こういう新しい物を使うと思わぬ事を体験する。特にやってはいけない事を理解するのに時間がかかる。だから説明書も単にやってはいけないと書いただけでは利用者に伝わらない。販売時も含めて特徴を良く理解して貰うようにしないといけない。記事を読んでるとIH調理器では鍋の底が平らであるのが大事なようだけど、それが何処まで伝わっているかだ。また油の量が少ないと温度管理が難しいなんてのをどのくらいの人が想像出来ただろう。そんなこんなで記事中の誤った使い方って表現は気に入らない。
CMや住宅展示場では安全性を強調する。やかんの湯が速く湧くのを見せ、やかんをどかして天板を触っても熱くなでしょ、というやつだ。しかし実際に1時間くらい煮込み料理なんかをしたら天板はそれなりに熱くなるだろう。ガスレンジに慣れてる人なら直感的には触らりたくない部分だけど、IHに慣れた頃に触って熱い思いをしそうだ。
中部電力のオール電化のCMでは小雪が長い髪やゆったりした袖をIH調理器の天板に近づけてたりしてる。ガスレンジと違ってこんな使い方をしてても安全だと言いたいんだろうけど、こういう映像を流すのは感心しない。これを普通のガスレンジでうっかりやったら髪や袖が燃えちゃいそう。
うちでも掃除が楽そうなのが良いと思ってこの調理器にしようかどうか考えた。でもヨメは最初から反対だった。周りは常温なのに鍋が熱いというのが直感的でないからで、それは大いに同感だ。またガスレンジと違って鍋を動かさないで調理しないといけなさそうなのも俺は嫌だった。そんなこんなでガスレンジを選択。結果的に3年前に選択しなかったのは良かったかな。というのもその後思わずうなずきたくなるような問題点、恐らく自分もやってしまいそうなのを幾つかニュースなどで読んだからだ。
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