美術と本と映画好き...
徒然と(美術と本と映画好き...)
RECENT ENTRY
SPECULA #7「都市と芸術をめぐる現実(リアリティ)」川俣正vs桂英史
というわけで、
今年買った図録や作品集を徒然と...
2010年度極私的アート系ツイートベスト3
プレイバック 2010 (美術篇)
2010年第四四半期の見聞録
2010年第三四半期の見聞録
2010年第二四半期の見聞録
2010年第一四半期の見聞録
トークイベント『脱ガラパゴス化 日本のアートをもっと元気に』(4/3)
RECENT COMMENT
Unknown/
SPECULA #7「都市と芸術をめぐる現実(リアリティ)」川俣正vs桂英史
http://www.meigakan.com//
塩保朋子展『Cutting Insights』 (SCAI THE BATHHOUSE)
http://www.meigakan.com//
急に寒くなったので
http://www.meigakan.com//
入江のいざない(ギャラリー不定点観測 番外篇)
http://www.meigakan.com//
ビデオクリップ(めとろぽりたんみゅーじあむ篇)
http://www.meigakan.com//
秋の風に吹かれながら...(練馬から上野、そして青山界隈篇...)
www.meigakan.com//
英国美術の現在史:ターナー賞の歩み展 (森美術館)
www.meigakan.com//
ダリ回顧展 (上野の森美術館)
www.meigakan.com//
シュルレアリスムと美術展 (横浜美術館)
www.meigakan.com//
シュルレアリスムと美術展 (横浜美術館)
RECENT TRACKBACK
CATEGORY
美術
(677)
映画
(70)
音楽
(63)
書籍
(111)
演劇
(29)
旅
(19)
生活
(205)
散歩
(26)
食べ物屋
(17)
断想
(9)
札幌美術紀行
(14)
そして直島へ...
(8)
フィレンツェは秋
(12)
我が家の白い壁
(13)
見聞録
(66)
備忘録
(77)
BOOKMARK
芸力
アートスケープ
シソーラス
奈良⇔山形(三瀬夏之介)
トクロウmemo(阪本トクロウ)
色彩の下(内海聖史)
ふりつもる線(忠田愛)
野口里佳
諏訪内晶子
村治佳織
矢野顕子
野田秀樹
ク・ナウカ
青年団
溜池通信
ギャラリータグボート
Yahooカテゴリ(日記)
私の撮った写真
私のブックマーク
私のRSSリーダー
MY PROFILE
goo ID
lysander
性別
都道府県
自己紹介
横浜の海...たゆたう...海...
メールアドレスは lysanderアットマークmail.goo.ne.jp
SEARCH
このブログ内で
ウェブ全て
goo ブログ
編集画面にログイン
ブログの作成・編集
ENTRY ARCHIVE
2011年01月
2010年12月
2010年10月
2010年06月
2010年04月
2010年01月
2009年12月
2009年11月
2009年10月
2009年09月
2009年08月
2009年07月
2009年06月
2009年05月
2009年04月
2009年03月
2009年02月
2009年01月
2008年12月
2008年11月
2008年10月
2008年09月
2008年08月
2008年07月
2008年06月
2008年05月
2008年04月
2008年03月
2008年02月
2008年01月
2007年12月
2007年11月
2007年10月
2007年09月
2007年08月
2007年07月
2007年06月
2007年05月
2007年04月
2007年03月
2007年02月
2007年01月
2006年12月
2006年11月
2006年10月
2006年09月
2006年08月
2006年07月
2006年06月
2006年05月
2006年04月
2006年03月
2006年02月
2006年01月
2005年12月
2005年11月
2005年10月
2005年09月
2005年08月
2005年07月
2005年06月
2005年05月
2005年04月
2005年03月
2005年02月
2005年01月
2004年12月
2004年11月
2004年10月
ク・ナウカで夢幻能な「オセロー」(東京国立博物館 日本庭園 特設能舞台)
演劇
/
2005-11-16
ク・ナウカの能舞台です。タイトルの夢幻能は正式には複式夢幻能、
世阿弥が完成させた能の形式だそうです。前半は主人公の亡霊が土
地の人間に憑依し、後半はその亡霊が生きていた頃の姿で脇役の夢
の中に現れる...というわけで、実在の様式を忠実に再現した芝居だ
ったそうですが、これは当日配られたリーフレットを後で読んで知
ったこと、最初に読んでおけばよかったな...
会場は東京国立博物館の裏手にある日本庭園です。会場の時間には
すっかり暗くなって、空には星が見えます。特設能舞台までは懐中
電灯を持った客席担当の方が誘導してくれました。秋の野外公演は
昨年の『アンティゴネ』に続くもの。昨年はとても寒く、また、舞
台と客席が遠くて台詞が聞き取り辛いのが残念だったのですが、今
回は毛布は貸してもらえるし、字幕スーパーまで用意されていまし
た。
開演です。
シェークスピアのオセローは、部下の謀にかかり、最愛の妻、デズ
デモーナを殺してしまう男の話です。そこまでがいっきに字幕で説
明されていきます。あれあれ、終わってしまったよ...
前場はそれから二十五年後、オセローに殺された妻が亡霊となって
さまよい出てきます。ここからは夢幻能、シェークスピアは見事に
解体されて、ク・ナウカの世界の始まりです。
オセローとデズデモーナのなれそめは仮面劇として演じられます。
動きはどこか東南アジア風、手づくりの仮面はちょっとした現代ア
ートのようです。そしてここから狂言回し、イアーゴの謀略が始ま
ります...
単純一直線のオセローと緩急変化球のイアーゴのやり取りはこの物
語の見せ場です。阿部一徳さんのオセローは迫力満点でした。そし
て大高浩一のイアーゴっぷりも最高。オセローの周りを囃したてな
がら跳ねてまわるイアーゴなんて、シェークスピア様にも思いつか
なかったのでは...そんな様子を悲しげに見つめるデズデモーナ...
後場は真相を知ったデズデモーナの踊りです。片手は白い自分の手、
片手は黒いオセローの手、そんな二本の手を操りながら、この世へ
の未練をようやく断ち切った、そんな明るさが感じられる踊りです。
最後には宙を跳ねるように舞台の袖へと去っていくデズデモーナ...
...悲劇の中で、救いようのない物語の中で、デズデモーナにだけに
は平安が与えられた、そんな脚色の芝居でした...
昨年、『マクベス』を上演すると聞いて、ク・ナウカとシェークス
ピアの取り合わせには以外だったのですが、とてもはまってしまい
ました(感想は
これ
)。個人的なク・ナウカのベストは『サロメ』で、
青山円形劇場での公演も日比谷公園での野外公演も緊張感を持って
観たものです。それが、二年前の『マハーバータラ』から、どこか
緩める方向への幅の広がりが感じられて、最近のク・ナウカの芝居
は楽しくて仕方ありません。来年の秋は、どんな公演が観られるで
しょう...
コメント (
2
)
|
Trackback ( 0 )
«
ネットで貸本...
レンブラント...
»
コメント
こんばんは
(
paul-ailleurs
)
2005-11-17 21:18:26
羨ましく感じました。今月初めに北斎展に行った時にこの公演があることを知り、その舞台も見てきましたが夜になると素晴らしいのではと思っていました。残念ながらすでにチケットは売り切れで手にな入らず、先週もトライしましたが、時間が取れず行けずじまいでした。私にとっては新しい領域だったので何としても見たかったので残念です。次回に期待したいと思っています。
Re: こんばんは
(
lysander
)
2005-11-18 01:06:32
paul-ailleursさん
コメントありがとうございます。
この劇団は最近人気があって、チケットが取り難くい
ようです。私も上演の一週間ほど前に友人のチケッ
トを取ろうとしたら売り切れでした...
気がついたら備忘録に書いておくので、興味があれば
ときどき寄ってみてください...(^^;
劇団のホームページはこちら...
http://www.kunauka.or.jp/jp/
コメントを投稿する
名前
タイトル
URL
コメント
※絵文字はjavascriptが有効な環境でのみご利用いただけます。
▼ 絵文字を表示
携帯絵文字
リスト1
リスト2
リスト3
リスト4
リスト5
ユーザー作品
▲ 閉じる
コメント利用規約
に同意の上コメント投稿を行ってください。
コメント利用規約に同意する
数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。
コメントありがとうございます。
この劇団は最近人気があって、チケットが取り難くい
ようです。私も上演の一週間ほど前に友人のチケッ
トを取ろうとしたら売り切れでした...
気がついたら備忘録に書いておくので、興味があれば
ときどき寄ってみてください...(^^;
劇団のホームページはこちら...
http://www.kunauka.or.jp/jp/