内定率「超氷河期」過去最低68・8% |
・・・・・略・・・・・ |
2年連続の過去最低の更新で、「就職氷河期」で最も厳しかった1999年同期(74・5%)より5・7ポイントも低い水準。統計を取り始めた1996年度以来、初めて7割を割り込み、学生の就職事情の厳しさが一段と鮮明になった。 |
2011年1月18日13時58分 読売新聞 |
テレビを見てると50社以上も登録したのになんてぼやいてる学生がいる。登録ってのはどういう事なのか分らないけど皆がそんな風にしたら採用する側も数が多過ぎて選ぶのが大変だろうなぁ。
少子化だっていうのに就職出来ない学生がこんないるとは大問題だ。やはり企業が海外に工場を移してるのが大きいのかな。経営者は自分が儲かれば良いと思ってるのか、けしからん、と考えちゃうけどそうでもないみたい。
大学生の数の推移を探したら名古屋都市センターというサイトにこんなのがあった。その中の表、最新のデータが平成18年とちと古いけど拝借した。表の題は俺が付けたんだけど少子化だなんて言ってるにも関わらず意外にも大学の数も学生の数も増えている。
名古屋圏 | 東京圏 | 関西圏 | その他 | 地方圏 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|
昭和56年 | 40 | 140 | 88 | 183 | 451 |
昭和61年 | 41 | 145 | 90 | 189 | 465 |
平成3年 | 45 | 162 | 97 | 210 | 514 |
平成8年 | 52 | 172 | 104 | 248 | 576 |
平成13年 | 63 | 185 | 115 | 306 | 669 |
平成18年 | 68 | 210 | 134 | 332 | 774 |
名古屋圏 | 東京圏 | 関西圏 | その他 | 地方圏 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|
昭和56年 | 130,691 | 816,127 | 364,836 | 510,463 | 1,822,117 |
昭和61年 | 136,592 | 821,876 | 366,113 | 554,951 | 1,879,532 |
平成3年 | 163,618 | 928,127 | 424,957 | 688,814 | 2,205,516 |
平成8年 | 195,180 | 1,050,968 | 499,371 | 851,148 | 2,596,667 |
平成13年 | 233,407 | 1,109,961 | 526,236 | 896,101 | 2,749,828 |
平成18年 | 221,215 | 1,148,384 | 543,982 | 945,631 | 2,859,212 |
大学への進学率はどうなのかと思って探したら文部科学省のサイトにこんなのがあった。平成に入ってから進学率が上がって50%を超えていた。
表-2を見て試しにほぼ全員就職出来ただろうと思われる昭和56年の学生数(1,822,117)を平成18年の学生数(2,859,212)で割った。すると約64%になった。これって新聞記事にある内定率68.8%に近いじゃん。
少なくとも上の表やグラフで分ったことは30年前だったら大学に行かなかった学生が大学に行ったからといって高望みしたものの思うようにならなかった。そこだけを見てマスコミが騒いでるように見える。それって何のため? お涙頂戴? それ以外?
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