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XPERIA X COMPACTと過ごすかのあゆブログ
gooブログの無料プランの都合上OCNブログ時代から現在までの記事を移行できないことと、問題時に備えこちらのブログも残しますが、今後の更新は上記ブログで行っていくことになります。
今後もかのあゆブログをよろしくお願い致します。
先日メイン機としてXPERIA Z3 Compact SO-02Gからリプレースしたグローバル版XPERIA X Compact F5321。今回からハイエンドモデルのコンパクトモデルではなくミッドハイモデルXPERIA X(日本未導入)のコンパクト版という位置づけに変わったものの、そもそも搭載SoCが前年のハイエンドSoCとほぼ同性能なこともあって十分Z3cからの性能向上を体感できるだけでなく、バッテリーの異様なもちもZ3cのそれを継承しており、まぎれもなくCompactシリーズの後継ともいえる素晴らしい出来になっているので個人的にはリプレースしてよかったと思っていますし、本機も長い間使っていきたいと思っています。
ただし現在搭載されているファームウェアが初期ストックビルドの34.1.A.1.198なのですが、このビルドはちょっとメディアストレージがらみで変なバグを抱えているようです。
microSDXCカードの故障も考えたのですが、チェックツールで確認したところ特に不具合はなく、端末を初期化しても再発したのでどうも現状のファームウェアのバグのような感じです。
どういうバグかというと、カメラアプリで写真を50枚ほど(正確には49枚ほど)取ると写真自体は正常に保存されるものの、メディアストレージに登録されずアルバムアプリ等で正常に撮影した写真が反映されなくなります。
一応リセットして環境構築したうえ、写真データも引き継がない状態にしたのですが再度この現象が発生したためどうも現在の34.1.A.1.198ビルドの不具合のようです。またフォロワーさんから聞いた話だとグローバル版XPERIA X Performanceでも同様の現象が起きるようです。
一般的にはこのような状態に陥った場合、Androidが標準で備えているメディアストレージのデータを削除して登録されているメディアファイルのデータベースを再構築すればほとんど解決するのですが、Android 6.0.1を搭載した、少なくとも2016年後期モデルのXPERIAで絶対にこれを行ってはいけません。XPERIA X Compact F5321の初期ストックFW34.2.A.1.198ビルドでこの作業を行うとメディアストレージのデータベース再構築作業が行われず、端末や外部ストレージに入っているすべてのメディアファイルを認識しなくなります。こうなってしまったらもう端末を初期化するしか手段がなくなってしまいます。これ以前のAndroid 6.0.1 Marshmallow搭載XPERIAではどういう挙動になるのかは不明(5.0.2時点のXPERIA Z3 Compactでは正常にメディアストレージの再構築作業が行われる)ですが、少なくともMarshmallow世代のXPERIAではメディアストレージを初期化してはいけません。
一応写真データ自体は正常に作成されているのでおそらくメディアストレージ関連のバグで写真を50枚撮影した時点でメディアストレージのデータベースが破損するのかうまく撮影した写真が反映されない不具合があるようです。
日本版SO-02Jの搭載ビルドはこれより新しいものになっているので改善されている可能性もありますが、とりあえずXPERIA X Compact F5321ユーザーでカメラを多用している方はちょっと注意したほうがいいかもしれません、Nougatへのアップグレードが近いことからこのままMarshmallow世代に関しては放置される可能性もありますが、早くfixしてほしいところです。
AndroidのGoogleサーバーのアプリバックアップ機能自体は2.x時代から存在はしていたのですが、ほとんどの確率で「システム設定とインストールされていたアプリ自体はリカバリされるものの、アプリデータは復元されない」という使えないものでアプリ設定をバックアップするにはAndroid SDKに含まれているADBの機能を利用してバックアップする(あるいはそのフロントエンドであるHeliumを利用してSDカードにバックアップを保存する)という手順を踏むか、root化してTitanium Backuoで完全なバックアップを作成するしかありませんでした。
しかしAndroid 6.0以降ではアプリ側の対応が必須でサーバーにバックアップできるデータサイズは25MBまでという制限がありますがアプリデータの完全バックアップがついに実装されたため、本体リセット時や別機種へのデータ移行がだいぶ楽になってきました。
例えば2ちゃんねるブラウザの「2ch Mate」は端末で読んでいたスレッドの情報がログを含めてしっかり復元されますし、Twitterクライアントの「Sobacha」もTwitterの認証情報や設定がしっかりバックアップされているため、バックアップから復元すれば初回起動時の認証作業すら不要です。
Android 6.0以降のバックアップ機能に対応していない古いアプリや本機能によるアプリデータのバックアップを許可していない一部のアプリなどではやはり再設定が必要になりますが、以前と比べればだいぶバックアップ作業に関しては改善されてきたような気がします。個人的にはMarshmarrow以降のアプリバックアップが優秀になってきているのでもうrootを取る必要はあまりないかなぁというのが正直な感想です。本当はかつてのPocketPC/Windows Mobileや現在のiOSデバイスのようにPCにデータを完全バックアップできる環境が一番理想的ではあるんですけどね・・・
さすがに丸の内まで出向かないと実機展示はしていないのかなとは思ったのですが、XPERIA XZ/X Compactに関しては発売が11月上旬と早いこともあって一部のドコモショップではすでにホットモック・コールドモックの展示が開始されていました。というわけで現在のメイン機となったグローバル版XPERIA X Compact F5321との比較記事を書いてみたいと思います。ちなみに新型AQUOS Ever SH-02J、XPERIA XZ SO-01J、XPERIA X Compact SO-02Jに関しては実際に動作するホットモックの展示がスタートしていたのですが、それ以外はコールドモックのみ。久々の(Nexus 5X以外では)LG端末でまさかの投入となったV20 Pro(auから投入されるisai Beat LGV34のもとになったモデルでもあります)に至ってはコールドモックすら用意されていませんでした。まぁV20 Proの投入は来年2月なのでまだコールドモックを置かないのは当然といえば当然かもしれません。
「一括0円じゃなければいいんダルルォ!!!」というドコモの中の人の声が聞こえてきそうな一括650円端末ZTE monoもコールドモックだけはありました。何気にZTEのキャリアスマートフォンは久々ですね。以外にもX Compactを除けばこのサイズのAndroid機は本機だけですし、S4xx搭載ではなくS615搭載なので値段のバランスも考えるとガラケーからの移行を検討している方には「悪くない」選択肢だと思います。これも実はホットモックを触ってみたい一台だったり。
話はXPERIA X Compact SO-02Jのほうに戻って、ホットモックとして用意されているのは偶然なのかうちのメイン機と同じ「ミストブルー」が展示されていました。ホットモックが来た直後なのもあってデフォルトのホームは忌々しいDocomo Live UXがプリセットされていました。もちろんこちらも忌々しい羊も健在。コンシェルに関してはクーニャがいるので個人的には使ってみたいとも思うのですがクーニャがいなかったらまず真っ先に無効化するアプリの筆頭ですね。うちの子はF5321なんでそもそもこんなのはインストールすらされてないのですがw
うちの子(F5321)と並べてみる。Z3シリーズ以降ドコモロゴは背面に移動したこともあってこれだけだとどちらがどちらだかぱっとみだけではわかりづらかったりします。
ちなみにドコモロゴはZ3以降同様背面の、F5321では「XPERIA」ロゴがあった場所に配置されており、本来のXPERIAロゴは背面下部に移動しています。上部にはグローバル版には存在しないSO-02J表記も。前のメイン機がドコモ版XPERIA Z3 Compact SO-02Gだったこともあって実はこちらのほうがあまり違和感はない…のですが素材が変わったこともあってこれだとなんだかXPERIA A5に見えるような(苦笑)
ドコモ版にプリインストールされているアプリはこんな感じ。F5321だとAOSP AndroidアプリとSony Mobile独自アプリを除けばプリインストールされているのは日本でもサービスインしたSpotifyとアンチウィルスソフトのAVG Mobileのみなのですが、こちらは(ホットモック固有のデモアプリを除けば)ドコモ関連のクラップウェアは相変わらずなのですが、それでも一時に比べればだいぶマシになった印象もあります。MVNO運用でSO-02Jを選ぶ場合真っ先に無効化するアプリ群ではあるんですけどw
むろんF5321と異なりこちらはTVアプリ(X Compactは相変わらずワンセグのみ対応)、おサイフケータイアプリもしっかりプリインストールされています。
ストック状態のXPERIA Homeは現在Google+のコミュニティでベータテスト中のバージョンと同等となり、Google Nowランチャー同様Google Nowが統合されたバージョンになっています。ただしF5321とSO-02Jでバージョン体系が異なっているのがちょっと気になる点。
ホットモック用ファームウェアは設定にロックがかかっているため、FWバージョンは確認できませんでしたが、AndroPlusさんで公開されているSO-02Jの初期FWビルドが34.B.0.262であるためホットモックはこちらの可能性があります。(ちなみにもう一つ、34.1.B.0.328というバージョンも存在するようですがこちらはおそらく製品版に搭載される初期FWになるんじゃないかと。どちらにせよF5321のストックFWは34.1.A.1.198なのでこれより新しいバージョンが搭載されていることになります。F5321の差異としては
docomoアプリの実装
日本市場向け機能(ワンセグ、Felica)のサポート
フォント変更機能のサポート
シンプルホーム、docomo Live UXの追加(未確認ですがシンプルホーム自体はグローバル版でもXシリーズ以前は実装されていたようですが、Xシリーズ以降は日本キャリア版にしか搭載されていません。)
XPERIA Careサポートアプリの削除
デフォルトIMEとしてSwiftKeyの削除
などの差異があります。
実際に稼働しないコールドモックのほうは立ち寄ったドコモショップでは全色用意されており、現時点では日本限定となるピンクも展示されていました。これを見ると余計Compactシリーズの後継というよりはAシリーズの後継っぽく見えてしまいますが、女の子が持つ分には違和感のないかわいいカラーリングになってるんじゃないかと思われます。グローバル版のファームウェアにもテーマとしてピンクが存在はしているのでたぶん後ほどF5321のほうにもカラーバリエーションとして追加される可能性はありますが、現時点ではこの色のX Compactが買えるのはドコモ版SO-02Jのみです。
ホットモックを見た感じ本当に本体仕様はF5321そのものでしかなかったため、グローバル版F5321も防水防塵に対応してるのは間違いなさそうな感じです。
ちなみにXPERIA XZ、XPERIA X Compactともに事前予約を行うと抽選で1000名にソニーストアで使える5万円分のお買物券が当たるキャンペーンが行われています。
日本版SO-02Jは月々サポートありで実質2万程度になる見込みとのこと。スペック的にはフラッグシップモデルのコンパクト版でこそなくなってしまったものの、日本版で初めて明らかにされた防水・防塵対応やバッテリーの驚異的なもちの良さは2014年に登場したコンパクトモデルの名機XPERIA Z3 Compactを継承していますので、「4.6インチのスマートフォンしか受け付けないんだ!!」な方はまじめに要チェックです。本当にいい子ですよ。X Compact。