Lumia 950/950XLに続いて世界では2台目、日本では最初のWindows 10 Mobile搭載スマホ、ついに始動!!
昨日、FreetelはWindows 10 Mobileを搭載したスマートフォン「Katana 01」を11月30日より12800円で販売することをアナウンスしました。先行予約は本日より開始されています。
今年の6月の発表会の時点では19800円と発表されていた本体価格はWindows 10 Mobile搭載スマートフォンの普及を促進させるため、12800円に大幅値下げして投入。同スペックと思われるgeaneeのWPJ40-10が同じ価格で発売することからこちらに合わせてきた可能性があります。ドスパラがWindows 10 Mobile搭載スマートフォンの日本最速投入予定をアナウンスしていました結局グローバルではLumia 950/950XLに続く、日本では最初のWindows 10 Mobile搭載機は本機となりました。
LTEは使えるものの実はローエンド機
本機のスペックはLTE対応ローエンド向けSoC、Qualcomm SnapDragon 210 1.1Ghz QuadにAdreno 304 GPU/1GB RAMに8GB ROM/4.5インチFWVGA(856x480ドット) IPSディスプレイを搭載。LTEバンドは1/3/8/19でドコモ・ソフトバンクのプラチナバンドエリアでの利用も可能。ちなみにデュアルSIM対応機です。
筐体自体はすでに発売しているSnapDragon 410搭載ミッドレンジ機Priori2 LTEの流用だったことからハードウェア自体も流用しているのかと思ったのですが実際にはそうではなく割と後継機Priori3 LTE(こちらもCPU名は非公開なものの1.0Ghzで動作するクアッドコアプロセッサを搭載したローエンド機)に近い構成になったようです。もちろんWindows Phone/10 Mobile自体はNTベースとはいえ昔からロースペック機でも軽快に動作するため、この機種でも実用上問題はないと思いますが、外部モニターをつないで小型PCとして利用する機能「Continium For Phone」はSnapDragon 808/810を要求するため(つまり現状これが使えるのはLumia 950/950XLのみ)利用不可能となります。
またストレージ容量が少ないので外部microSDカードは購入しておいたほうがいいでしょう。こちらは32GBまで増設可能です。
Windows 10 Mobileのビルドナンバーは10586.11。これは先日Insider Preview参加ユーザーのLumiaに降ってきたバージョンと同じものですのでやはりこのビルドがRTMビルドで確定のようです。むろん音声アシスタンスのコルタナさんも日本語で利用可能です。
ミッドレンジ機のKatana 02の投入も予定されており、こちらは来年1月発売予定。こちらは1280x720のHD液晶と16GB ROMを搭載しており、おそらく搭載SoCはミッドレンジ向けのSnapDragon 4xxになると思われます。
とりあえずWindows 10 Mobileを試したいユーザーがお試しに買うならちょうどいい
すでに前バージョンWindows Phone 8.1 Update搭載機であればマウスコンピュータのMADOSMA(こちらもWindows 10 Mobileにアップグレード可能)が発売されていますが、Windows 10 Mobile搭載機としては前述のとおり日本初のモデルとなったFreetel Katana 01。性能的にローエンドとはいえ、OS自体は軽快に動作しますし、Continiumこそ使えないもののPCと共通化されたストア、ユニバーサルアプリやXboxアプリ、Office Mobileアプリケーションや新しいMicrosoft Edgeブラウザは問題なく利用できますし、この価格でLTEも掴むため「とりあえずWindows 10 MobileってどんなOSなのか試してみたい!!」というユーザーにはお勧めできる端末になっていると思います。
とりあえず11月30日以降店頭販売も始まりますので実機を見て購入しようか検討したいと思います。