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美術と本と映画好き...
徒然と(美術と本と映画好き...)




日本国内では現役最強の絵描きである宮崎進さんが本を出しました。
タイトルの『鳥のように』には宮崎さんの願いが込められているよ
うに思います。二十代前半の四年間をシベリアに抑留されていた著
者は、描くことをよすがにしていました。ツンドラの荒野にも春が
くる。空が青く見えたことも何度となくあったでしょう。そんなと
きにふと浮かんだフレーズなのではないかな...

重く沈んだ記憶は、時には散文として、時には作品に寄せられる警
句として、何度も何度も変奏のように語られます。けして声高では
ないけれど、著者の思いが、研ぎ澄まされた言葉でとつとつと書き
綴られます。今は亡き、魂を鎮めるかのように...

いっきに二度ほど読みました。シベリアに行った人の言葉。読んだ
言葉は私の意識に沈んでいきます。これまでおぼろげとしか見えな
かった宮崎さんの創作の背景が垣間見られます。

しかし、そんな言葉とは関係なく私の日常は流れていく...

深夜の電車でふとそんなことを思ったので、そう書いてみた。
# うまく書けないのだけれど...

鳥のように -シベリア記憶の大地- (宮崎進)

おまけ
ギャルリー東京ユマニテで観た宮崎進の仕事の感想

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