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SPECULA #7「都市と芸術をめぐる現実(リアリティ)」川俣正vs桂英史
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異形の幻視力 小山田二郎展(東京ステーションギャラリー)
美術
/
2005-06-12
瀧口修造に認められて世に出たという小山田二郎。その小山田二郎
の展覧会場は不思議な沈黙に包まれています...
会場を入ると水彩画のコーナー。異形の人たちが暗いくすんだ色彩
で描かれてします。中間色で表現された人々は誰もが物憂い様子で
す...その中でもチケットの絵柄に使われている老詩人が印象に残り
ました。インディアンのようなペインティングをほどこしてジャコ
メティのように細い顔を持つ詩人の表情と二羽の小鳥には、不安を
感じさせる水彩群の中にあって、どこか安らいだ何かを感じさせま
した...
こういう画風はどのように表現すればいいのでしょう...ちょっとグ
ロテスクな画風はジェームズ・アンソールを思い起こされますが、
どんなに破天荒な絵を描いても、最後には戻ってこれるキリスト教
を持っていたアンソールに対して、小山田の絵は自分しか信じられ
ないような痛切な孤独を感じます。それが油彩の大作『ピエタ』に
繋がって行ったのではないでしょうか...
空中に浮かぶ眼はルドンを思い出し、ひとつめの怪物にはゴヤの巨
人を彷彿とさせます。『カーニバル』という作品は、ピカソのミノ
タウロスを思い起こさせました...
そのミノタウロスは昨年、東京都現代美術館で開催されたピカソ展
(-躰[からだ]とエロス-)にも出展されていました。
その時に、私は
こう書きました
。
> いろいろな苦しみを抱えながら(あるいは周囲の人を苦しませな
> がら)、息も絶え絶えにもがいているミノタウロスのグロテスク
> な姿形と、明かり捧げる少女の不動の姿勢。全体的には陰惨な印
> 象なのに、この絵からは、救いが感じられます。
カーニバルにも同様な印象を持ちます。そして、小山田がピカソに
似たような面があったことを、最初の奥さんへのインタビューで垣
間見ることができます(→
小山田チカエさん
に聞く)。
小山田二郎は勤めながら絵を描いていたのですが、1950年頃から創
作に集中します。それを支えたのが奥さんのチカエさん。旦那が駆
け落ちした朝のエピソードには思わず笑ってしまうのですが...(--;
とても因果な小山田二郎の展覧会は、7/3 まで開催されています。
・
東京都ステーションギャラリー
コメント (
3
)
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巷談宵宮雨(ク...
ミュージカル...
»
コメント
これは
(
村崎式子
)
2005-06-16 00:34:51
日本人なのですか!?
すごい、こんな感性の持ち主がいたのですね……
知らなかった;;
ところで、MusicalBatonというものが私のところに回ってきまして。
詳しくは<リンク:
http://yaplog.jp/purple_shikiko/archive/47
>私のエントリ</リンク>を見ていただくといいんですが……。
もしよろしければリレーを引き受けてくださいませんか??
初めまして。
(
ろゆふ
)
2005-06-20 21:34:05
小山田二郎展、観に行きまして、記事を拝見させて頂きました。
強烈でしたね。
トラックバックさせて頂きましたので、宜しくお願い致します。
小山田二郎展、行ってきました
(
akaboshi07
)
2005-06-28 15:21:47
はじめまして。
小山田二郎展、僕も行ったのですが、絵もそうですが
人生のエピソードもとても面白い人ですね。
奥さんへのインタビューのリンクも、とても
興味深く読ませていただきました。
奥さんも、なんだか飄々としてそうでいいですね(笑)。
TBさせていただきました。よろしくお願いします。
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すごい、こんな感性の持ち主がいたのですね……
知らなかった;;
ところで、MusicalBatonというものが私のところに回ってきまして。
詳しくは<リンク:http://yaplog.jp/purple_shikiko/archive/47 >私のエントリ</リンク>を見ていただくといいんですが……。
もしよろしければリレーを引き受けてくださいませんか??
強烈でしたね。
トラックバックさせて頂きましたので、宜しくお願い致します。
小山田二郎展、僕も行ったのですが、絵もそうですが
人生のエピソードもとても面白い人ですね。
奥さんへのインタビューのリンクも、とても
興味深く読ませていただきました。
奥さんも、なんだか飄々としてそうでいいですね(笑)。
TBさせていただきました。よろしくお願いします。