猫の箱詰め

　猫に有りがちなことで珍しいことではないんだけど箱を片付けなかったらその中にメメが入った。この窮屈さの何処かに心地良さがあるんだろうな。ギュッと抱きしめられてる感じなのかな。

桐の花

　山を見るとたまに薄紫の花が見える。大抵それはフジの花なんだけど今頃だとキリの花だったりする。花が大きくてまとまって咲いてるのでこのままブーケになりそう。

「 隣に引っ越してきた京都の人なんだけど褒められちゃった 」

「 何を？ 」

「 庭の桐が大きくて立派だって 」

「 お母さん！　それって私が何時までもお嫁に行かないっていう… 」

　娘が生まれると桐の木を植える。お嫁に行く頃には大きくなってその木で箪笥を作ったなんて話を子供の頃に聞いた。でもその頃にはもうそんな事をする家は無かった。

死刑だ！

　小さなセミの抜け殻。標高１０００ｍくらいの林の中で今盛んに鳴いているハルゼミのヌケガラっぽい。大きさは夏によく見るアブラゼミのの半分って感じで小さい。長さは２ｃｍくらいかな。今思うと何か大きさが分かるものと一緒に撮れば良かった。




　写真のファイル名は概ね英語にしてる。日常何気ない言葉が特に分からないのでよく辞書で調べている。セミを調べたら cicada という初耳言葉。発音を聞いてみたら思ってたよりも死刑だと聞こえた。Oh my cicada を発音させるとお前、死刑だと聞こえないこともない。