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空耳 soramimi

あの日どんな日 日記風時間旅行で misako

映画好き?

2006-02-03 | 映画

最近は見なかった時間の空白を埋めるためにいろいろな映画を見るが、どんなに評価が高くても好き嫌いはあるし、自分なりの見方がある。
だから、いろいろな映画評が参考にはなるけど、いつまでも心に残っているのはその中の誰も語らなかったちょっと違う部分であって当然かな、と思っている。
旅に出た時のように。離れれば離れるほど、ちょっとした出来事が忘れられなかったりする。
そして自分勝手に感激して人に話す。どうも話したがりやの上に、暫くはその映画から離れられないので話してしまう。
映画が趣味でない人には迷惑この上ないだろうと思うけど、もしその人も同じように興味を持っていてくれたらなぁという一縷の(?)望みがある。
ほんと迷惑だろうと後になって思う。でもつい話してしまって後悔する。
同じ見方で同じように感じている人は滅多にいないことにとっくに気づいているのに。そうそうそうなのよ、と誰かに言って聞いて欲しい、あの俳優、あのシーン笑えたよねとかいって一緒に手を叩きたい。でも殆ど一人芝居で自分でも滑稽になってしまう。
こういう風にしゃべっているとたまに映画好き、マニアだという人に会う。映画になった背景の故事来歴、俳優の歴史、裏話、監督の傾向、受賞暦、もう生き字引のように詳しい。あ~こんな風に分析して鑑賞すれば、映画は深まるのか。面白くてびっくりしてその上感動する。いい映画を観た感激も一段と深いのだろう。これはマニアでなくて立派な評論家というのかな、などと思う。
感じるところも豊かで申し分なく似ていて、近くにいれば時間があると電話でもして、落ち込んでるけど何がいい?と気分に合わせた映画を選んでくれるだろう。
色で言うとバラ色っていうのない?とか。ちょっとした空想が広がってしまう。
でもそんな便利な人はもういないし勘に頼って選ぶしかない。
人は複雑だしそれぞれだし勝手気ままだし自分の趣味は自分のもので、映画だって一度見てしまえばどう感じたかはその人のものでとやかく言う謂れはない。
人の勧めで読んだ本が絶賛されたほど面白いとは限らないし、見た夢を語られてもどうも身が入らないことが多い。そんなもので、強引に勧めても参考にはなっても役に立たないこともあるし。
多数決が通るのは政治の世界などで、個人の趣味にはあまり適当な手段ではない。
だから何を言っても許されるし、何を見てもいいはずだけど、それが外れだったらいやだな~と思うし、やはり見た人の意見も聞いてみようかなということになる。
一度見てしまえば話すことも出来るけど見ない前には何の意見もない。好きにすればといわれると少し寂しい。といって一緒に行った人が詰まらなさそうにしていると責任を感じて俯いてしまう。
最近はいろいろな話を覚えていて選んで来る(レンタル屋さんで)勝手に決めるのもある。好きなことは聞いたら案外忘れない。
暖かい部屋で自由に楽しむことが出来る本当に恵まれた時代だ。昔映画が滅多に見られないときは何でも面白かった。本が少ない時は文字を読むことだけで楽しかった。今は選ぶことが出来る。コレはしまった、と考えもしないで決め付けたりする。ハテナともう一度見直すこともある。何でも人のせいにするがこちらの見方が浅いことも多いと気づくこともある。
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映画の時間ですよ

2006-01-23 | 映画

空白の長い時間の間には思い出したように話題の映画がはさまれていたが、殆どは紹介を読んだだけで見ることの出来なかった、心残りなものが山のように溜まっていった。
以前はテレビ局が流す映画をその時間に合わせて見なくてはいけなかった。当時の生活の中では楽しみは与えられるもので見たいものを見たい時に見ることは出来ないものだと思っていた。
時間を自分のものにするために、20数年前にビデオデッキを買った。いつか見ることが出来るだろう。コマーシャルも吹き替えも我慢して撮っては、どんどん増えるビデオを眺めて楽しみに待っていた。ところが、今度はDVDというものが出来た。早速レコーダーも買った。レンタルというものが出来た。店に入ってまさに狂喜乱舞、は大袈裟でも顔が笑み崩れるような思いがした。今崩れかけていると言われたらそのせいかもしれないが。映画館も近くに出来た。シネマ館の中ではたくさんの入り口がサァどうぞと待っていてくれる。ますます崩れてきている。

私の映画の時間が来た
夜になってゆっくり心置きなく見始める。テレビドラマも好きだが、まだ発展途上にある映像やお手軽なお話にはちょっと不満があるし、毎週続けてみる忍耐力もなくなった。その事もまた次に考えるとして。映画を見る。
前に映画の現実逃避について考えたのだが、そんなに逃げたいものもなくなったと楽観している今は、手軽な娯楽の中で一日を終えることが出来るのが無性に嬉しい。
逃げたいものがなくなることはない、ただ逃げても解決しない事柄をうまくかわす術を見につけてきているのかもしれない。その手段に映画を使わなくなったのは、映画の楽しみ方が違ってきたということらしい。
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実話の映画化

2005-10-27 | 映画

映画や本はもう生活の一部になっているのだが、本で言えば手記などノンフィクション、映画では実話の映画化されたものが苦手だった。
長い間空想の中で楽しむもの、言い換えれば現実逃避の乗り物として重宝してきた。
現実からなぜ逃げるのかといえば、面倒だからで、相手もあるのではそこの所の忖度もしなくてはうまくいかない、結果自分の事ぐらいは何でも自分でやらないとすまないことばかりで、怠け者にとっては嫌い、疲れる、そして苦手ということになってしまう。
今は止めておこうかということが出来ない、義務や責務などが絡まっている。
自由にすごしたいと思っても自由こそが面倒なもので、生きていることも疲れてしまう。
今言う引きこもりの自由人のような人だって、最低限しなくては生きていけないことがある。
映画や小説の世界は、入り込む手順さえ踏めば、何時間かはありそうもない、自分の日常にはなさそうな世界で遊ぶことが出来る。
責任のない他人の突拍子もない世界も目の前に開けてくる。
なんて面白いのだろう。と長い間思ってきた。振り返るとそれが今の私を作ったといえる。

ところが最近ちょっとした変化を感じてきた。日常生活に余り疲れなくなった。
それで好みもちょっと変わった。

長い振りだったけど 最近実話が元になった映画を4本見たが疲れなかった。それで驚いている。
まぁ内容にも依るけれど。 ただ実話だからといって我が事のように考え込むようなものでもなかったが。







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ちょっといい映画

2005-09-17 | 映画
映画を見ることは、本を読むことと同じように昔からの長い習慣になっている新しい映画で、映画館に行かなかったものは,DVDでチェックする
仕事をしていた時は、映画を見る余裕のないこともあったが、今はゆっくり楽しむことが出来る。
本を選ぶように、楽しんで選んでくる。
今年になって、不思議なレンタルの店を見つけた。車ならけっこう近くて、買い物ついでに寄れる。 
有名なレンタルビデオ屋さんはきちんと整理されて、手書きで”店長のオススメ”なんて案内が貼ってあったりするが、この店は大まかなコーナー分けをしているだけで、雑然としている。といって汚いわけではなく、数もとても多い。こんなのは置いてあっても商売にならないだろうにと余計な心配をするようなのもある。
この前「キング オブ キングス」を借りてきたら白黒で無声映画だった。字幕だけしか出なくてよくこんな映画が残っていたものだと驚いた。
「パッション」が話題になったので出してきたのだろうか。まるっきり商売気がないともいえないが、店員の人たちも返却されたのを慌てて整理する様子もなく、のんびりしていて雰囲気もいい。

今の流行の新作が一つしかないことがあるのも面白い。見たいと思ったら誰かが返したときに偶然出会うしかない 
こう分類が曖昧だと、目的があって探すときには不便だが、目的もなく行って選んで来るには余り差し支えがない。
懐かしかったり、見たいシーンが有ったり、見終わった後のつながりが気になったりして行ってみるが特に拘っているわけでなく目に入ったものを借りてくる。
旬を過ぎたものは50円、なんだか申し訳ないが、こういう生活が小さな幸せに思える。

最近借りたものには、私が知らなかっただけで有名な名作ではないかというようなちょっといい作品ばかりにであった。
そんな時はキャストやメイキングまで見て「ありがとう」とお礼を言う

★ あの頃ペニー・レインと 2000年 DVD
15歳の少年が音楽雑誌の取材でロックバンドと一緒に旅をする話。メンバーとの交流とともに、ファンの少女たちの中でリーダー格のペニー・レインに恋したり、内幕を書くことへのこだわりも有ったり、青春映画のようでもあるが何か懐かしい暖かい気持ちにさせる作品

★ パーフェクト ワールド 1993年 DVD
クリント・イーストウッド監督、分かりやすいヒューマンドラマ。公開当時に話題になったものだけれど始めてみた。脱獄犯にケビン・コスナー。追いかける警官にイーストウッド。誘拐した少年にいつの間にか慕われるようになる、非情な犯人が実はいい人。 ツボを心得たストーリーでほろっとする。
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