ついにNexusブランドが(ひとまずは)終焉へ。新生PixelブランドのAndroidリファレンススマートフォン始動
Googleは本日、自社ブランドの新Androidリファレンススマートフォン「Pixel/Pixel XL」を正式発表しました。製造はHTCであるものの、ハードウェア、ソフトウェア面でGooglleが開発を担当しているため、従来のNexusシリーズとは異なりHTCのメーカーロゴは本体筐体に一切記載されておらず、Googleロゴのみが入った完全なGoogleブランドのスマートフォンとなります。またこれに伴い2010年のNexus One(これもHTC製でした)より続いてきた従来のNexusシリーズは(Huawei製Nexus 7のうわさもありますが)ひとまずフェードアウトすることになります。Pixelの発表に伴い日本国内でのNexus 5X/Nexus 6PのGoogle Storeでの販売も終了となっています。(ワイモバイル、ソフトバンク向けのNexus 5X/6Pのキャリアモデルに関してはひとまず継続販売中)
搭載SoCは5インチモデルのPixel、5.5インチのファブレットモデルPixel XLともにハイエンド向けQualcomm SnapDragon 821を搭載し、ベンチマーク性能がiPhone 7よりも高性能とされる1230万画素のリアカメラを搭載。OSはNexusシリーズには12月に配信されるNougat最初のアップデート版となるAndroid 7.1 with Pixel Launcherを搭載。Pixel Launcherはすでに発表前からAPKファイルがリークしていますが、とりあえず当面はPixelシリーズのみに搭載され、Nexusシリーズには従来のGoogle Now Launcherがプリセットされるとの情報もあります。
またPixelシリーズのユーザーにはGoogle Photo バックアップでのオリジナル画像の無制限バックアップ利用権がバンドルされることになります。
Nexusシリーズが2011年に発売されたGalaxy Nexus以降ずっと日本でも展開されていたため、日本での発売も期待されていたところですが、残念ながら現時点では日本での発売はアナウンスされていません。思えば昨年発表された「Pixel」ブランド初のタブレット、「Pixel C」も日本では発売しないまま終わったため、もしかするとPixelブランドは日本では展開しない可能性もあります。一応日本語の商品ページも用意はされていますが同じく日本語の商品ページが用意され、実際には発売されなかったSony Ultra Google Play Editionのような例も存在はするので…
再び日本ではGoogleのリファレンス端末不在という状況に戻ってしまうことになりそうで寂しい限りですね…(もちろん発売しないとも記載されていないので、発売されることに期待したいところですが)
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