3月、ヨメはこの水仙のような葉を指してヒガンバナだと言った。ヒガンバナが咲く頃には葉は無いけど花が咲くまではこういう葉だったとは知らなかった。こんな葉が山の斜面に沢山生えていた。夏には一面真っ赤な花が咲くわけでそれは壮観だろうなぁと思った。だけど残念ながら夏にここに来ることはない。 近所の岩場に行こうとしたら近づくにつれて怪しい雰囲気。家の周りと違ってそこはさっきまで雨が降ってたようで路面が濡れていた。たった10kmしか離れてないのに天気が微妙に違う。これじゃぁ岩も濡れてるはずだ。天気は曇りだから直ぐに乾くことも無さそうだ。 そこでちょっと足を伸ばしてヒガンバナの群生を見に行くことにした。お盆中だから道路が込んでたら直ぐに帰るつもりだったけど2時間くらい走ったけど渋滞とは無縁。ここも関東に抜ける幹線道路だというのにどういうことだろ。 登山道を5分ほど登って小さな峠を乗っ越すと辺りの雰囲気が変わった。でもそこに咲いてたのはヒガンバナではなくその親戚筋のキツネノカミソリ。でも辺り一面に咲いているので今が見頃のようだ。 もしこの日ここに来てなかったらずっとヒガンバナが咲いてるものだと信じてた。百聞は一見に如かずってやつかな。何事も疑ってかからないといけない。特にヨメの… |