かのあゆブログ

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Galaxy Note 7終焉。Note難民待望の日本版は幻に。

2016-10-11 22:34:33 | Galaxy アンバサダーレビュー
既に各ガジェットブログや有名ニュースサイトでも報道されている通り、Samsungはバッテリー由来の爆発問題でリコールとなっていたハイエンドファブレット「Galaxy Note 7」の販売を中止することをアナウンスしました。
同モデルは日本でもドコモ、auからそれぞれSC-01J、SCV34のモデルナンバーで技適を通過しており、この問題がなければ冬モデルとして2014年に発売したGalaxy Note Edge以来久々に日本に帰ってくる予定でしたが、全世界的にディスコン扱いになった為日本での発売もキャンセルされる方向に向かうと思います。
死亡事故になる前にディスコンにしたのは懸命な判断だとは思いますが、Note難民と言われるユーザーはかなり多く、特に前モデルGalaxy Note 5は日本未投入で終わった故に待っていたユーザーも相当多かったかと思われますが、今回はかなり残念な結果で終わってしまいそうです。(もし対策した上でリリースしたとしても爆発問題は日本でも大きく報道されたため、相当ネガティブな印象に変わってしまったため、キャリアもリスクを犯してまで出すことはないでしょう)
また国内投入直前でのキャンセルのためSamsungにとっては大きな痛手となっているはずで、最悪来年以降のGalaxyシリーズの国内展開にも影響する可能性があります。
今回の件がきっかけで最悪な方向に向かわないことを個人的には祈っていますが…

au版Samsung Galaxy S5 SCL23がついにMarshmallowへ。明日よりアップデート開始!

2016-09-06 01:55:31 | Galaxy アンバサダーレビュー

update

ついにau版Galaxy S5 SCL23もMarshmallowへ。グローバル版同様最終バージョン。

昨日付でauがGalaxy S5 SCL23のAndroid 6.0.1へのアップデートを明日9月6日に行うことを正式に発表しました。ファームウェアのビルドナンバーとしてはSCL23KDU1BPH3となります。ドコモ版に遅れること一週間。ようやくau版S5もMarshmallowへアップデートされることとなりました。

新機能としてはAndroid 6.0でサポートされたNow On Tap、Dozeモードのサポート、指紋認証のネイティブサポートなどのほか、Samsung独自の機能拡張としてGalaxy S6以降に搭載されている「スマートマネージャー」がS5にも搭載され、状況に応じて自動的にメモリ開放やテンポラリファイルの削除を行ってくれます。

TouchWizランチャーのアイコンデザインこそS6デフォルトのものと同一になりますが、残念ながらSystem UIの更新はGalaxy S4の4.4.2→5.0やS6の5.0.2→6.0の時のように更新はされておらず、4.4.2/5.0.2世代と変わらないデザインのものとなっています。また更新内容を見るとどうもS6以降のTouchWizに搭載されているテーマ変更機能も実装されていないようです。ここら辺は残念ですが、国内キャリア版もすべて6.0.1に上がっただけでも奇跡みたいなものなのでここら辺はやむなしといったところでしょうか。

Android 7.0 NougatではQualcommがAdreno 330用のドライバの開発を打ち切っているため、公式アップデートはグローバル版、国内キャリア版ともに今回の6.0.1が最終となります。

Galaxy S5の国内キャリアモデルはすべて最終バージョンまでアップデート

Galaxy S5に関しては国内キャリア版もグローバル版最終となる6.0.1までアップデートされたことになります。XPERIAがZ3でドコモ版だけMarshmallowにアップデートされ、au、ソフトバンク版は5.0.2で終わってしまったことを考えるとここら辺に関してはSamsungの努力もあってのものなのではないんじゃないかなぁと。ドコモ版Galasxy S4も最終バージョンである5.0 Lolipopまでしっかり面倒見てましたし、今回に関しては派生モデルのS5 Activeに関しても6.0.1へアップデートされています。

正直Galaxy S5(というかSnapDragon 801世代の機種全般)に関してはいまだに十分メインとしてもやっていけるだけの性能は持っているだけに今回すべての国内キャリア版が6.0.1にアップデートされたのは素直にうれしい限り。SCL23に関しては公式アップデートが終わった後もCyanogenmodが正式に対応していたりするのでカスタムROMでNougat世代までは面倒見てもらえるのではないでしょうか。そういう言う意味でもまだまだ現役で使っていける機種だと思います。


GalaxyでKNOXカウントが上がってしまうと何が問題なのか

2016-04-12 01:48:30 | Galaxy アンバサダーレビュー

Android 4.3以降の世代のファームウェアを搭載したGalaxyからSamsung公式のセキュリティ機能「KNOX」が実装されるようになりました。

これはAndroid OS上にKNOXコンテナという特殊な領域を設け、主に業務用アプリやデータなどを個人用のデータと切り分けて保護できるようにする機能ですが、そのほかにファームウェアの不正書き換えを認識する機能も搭載されています。DSC_1497

Samsung Galaxy S5 SCL23でのKNOXカウンターの例。KNOX WARRANTY VOIDの項目が0x0の場合純正の状態、0x1だとKNOXカウントが上がって非公式な方法でROMが書き換えられた状態になります。

キャリアや端末メーカーであるSamsungが公式で行っているOTAアップデートやKies経由でのアップデートの場合、このフラグが立つことは当然ないのですが、ROM焼きなどでよく使われている「ODIN」などでROM(公式・非公式を問わず)を焼いた場合、一度飲み書き換え可能なヒューズがオンになり、「非公式な方法でROMを書き換えた」と認識された状態になります。この状態になると

  • 当然非公式な方法でROMを書き換えたため、Samsungによるメーカー保証が受けられなくなる
  • KNOXコンテナ機能が無効化される
  • OTAアップデートが受けられなくなる(ODINで最新FWに上げること自体は可能)
  • Galaxy S6以降に搭載されているNFCを利用した決済サービスSamsung Payが利用できなくなる(現時点ではSamsung Payは日本ではサービスインされていません)

という状態になり、要するにメーカー保証が切れた上に一部機能に制限が出た状態になります。

(個人ではまず使わないであろう)KNOXコンテナや一部機能に制限が出てしまうことを理解したうえでカスタムを楽しむならば問題はないのですが、今回1shopmobile側が「新品」としてい売っている商品でユーザー側に説明もなく「非公式な方法でROMを書き換え、KNOXカウントを上げてメーカー保証を切ってしまったにもかかわらずにショップ自体も初期不良10日過ぎたから一切対応しない」という対応をとっていることが問題になっています。

余談ですがこの機能自体は日本で売られているdocomo/au/Softbank版Galaxyでも当然実装されており、KNOXフラグが立った場合保証が受けられなくなります。


Galaxyシリーズのマルチウィンドウは非常に快適

2015-07-02 10:33:27 | Galaxy アンバサダーレビュー

Galaxy S3α以降よりGalaxyシリーズでは複数アプリを同時に表示できるマルチウィンドウに対応しています。
XPERIAシリーズや同時期に販売されていたELUGA P P-03Eにも似たような機能は搭載されていたのですが、GalaxyのそれはChromeやYouTube Appなど通常のAndroidアプリをマルチウィンドウ表示できる仕様になっています。
もちろんすべてのアプリがマルチウィンドウ表示に対応しているわけではないのですが、例えばGoogle Mapを見ながらWEBサイトをチェックしたり上のキャプチャのようにWEBブラウズしつつYoutubeを鑑賞したりといったことがGalaxyなら出来てしまいます。
PC用OSではマルチウィンドウ表示はもはや当たり前すぎてあれなのですが、モバイル機でこれができるとやっぱり便利ですよね。

Next Is Now~Galaxyが得たもの、失ったもの~

2015-06-30 16:53:31 | Galaxy アンバサダーレビュー

Next Is Now

*このレビューで試用している”Galaxy S6 SC-05G”はGalaxy アンバサダーで借りているモニター機となります。

ということで2日前にGalaxyアンバサダーモニター用端末のドコモ版Galaxy S6 SC-05Gが到着しました。お借りしたものは本体とUSBケーブルのみ。元箱はつけてほしかったかなぁというのは正直なところですが、まぁレンタル機なのでこんなものでしょう。前回のNote Edgeの時もそのような感じでしたし。

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その翌日には予備機…というかメイン機としてリプレースしてしまったのですが、職場のすぐ近くにあるBOOKOFFで本体のみで傷も多めとはいえ17800円で売っていた2世代前の、ちょうどドコモがパナソニックに とどめを刺していた「ツートップ」路線をやっていた時のモデル、Galaxy S4 SC-04Eを購入しました。こちらもfHD液晶にSnapDragon 600 クアッドコアプロセッサ+2GB RAM構成にお財布ケータイ+ワンセグ搭載といまでも下手なミッドレンジ機を買うより全然お得なんじゃないかと思える良モデルです。2013年夏発売のモデルでもう一台の”ツートップ”であるXPERIA AはAndroid 4.2.2でアップデートが早々と打ち切りにされてしまった一方でGalaxy S4に関してはプリインストールの4.2.2からのちに4.3へアップデート(今回買ったS4はここまではアップデートされていました)、さらに昨年には4.4.2”Kitkat”へアップデートされ、先日にはAndroid 5.0.2”Lolipop”へのアップデートもアナウンスされています。(ちなみにグローバル版S4に関してはすでに5.0.2が提供済み)

本来専用APNに変えてしまうため基本MVNO SIMでは使えないデザリング機能も4.4.2の時点では非root環境でもパッチを適用することで利用可能となり、本当に下手なミッドレンジ気を買うよりお得なんじゃないかと思える良機で、ここらへん常にハイエンドを目指していたGalaxy Sシリーズらしい良端末になってるんじゃないかと思います。バッテリーも交換可能ですし、内臓ストレージも32GBとかなり余裕があります。

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ということで手元にGalaxy S2、S4、S6がそろったことになります。初代SとS2LTEはすでに手放してしまってるのでちょっとタイミング悪かったかなぁ感はありますが…

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ということでメイン機としてリプレース(ちなみに分割で買ってるZenfone5は”予備”としてそのままの状態にしておくことに。S4のアップデートでデザリングがふさがれて不具合が出る事態になればまたメインに戻す予定)した2年前のフラッグシップ、Galaxy S4といろいろ比較しつつ使っています。

新しくなりつつも”いつも通り”なGalaxy。ただし以前から失ったものも…

デザイン面に関してはS4より大きくなった感(というかS4を購入したときに”こんなに小さかったっけ?”と思ったのが正直なところ)はあものの基本的には”いつものGalaxy”のデザインを継承。ホームボタンは某林檎電話よろしく指紋センサーも兼ねており、microUSBコネクタ周りのデザインも某林檎5と同じようなデザインにはなっていますが、それでも「まぁGalaxyなんだなぁ」と一目でわかるデザインになっているとは思います。

ただし残念なことにGalaxyシリーズの美点であった「バッテリー交換可能」という要素に関しては完全に捨ててしまっており、現在の一般的なスマートフォン同様バッテリー交換は「基本本体公館での対応」ということになってしまいました。またmicroSDスロットに関しても今モデルでは廃止。1年前のS5で初対応となった防水防塵も再び”非対応”となってしまっています。

Galaxy S6に関してはドコモ版は”廉価モデル”扱いの無印S6りでも32GB、3キャリアから出ているS6 Edggeに関しては64GBもでるもあるとはいえ、アプリのインストール領域も共有していますし音楽やビデオ、写真などのデータを積み込んでいけば確実に「足りなくなる」ためにここら辺今モデルでも対応してほしかったところ。またバッテリーに関しては現在のスマートフォンがほとんどバッテリー交換不可になっている現状において、バッテリーがへたって来ても安価に入手できるバッテリーを好感していればもっと長く使えるのはGalaxyシリーズの良さだった竹にこれを失ってしまい、”その他多数のスマホ”と同じになってしまったのは非常に残念な限り。後述する通り自社製オクタコアプロセッサ搭載で確実に端末としては高性能化しているものの、前モデル以前と比べると”らしさ”を失ってしまったところが多いのは残念なところです。

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(左はS4、右がS6)

OSはドコモ版S4が現時点ではAndroid 4.4.2。S6はAndroid 5.0.2を搭載。UIはいつも通りSamsung独自の”TouchWIZ UI”で基本S4以降と変わりはない…と思いきやドロワーメニューの仕様や通知領域の仕様はS4とS6ではだいぶ異なったものになっています。ただしS4もすでに配布されているグローバル版5.0.2の内容を見た感じS5~S6のUIとほぼ同じものにアップデートされる予定にはなっています。

またS6ではテーマの変更も対応していますが、まだここら辺は試していません。

ちなみにdocomo版はパレットUIも搭載…されていますが正直いりません。不要です。ランチャーとして使いやすいと思ったことはないし無効化すらできないしさっさと消えてほしい。

またS6では前の記事にも書いた通り「基本AOSPなAndroidに近づけよう」というコンセプトの下、デフォルトのプリインストールアプリを減らし、必要なアプリはGalaxy GiftやGalaxy Appsで入れてくれというコンセプトに変わったため、基本プリイントールされているアプリは最小限のものになって…入るのですが、やはり日本のキャリア仕様だと余計なキャリアアプリが入っておりSamsungの努力を無に帰すようなことになってしまってはいますが、それでも以前のGalaxyシリーズや他メーカー機と比べれば最小限の内容にとどまっています。このシンプルさこそベスト!本当必要なアプリは自分で好きなのを入れればいいと思っているのでここら辺は大正義だと思いますし、Galaxy S6シリーズからこの路線に転換したのはいい傾向だと思います。

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(左はS4、右はS6)

SoCはほかの夏モデルに搭載されているQualcomm製オクタコアプロセッサSnapDragon 810ではなく自社製のExynos 7420 Octa(ARM57+ARM53のbig.Little構成で最大2.1+1.5Ghz)を搭載。XPERIA Z4などSnapDragon 810搭載機に関しては発熱問題でいろいろと(悪い意味で)話題となっているので日本版でも自社製のExynos 7シリーズを搭載したのは正解だと思います。

Antutuのベンチマーク結果は57930。現在のフラッグシップにふさわしいハイエンドな性能となっており、Mortal Kombat X Mobileのような思いゲームも快適にプレイ可能です。

…ただ正直そういった”重い”3Dゲームをやらない、基本的に軽いカジュアルゲーム(パズドラとかモンスト)、WEBブラウズ、LINEなどのメッセージングしか使わないという場合このスペックはオーバースペック気味で、正直現在の低価格ミッドレンジ機に搭載されているSnapDrago  400(ARMv7クアッド 1.2Ghz)ですら十分。S4ですら26615と現在のミッドハイ機といまだに同等なスペックで十分な性能が得られているのもあって今のハイエンドスマホの性能向上に関しては正直”どうかな”感もありますが・・・

ちなみにS4は一時期ベンチスコアを”盛っている”ことで話題になりましたが、実際最初のAntutuだと

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このような結果になっているあたり・・・

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ちなみに3DMark ICEStorm Unlimitedのベンチ結果は上の通り。この性能なら最新の3Dタイトルの動作に関しては”非常に快適に”プレイできると思います。