ボッケニャンドリの思ったこと

思ったこと感じたことを書いているけど間違い、勘違い、思い込みも(^^;

大きな災害が続く理由は

2006年07月25日 08時01分14秒 | 思ったこと
 ここのところたまにしか起きないような水害や土砂崩れがしょっちゅう起こる。物事には限度がある。ウン10年に一度あるかないか雨が降ったらどんなところも崩れそうだ。そんな大雨の理由が地球温暖化の影響だと言われるようになった。確かにそうかもしれない。長野に来てから7年目だけど天気は毎年違う。もしかすると大きな気候の変化の過渡期かもしれない。でも災害が大きくなる理由は他にもありそうだ。

 今回の被害では大きな杉の木が家に突っ込んできたのがあった。欅などの広葉樹は映像を見る限りあまり見当たらなかった。杉の木と聞いて思い浮かぶものの1つに保水力が劣るってのがある。随分前、和歌山県の山林の話をTVでやっていた。昔は山の尾根には○○の木を植え、斜面には△△を植えたもんだけど今では何処もかしこも杉を植えているので山が崩れ始めてるなんて話をしていた。

 色々な事情で杉ばかりの山になったけど、今では輸入材の安さのために国産材は売れない。売れないから林業をやめて街に働きに出る。そうすると山の手入れをする人が居ない。山は荒れてしまい本来の保水力がなくなる。そんなわけで国内産の木を使うようにしないと治山はままならないような気がする。ダムや堤防を作る治水は熱心だけど、それに比べて治山は置き去りにされているような気がする。大きな金が動かないから?

 野菜も木材も海外の方が安いといって輸入してる。食料の自給率は先進国ではダントツの最低。東南アジアの人は日本には木が無いのかと思ってたけどそうではないのに驚いたなんて話もあった。今は安い物をどんどん輸入すればそれで良いけど長い間にはどうなんだろう。俺は良い事は無いと思っている。
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3 コメント

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Unknown (いさた)
2006-07-25 19:25:18
森を育てるのは何より時間がかかるし、採算が合わなくなっている、というのが治山が進まない大きな理由なのでは。



輸入に頼ってばかりなのは、私も不安ですね。売ってくれなくなれば終り、買う金が無くなっても終り。

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re: (ボッケニャンドリ)
2006-07-26 08:03:31
いさた さん



> 森を育てるのは何より時間がかかるし、採算が合わなくなっている、

木が育つには30年くらいかかるけど、国産材を使うことになれば間伐作業はそれより短い年月でけっこう進むんじゃないか、と。
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Unknown (いさた)
2006-07-26 14:58:40
30年かけても「採算が合わない」ということで、森を育てること自体になかなか踏み切れない、という時勢のように思います。



国家100年の計よりも、経済効率の方が優る。森を育てて防災効果が何百億、という見せ方をしてやらないとわからないのでは。
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