美術と本と映画好き...
徒然と(美術と本と映画好き...)




須田さんの作品はかなり前から観ていたはずで、それは原美術館の
二階に展示されている『此レハ飲水ニ非ズ』。でも当時はどこから
どこまでが作品だか分からず、何となく眺めていただけ...

須田さんの作品はとにかくさりげない。直島のベネッセアートミュ
ージアムの作品も、二度目の訪問でようやく気づいた体たらくです...

興味が出てきたのは資生堂ギャラリーの『life/art '05』の椿から、
横浜のある展覧会では初期の作品(スルメ)を観たこともあります。

そして昨年、猪熊弦一郎現代美術館で観た個展の印象が鮮烈...
# コンテンポラリーアートの展覧会としてはもっとも面白い展示の
# ひとつだと思ってます...

さて、須田さんの作品をいわゆる画廊でみるのは初めてでした。結
構大きな作品が意外でした。壁から生えたような百合や燕子花。

そして朝顔...

剥き出しのコンクリートの壁からななめに伸びてく細い茎、薄い葉、
淡い青の花...空気のゆらめきにかすかに反応しています。どうやっ
て梱包して、どんなところに飾られるのでしょう...
# がさつな私の生活圏にあった日には粉々にしてしまうであろうと
# いうリアルで不粋な想像...

個人的には小さい作品、エレベータ正面の一葉、あるいは葉に寄り
添うような菫などに魅力を感じました...

須田悦弘展 (ギャラリー小柳) - 7/28

果たして今度の週末、府中美術館の展示を観にいけるだろうか...

コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )



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コメント
 
 
 
Unknown (はろるど)
2007-07-11 22:30:48
こんばんは。待ちに待っていた展覧会でした。これほど須田のオブジェを、しかも至近距離で楽しめるなどそうありませんよね。

>菫などに魅力を感じました

健気でしたよねえ…。愛おしさを感じます。

ちょこちょこ見に行きたいです。
 
 
 
Unknown (lysander)
2007-07-12 00:59:52
はろるどさん
こんばんは

> ちょこちょこ見に行きたいです。
会期が長めなので、機会があったら、また、
行ってみようかな...
# 原美術館の『此レハ飲水ニ非ズ』も久し
# ぶりに観たくなってきました...
 
 
 
府中美術館の展示 (とら)
2007-07-17 20:36:53
最終日に見てきました。小さく何気ない花ですね。
ホウの木と木屑がありましたが、昔この木で版画を彫ったことを思い出しました。拡大眼鏡を使わずに彫り、接着剤で付ける技は外科医以上? 須田さんでも葉っぱに穴を空けてしまうことがあるそうですが、それは虫食いということにしてしまうのだそうです。
 
 
 
Re: 府中美術館の展示 (lysander)
2007-07-18 01:21:59
とらさん
こんばんは

府中美術館は行けませんでした。

> それは虫食いということにしてしまうのだそうです。
なるほど...それはおかしいですね。
穴をあけたあとを虫食いにするところで再び
技を繰り出すのでしょうね。
 
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