発売があと1か月に迫ってきている「PS Vita」ですが、内蔵されているWEBブラウザがどんな使用なのか気になったので検索してみたところ、初期FWに搭載されているものは「Webkitベース、HTML5一部サポート、Adobe Flash Player未サポート」という仕様みたいです。(*ただしSCEからの公式アナウンスではなくあくまで噂レベルでの情報)
WebKitはAppleが開発したオープンソースのレンダリングエンジンで、Safari&Mobile SafartiのほかAndroidのMobile ChoromeやBlackBerryの内蔵WEBブラウザ、任天堂3DSのNetFront NXなどで採用されているので予想通りですが、Adobe Flash未サポートはちょっと端末のスペックが素晴らしく、十分対応可能なことを考えると残念かなぁとは思います。ただ先日Adobeがモバイルデバイス向けFlash Playerの開発を中止することをアナウンスしたこと(Android向けはFlash Player 11.1で最終。セキュリティアップデートなどのメンテナンスは行う予定)やWEBアプリケーション開発がAdobe FlashなどからHTML5へ移行していることを考えると妥当なのかもしれません。前述のとおりモバイルデバイス向けFlashはすでに開発中止をアナウンスしているので3DSも含め今後のFWアップデートによる対応もちょっと難しいかもしれません。
Flashのモバイルデバイスサポートの終了に関しては生前スティーブ(ジョブス)がiOSデバイスでのFlashネイティブサポートをかたくなに拒んだことも要因の一つになっているようです。ただデスクトップOSでもWindows 8のMetro UI版IE10がFlash含めすべてのプラグインを一切サポートしない仕様であることを考えると今後はやはりHTML5に移行していくことになるのかもしれません。
ただニコニコ動画やYouTubeは単体のフリーアプリケーションがリリースされる予定になっているのでそういったサービスの観覧は特に問題がないと思われます。
とりあえずゲーム機としてもモバイルデバイスとしても高性能な機種なんで発売が待ち遠しいです。早く触りたい!