かのあゆブログ

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EeePC 901-XにUbuntu 12.0.4 LTSを導入してみた

2012-08-21 09:43:14 | デジタル・インターネット

最近モバイル用PCはThinkPad x61sに完全移行してほぼ利用していなかったEeePC 901-Xですが、一度環境を再構築してWindows XP Home Edition SP3+EWF化という環境で利用していました。

ただ最近Microsoft純正のウイルス対策ソフトWindows Security EssentialsがなぜかプレインストールされているWindows XP HEを違法コピー品と誤認識したりファイル書き込み中にエラーが発生したりと不安定気味になってきたことや、そもそもWindows XPのサポート期間が残り2年を切ってしまっていることなどから一応今の環境をバックアップしたうえでUbuntu環境としてもう一度環境を再構築することにしました。

現在リリースされているUbuntuの最新版は12.0.4 LTSですのでこれをインストールすることに。インストール自体はあっけなく終わりました。やったことは

  1. 現在のWindows XP環境をAcronis True Imageで(C、Dドライブ含め)イメージバックアップしておく
  2. Ubuntu 12.0.4 LTS Desktop 日本語Remix CDのISOイメージをダウンロード(ダウンロードはFTPからのほかファイル共有ソフトBittorrentからのダウンロードも対応しています)
  3. USBメモリからブートできるように「Universal USB Installer」をダウンロードし、8GBのUSBメモリにUbuntuインストールCD内のイメージを展開する
  4. EeePC 901-XでBIOS設定画面を起動し、(Windows XPのブートスクリーンが出てくる前にF2キー)Boot Booster(BIOS設定をスキップし起動を高速化する機能)をDisableに、HDDの設定で1st Driveを8GB SSDに変更しておく。(SSDを増設している場合やSDHCカードから起動する場合この作業は不要です。)
  5. 3で作成したUSBメモリからUbuntuを起動し、インストール作業を開始する(インストール先のドライブは標準状態のEeePC 901-Xの場合は8GBのMLC SSDを選択すること。Ubuntuは4.3GB以上のHDD空きがないとインストールできません(=4GB SLC SSDにはインストール不可能)
  6. インストール完了。お疲れ様でした。

さすがに2008年の機種だけあってすべてのデバイス(+ホットキー)が普通に利用可能で、Samba経由でのWindowsネットワーク上のプリンタ(Canon Pixus MP360)の共有も簡単に行えました。

標準状態でもFirefox(12.0.4では12がインストールされていましたが、起動後のアップデートで現在の最新版である14にアップグレードされました)やLibreOfficeがプレインストールされているのでネット端末として再び活躍できる環境が構築できました。

desktop

Ubuntu自体久しぶりに触りましたがだいぶUI変わりましたね…

最近はやりのクラウドにはかなり前から対応していて、Ubuntu Oneサービスに入ると無料で5GBのオンラインストレージがもらえます。

ubuntuone

標準搭載されているFirefoxはもちろんFlash Playerにも対応。インストール時にサードパーティのソフトウェアを導入するオプションを選択したからなのかインストール直後の状態ですでにFlash Player 11.2が導入済みでした。(Linux向けのFlash PlayerもAndroid版同様、残念ながらFlash Player 11.2を最後にバグフィックスを除き開発が打ち切りになっています)

firefox




Windows 8 Enterprise 90日試用版 配布開始(RTMベース)

2012-08-17 09:33:09 | デジタル・インターネット

先日Windows 8(ARM版”Windows RT”、サーバーOS”Windows Server 2012”含む)が遂にRTM(”Release To Manufacturing” 工場出荷段階)となり、残すは10月26日の一般販売開始を待つのみとなりましたが、それに先駆けマイクロソフトの開発者向けサービスであるMSDNやTechNet登録ユーザー向けにRTM版Windows 8の配信が先日15日より開始となり、また、一般ユーザーも利用できるRTMベースのWindows 8 Enterprise 90日限定試用版の配信も開始となっています。(x86/x64版。日本語版あり)

現在製品候補版となる「Windows 8 Release Preview」が配信されていますが、今回リリースされたWindows 8 Enterprise 試用版は試用可能な期間がインストールから90日間という期間制限はありますがそれ以外は製品版そのものですので一足先にWindows 8 RTMを試してみたいという方は空いているPCや仮想環境を用意してインストールしてみるのもいいかもしれません。

なおWindows 8 EnterpriseはWindows To GoやBitLocker To Goといった企業向け機能を搭載したエディションで、ボリュームライセンス向けにリリースされるエディションなので一般販売はされません。また、試用版から製品版のアップグレードも不可能とのことですので試用期限が終わり次第必要なデータをバックアップしたうえで元のWindows環境に戻すか新たに購入した製品版Windows 8(一般ユーザー向けに出回るのは”Windows 8”と”WIndows 8 Pro”の2エディションです)を新規インストールする必要があります。




ニュービッグワンガム トヨタ・セラを20年ぶりに入手

2012-08-12 23:13:13 | 日記・エッセイ・コラム

最近仕事が変わり、研修シフトで最後の日曜日休みということで(基本的に平日休みになるため土日は仕事なのです…)一応いけなくはないのですがゆっくり休日のアキバで過ごせるのは最後ということでとりあえず行ってきました。コミケ最終日なのと歩行者天国時間内だったのもあってかだいぶにぎわっている感じでした。(本当は今年の夏のコミケも行きたかったのですが仕事が変わったこともあってごたごたしていけず…orz)

その際寄ったリバティ11号店(おもに鉄道模型とモデルカーを取り扱っています)に寄った所ワゴンコーナーにこんなものを見つけました。

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これはなんなのかというとお菓子メーカーのカバヤ食品が1978年(ビッグワンガム)から1996年ごろまで展開していた食玩プラモデル「ニュービッグワンガム」のキットの一つだった「トヨタ・セラ」です。

うちの世代だとちょうどニュービッグワンガムの世代でよくお小遣いもらっては200円片手にデパートの食品売り場にこれを買いに行って作っていましたが、ガムがおまけでプラモがメインとよく言われていたように200円の食玩でありながらクオリティが高く、またはめ込み式で誰でも簡単に作れるのが魅力的なキットだったのですが、時代の流れの変化からか96年あたりを最後にシリーズが途絶え、2000年に一回復活したと思ったら完成キットで「もうビッグワンガムじゃないじゃん!」とがっかりした記憶があります。(それでも当時トヨタ・セリカだけは購入しました)

最近カバヤといえば同じく組み立て式のトランスフォーマーガムを再び売りだしていますが、個人的にはニュービッグワンガムも復活してほしいなぁと思っていいたり…(日産 GT-Rとかランボルギーニ・アヴェンタトールとかトヨタ 86/スバル BRZあたりをラインナップに加えてくれたら喜んで買いそうで怖いですw)

上のトヨタ・セラはたしか1991~2年ごろにラインナップされたものでしょうか。(同時期だとホンダ・NSX(NA1)やビート、ランボルギーニ・ディアブロ、フェラーリ・F40、マツダ 787Bなどもモデル化されていましたねw)実車は90年3月に販売開始となり94年12月に生産終了した3ドアクーペで駆動形式はFF。ベースはP70型スターレットで、当時ランボルギーニ・カウンタックなどといったスーパーカーにしか採用されていなかったガルウィングドアを一般レベルで日本で採用したのはこのセラが初だといわれています。現在でもたまに見かけるほか、東京のトヨタ東京本社のショウルームにもガルウィングを展開した状態で赤のセラが展示されていたりします。

セラのミニカーは今でこそ何社かモデル化していますが、当時はこの車を劇中に使用していた特撮「特救指令ソルブレイン」で登場していた「ソルギャロップ」としておもちゃ化されたものと上のニュービッグワンガムのキットくらいしかなかったような記憶があります。小学生低学年の頃探しに探して児童館で開催されていたお祭りのおもちゃコーナーでようやく完成品のニュービッグワンガムのセラをさがして入手(児童館のイベントなのでリアル金銭のやり取りはなくお祭りの際もらえるチケットで引き換えという形でした)したのも今はいい思い出。ただそのあとどこかに紛失してしまったので20年ぶりの再会になります。

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今回入手したのはキットの状態ではなくすでに素組で完成しているもので、もうかれこれ20年以上たってるキットなので埃をかぶっていたり左ミラーが欠品だったりコンディションはけしてよいとは言えませんが、そもそもこれがショップに流れてくること自体奇跡みたいなものなので…本当に”再会”できてうれしいです。




(android)android版Kingsoft Officeは日本語版以外は編集可能なフリー版が存在する

2012-08-10 23:12:58 | デジタル・インターネット

日本で出ているandroid端末のほとんどには何らかのオフィス互換ソフトがプレインストールされています。(有名なところではQuickOffice、Documents To Goあたりでしょうか。)

ただし、機種によっては観覧機能だけで編集機能は有料アドオン扱いになっている場合があります。またストアで販売されているオフィス互換ソフトもほとんどは「無料では編集不可のビューア扱い、有料アドオンで編集可能」というソフトがほとんどです。(OliveOffice Premiumなどフリーのオフィス互換ソフトも存在しますし、LibreOfficeをiOS端末やandroid端末に移植するプロジェクトも進行中ですが…)

そんな中中国企業のKingSoftが編集も可能な「KingSoft Office」のandroid版を無料にすると発表しました。先日購入したONDA VX580W Fashionに「WPS Office」というオフィス互換ソフトがプレインストールされていましたが、これも実は中国語版KingSoft Officeの無料版でした。(中国国内ではKingSoft Officeは”WPS Office”として販売されています)

しかし残念ながら無料になっているのは中国語版と英語版のみであり、日本では2980円でGoogle Play Storeで販売されており(ただし当然ですが日本版ではKingSoftによるサポートが受けられ、またクラウドストレージサービス「KDrive」の2GB分の使用権もついています)、また英語版は日本国内ではGoogle Play Store経由でのダウンロードはできなくなっています。

ただあくまで「Google Play Store」経由での英語版KingSoft Officeのダウンロードは不可能というだけの話で、実はKingSoftのWEBページでも公式に英語版KingSoft Officeのapkファイルを公開していますのでこちらからの導入は当然可能です。

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英語版ですがUIはMicrosoft Officeに近く、また一部のOffice OpenXML形式のファイルは開けなかったものの文章の再現性は高いので「androidスマートフォンやタブレットを購入したけど付属のオフィスソフトが観覧機能のみだった!編集機能もほしい!」という方はぜひ試してみてください。

ちなみに日本ではよく中古再生PCにインストールされていることが多いWindows版KingSoft Officeに関しても英語版に関してはフリー版が存在したりします。




ONDA VX580W Fashion購入 7580円のAndroid 4.0.3 “ICS”搭載5インチタブレット

2012-08-02 08:50:06 | デジタル・インターネット

昨日東映無線ラジオデパート館で激安Androidタブレット(いわゆる中華PAD)のONDA VX580W Fashionを購入しました。CPUはAllwinner A13の1Ghz、GPUはMail 400、メインRAMはDDR3 512MBで内蔵ストレージは8GB(ただし内蔵RAM自体は1GB程度、ほかにmicroSDHCカードが内蔵ストレージとしてマウントされていてそちらの空きは6GB弱でした。これ以外に外部microSDHCカードも装着可能)。OSはandroid 4.0.3 “ICS”搭載。これで価格は7580円!安い!

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そのかわりカメラが全く搭載されていなかったりしますがEVOより若干大きい程度のコンパクトさ、なおかつ最新のICS搭載で7580円は十分お買い得といえるでしょう。

東映無線さんで売っていたのはすでに日本語でシステムセットアップが終わっている状態でしたが、もともと中国で売っている端末故日本語IMEはデフォルトではプレインストールされていないのでGoogle Play ストアから別途導入しないと日本語入力ができません。(ちなみに本機はGoogle Playストア対応端末です。デフォルトでは旧Androidストアアプリが導入されていますが、Googleアカウントをセットアップすると自動的にGoogle Playストアクライアントに更新されます。)

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android向けIMEは有料のものではジャストシステムのATOKが、フリーのものではOpenWnnやShimejiなどが有名ですが、うちはEVOでも導入しているGoogle日本語入力(ベータ)を導入することにしました。PC版譲りの高い変換効率が魅力の無料IMEです。

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プリインストールアプリは中国国内向けのものばかりで日本ではなじみがないものばかりだったので(中国語版とはいえ一応プリインストールされているOffice互換スイートの)WPS OfficeとONDA独自のストアアプリONDA Storeを残してすべてアンインストール。そのかわりGoogle/android純正ともいえるYoutubeやGooogleマップ、GmailアプリやAdobe Reader、Skypeなどをセットアップしました。(上の写真はデフォルトでインストールされていたアプリです。現在はMSN Messenger(中国語版)とONDA Store、WPS Officeを除いてすべてバッサリと削除してあります。Flash Playerは11.1がプレインストール済みでした。)

動作のほうは普通に使う分には快適に動いてくれているような印象で、1年前に購入したEKEN M009S(購入後数か月はカスタムファーム入れたりいろいろ遊んでいましたがあまりにももっさりしていたのでIS03/EVO/MEDIAS BR購入につき現在は引退中)と比較してもかなり性能は向上しています。

基本的に海外製の端末故サポートはなく日本語環境も自分自身で構築する必要があるため初心者に強くお勧めはしませんが、それなりにつかえるICS環境で10000円でおつりがくるこの小さなタブレット端末は寝モバ端末としておすすめかもしれません。ただしバッテリーがWi-FiオンだとEVO異常にもたないのが残念といえば残念なところではあるのですが…w

 

追記:購入から1日後に東映無線ラジオデパートさんのWEBサイトを確認したところ在庫が0になっていました。どうもうちが買ったものが最後の在庫だったみたいです。

ちなみにインプレスのAKIBA PC Hotline!コーナー内にもこの機種の紹介が掲載されていたのでリンクしておきます。

新製品- ONDA VX580W Fashion