だと言って憚らなかった。そして殺人は、彼らなり法の執行だと云う。
こういった行動が、専制国家と共産主義の闇の部分だけを取り出したものである
ということに、なぜ気付かなかったか。せめて、これから先の人生において、気付き、
悔やむことが期待できるだろうか。

被害者の無念、親族の嘆き、知人の哀しみ、いったいこれらは何によって埋め
合わされると云うのか。忘れ去られ、風化を待つのみであると考えるしかないの
か。そんなことは有り得ない。

念が残る。

悪しき手段で残された悪しき念は、悪しき連鎖にはまり込む。悪循環である。
悲劇の被害者の念は、悲劇の克服や、再発防止を願う心として萌芽するのでは
なかった。悲劇が訪れたのが、たまたま自分であったという不運。悔やむにして
も悔やみきれない。他の誰でもよかったはずで、自分以外の候補者全てが恨め
しく思えた。今置かれた状況が、如何に恵まれたものなのか、それを認識せずに
過ごす者達は、その存在が既に罪であり、罰を与えねばならない。

ここに、テロリズムの被害者がテロリズムの思念を残すという、循環が生まれた。
被害者側に漏れなく生まれる、復讐の誓いとともに。
誰も望んでいないように見え、テロリズムが根絶しない一つの理由である。

<続く>

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近所にペットショップが新規オープンしたとのチラシによると。
いつも愛猫に与えているエサが激安! 猫砂も普段使っているものが安い!
買いに行って来ました。在庫切れとかになってんじゃねーの? くらいな
諦め気分で行ったんだけど、マジ安かったです。品数もたっぷり。

すっかり良くなった気分で、そのままBMWのディーラーに直行。
『ミニ』に追加された【クラブマン】を見る為にね。
やっぱミニ欲しいですから~!! 久しぶりに試乗もさせてもらって、改めて
感激した訳です。

その後、ショッピングモールや電気屋を物色し、最後にホームセンタ乱入。
屑扱いの激安木片を買い集め、たまったDVDを格納する棚を作成してみました。
我ながら、上出来です。約260枚入ったので、かなりすっきりしました。

ところでご存知ですか?
『脳裏に焼きつく旨辛カレー』 神戸ハイカラ食堂さんのレトルトカレーです。
こういうラッキーな日は、これで締め括ることに。
マジ、旨いんです。ご賞味ください。

そのまま幸せな気分で就寝。
いい日でした。

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前回の記事

彼は、彼女の視線が空間を彷徨った一瞬を見逃さなかった。
事前に彼が想定していたオプション、そのどれにも当てはまらない光景が
彼の脳裏に焼き付く。所詮、彼が考えていたことは、彼女が「Yes」を言う
バリエーションでしかなかったのだ。そこには、はにかむのでもなく、笑顔
を振りまくでもない彼女が、無表情を銅像よろしく凍りつかせている。
暫くの間、彼の眼差しが彼女の視線と絡み合うことはなく、彼の所在無さ
と彼女の無表情が、二人の空間をクリスマスの雰囲気から冬の情景へと
変わらしめていた。

「少し考えさせて。」

彼女の精一杯の気遣いは、彼には最後通牒に聞こえた。肩を落とした彼
に次の台詞は出ない。彼女とて話題を変えるような機転を利かす余裕は
なく、二人の思念は現実を超越した妄想へと逃避した。
念というものに力があるのか。それとも、人とは念の中に逃避する性向を
持つ生き物なのか。いずれにせよ脳内に格納された記憶が、複雑な処理
を経て思考に至る膨大なプロセスにおいて、何者かが介在したとしても、
それに気付く術はない。たとえば他者の念や残留した思念が、同時並行
的に反応していくシナップスの受容体として機能したとしても、DNAレベル
で制御される神経反応の一つ一つが意識されることはなく、一瞬の内に
循環されていくことだろう。

「あなたたちは充分に幸せなのに、未だ不満があるの?」

二人の深層意識の中に、あるいは潜在意識の一つとして、若い女性の声
が同時にささやきかけた。
窓外に広がる美しい夜景。その中には、遠くからでもそれと分かる新宿の
高層ビル街があって、昨年、二人で始めてのクリスマスを過ごした老舗の
ホテルも含まれている。今も昨年の二人のように、多くの恋人達が愛を確
かめ合っていることだろう。そういった幸福の念が、輝くネオンの光とともに
二人にも届いていた。昨年に二人がそこに残してきた、幸せと美しい未来
への予感をも伴って。しかし、届いた念はそれらだけではなかった。

無念、あるいは喪失感。

一瞬に凝縮された思いは何者をも凌駕する力を有し、一つの生命体の如く
伝播する対象を探す。実体を伴わぬそれは、永遠に満たされることがない
という宿命を帯び、自己解決の術を持たないことで絶望が助長されていく。
ここに芽生えたのは、実社会におけるテロリズムの動機と酷似していた。
より良い未来が完全に否定されたと感じる時、自滅的暴力によって他者に
自らの絶望を周知させようとするのは、人が人たる所以とでも云うのだろう
か。未熟として片付けるには、あまりに節操が無いではないか。

悲劇とは連鎖しようとする。断ち切る策は、対極の感情か。あるいは一層
の悲劇か。

<続く>

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珍しく、心が折れてます。

いつもぶつくさ言ってますが、おいらだって中年の管理職。
ただ言っているだけではありません。少なくとも自分ではそう思っています。
根が楽天家なのは事実ですが、結構粘ったり頑張ったりしてですね、
何とかしたりなったりするもんなんですよ。総論ではOK、みたいな。

ところが、今回はメゲた。
何でこんなに思うように行かないのだろう?
足りなかったこと、見えていない部分、間違ったところ、色々あるでしょうが
こんな結果にならなくてもいいじゃないですか。それも突然。。

方々に手を伸ばして準備していたんだけどな。
理想とは云わないけど、やりたいこともあったんだけどな。
いっぱいいっぱい積み上げて、モノになりそうだったのにな。

嘆いてもしょうがないんだけど、反省とは違った意味で、暫く見つめ直したい
と思います。

次は、楽しかったり面白いことがあるまで、記事を投稿しない宣言!
ここをHAPPYを記録する場所にするのだ☆


あ、連載は続けます。中断すると練習にならないので。

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前回の記事

犯行声明が出されたのは数日前のことだった。
一億総中流と揶揄された時代が過去となって久しい現在、テロリズムの
温床が日本国内に創出されてしまったのだという事実を知る者は少ない。
その構図はカウンターテロを目的にした組織にしても例外ではなく、多く
の国民にとって、テロは外国の問題なのである。
いったい日本という国において、正義とは如何にして主張されて来たの
だろうか。前世紀が欧米化とその進化の時代だとすると、誰もが進歩し
繁栄することを正義と見なし、漠然とした目的と考えていた。故に国民の
意識は統一され、そこから導き出される恐るべき生産性が、戦後日本の
奇跡と呼ばれる繁栄をもたらしたのだ。

そんな時代は終わった。

気付いている人の多少に関わらず、社会は階層化されていく。個人主義
という美辞麗句の下、責任の所在だけを社会に帰結させ、行動の自由は
なりふり構わず主張する。そのことにジレンマを感じることさえなく、個人
の属性たる社会がカテゴライズされていったのだ。

既に模倣する相手はいない。

少なくとも経済面において、世界の先頭集団の一員になったのだから、
前を行く者はいないのだ。自ら工夫し創出する苦悩、そしてその克服。
これが現代日本の本質的命題であって、成し遂げねばこの国に未来は
無い。だが、この問題の根は深い。
日常に汲々とする事態に陥った人々が求めるのは、今日の糧であって
その後にある明日の改善なのである。ところが対処療法の効果は少なく、
即効性が期待できるはずもない。

膿がたまっていた。

そして、膿の浄化が多様性を帯びる。それぞれの信念に基づいて、
あるいはそれぞれが考える責任の所在、根本原因の解消を求めて。

「万人から搾取することで成り立つ一極集中、我々は一部の者だけが
繁栄する社会を許さない。その者どもは、人のありようを思い知ることに
なるだろう。恐怖を通じて。」

哲学的でも文学的でもない脅迫文が、声明として流布してから数日後、
クリスマス・イブの夜のことである。

<続く>

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前回の記事

彼女は、二人のイベントの企画を基本的に彼にお任せにしていて、今年
のクリスマスも彼がどのように演出してくれるのか、楽しみにしていた。
楽しみに何かを待つということ。それ自体が恋人達の特権と云えようか。
より大局的には、若者の特権と言い換えられもしようが、いずれの要素
をも満たす彼女にとって、その日を待つ心境は無邪気でさえあった。

山手線の内側、東京の中心地。昨年同様に美しい夜景が見られるが、
今年は360度全方にそれが広がっていた。皇居の周辺だけが暗くなって
いて、まるで大きな穴が穿たれているよう。右手に新宿の高層ビルと
ネオンが広がり、前方の煌めきは六本木だろう。左手の太い柱の向こう
には、銀座から大手町方面の明かりが見える。そんな夜景を強調する為
だろうか、店内の照明は控えめに抑えられていた。
恋人達のテーブルを最初に彩ったのは、豆のスープ。彼女は、もう少し
明るければと思ったが、乾杯用の辛口シャンパンとの相性は抜群だった。
その後の料理も食の進みや会話との絶妙なタイミングで供され、贅沢で
はあっても既に料理自体に新しさを二人が覚えることはなかったが、大人
びたサービスにとても満足していた。
そしてテーブルには、チョコレートムースに苺のソースがアクセントを描く
デザートが静かに置かれた。フレンチ風のコース料理からすると、やや
イタリアンなアンマッチを感じさせはしたが、コーヒーもエスプレッソ風な
もので、それはそれで絶妙なマッチングを見せていた。
彼女がフレンチコーヒーが苦手なのを知って、彼がアレンジしたのだろう。
そういう繊細さを彼はもっている。彼女にはそれがとても嬉しいことだった
が、飲み下したコーヒーの温かみを胃に感じたその刹那、彼の手が彼女
の前に伸び、そして一つの小さなケースを置いた。

リングケース。

この時点で、彼女は全てを悟った。
そろそろ、そういう時期かもしれない。
先延ばしする理由はない。
ところが、現実として結婚を受け入れる心の準備はしていなかった。
準備が必要だろうか? 彼女の頭脳が自己問答を始める。

「結婚してください。」

彼の声が、所在無さげに宙に浮いていた。

<続く>

まーまーまークリック。
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