金鉱山と無電力地帯での電力事業

アフリカ、パプア・ニューギニア、アジアで再生電力

金の精錬法。 アマルガム(合金)

2010年03月08日 08時29分56秒 | 日記

 

何度も言ったように、金(Ag)は、水の19.3倍の重さがあります。だから1ccの水は1gですが、金の体積1ccは20g近くあります。

金は、最も化学変化をしない金属の一つで、純粋な酸にも溶けません。また、空気中で錆びたり、燃えたりしません。

しかし、金は水銀に容易に溶けアマルガム(合金)を形成する性質があります。

アマルガムと言うのは水銀と他の金属との合金のことです。これを利用して金を精錬することが出来ます。金、銀鉱石を水銀に接触させ、『水銀アマルガム(合金)』を作ることによって、金の精錬ができます。これは小さな設備で可能です。

アフリカの金産出国へ行くと、鉱山主から『水銀をほしい』とよく言われますが、水銀もアフリカでは国の管理の下にあるようで、皆、なかなか手に入らないのです。

これが容易に手に入れば、鉱山を持っている人が、自分で精錬して、精錬済みの金を国の管理を通さずコッソリ売ってしまわれ、国家収入が入らなくなるから、水銀はアフリカでは一般に出回らないのです。 それだからこそ、私たちが未精錬のゴールドダストを買い取る可能性が出てきます。

私の会社でも、近々精錬する仕事が入るので、そのとき必要な触媒などを、今日から手配することになっています。オフィスはバンコクにあり、アユタヤに子供の家が在って、そこは500坪以上の広さがあるので、そこで精錬します。

アユタヤは言わずと知れた『山田長政』のいた町で、旧都でもあるところから、多くの観光客が来ます。町は川と川に挟まれた『中ノ島』になっています。

バンコクから近く車で1時間もあれば着くので、バンコク市内を走っているより早く着くくらいです。道は整備されているし、「ついそこ」と言う感じです。

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