森羅万象、政治・経済・思想を一寸観察 by これお・ぷてら
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橋下市長、舵とりは大丈夫ですか。
それが今、馬脚をあらわしたという言説さえ同じ保守的な立場から飛び出す始末。なぜか。
風呂敷を広げて、さあみてくれといわんばかりにメディアに流させる。産経は橋下もちあげのいちばんひどい部類のように思えた。読売もしかり。それが今、少し論調が変わりだしている。
ちょうど中央政界に乗り出すためのビジョン「維新版・船中八策」を橋下がうちだしたのが、雲行きがかわる直接の引き金となった。ひどすぎるという評価が相次いでいる。あえて産経から引用する。
自民党の脇雅史参院国対委員長は14日の記者会見で、橋下徹大阪市長の率いる「大阪維新の会」が次期衆院選の公約として策定中の「維新版・船中八策」について「論評に値しない。憲法を変えなければできない話もあり、とても公約になんかなるわけもない」と批判した。
脇氏は「2年半前に民主党がとんでもないマニフェストを出して、今日まで来たが、全部できなかった。また2年半前と同じことなる」と述べ、実現は難しいとの見方を示した。
溝手顕正参院幹事長は「全部がダメとは言わない」としながらも「できそうなことと、できそうにもないことが全部ごちゃまぜで混在している。(民主党マニフェストと)同じより、もっとひどい」とこき下ろした。
維新の会公約に参院自民の脇氏ら酷評 「論評に値しない」「民主党の公約よりひどい」
また、公明党も同様に批判している。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120214/stt12021411400001-n1.htm
一転、この調子で橋下市長への風あたりは強い。
四面楚歌ともいえそうなくらい。いや、これは正確にいえば正しくない。あのみんなの党が今でも秋波を送っているのだから。同党は、これまでの選挙でネオフィリアの応援で前進したが、ネオフィリアの支援を受けたということはもとより凋落の将来が待っている。なぜなら、新しいことに価値をおくのがネオフィリアであって、渡辺喜美はそのことを察知し、橋下にすり寄った。もっとも、橋下自身が渡辺同様の軌跡をたどる可能性は大いにある。
ところで、橋下市長が朝日のインタビューにこたえている。
中身まったくなしと吐き捨てるように評価する左派きどりの人もいるが、むしろ橋下は自分の考えを言葉でそのまま表しているように思えるし、その言葉は無視しようにもできないものがみられる。これは、朝日がシニカルに突っ込みを入れていて、それに動じ乗せられたというわけではたぶんないだろう。
僕が一番重視しているのは、行政サービスをユーザーの選択にさらすことです。医療も教育も介護もニーズに合っているものは付加価値が高い。行政が一方的に供給するものはあまり価値がない
――そのニーズを判断するのは誰ですか。
「ユーザーです。僕は選択をすごく重視しています。ユーザーが選択しないものは(行政が)基本的にやっちゃいけないんですね。今の行政はユーザーの選択に関係なく、とにかくお金を突っ込んで供給する」
――橋下さんは強い人ですが、世の中は強い人ばかりではない。そういう人にはどう言葉をかけますか。
「では、日本の生活のレベルを落としますか、東南アジアレベルにしますか、と。今の日本を維持しようと思えば、そりゃ努力をしないといけないですよ」
「議論はし尽くすけれども、最後は決定しなければならない。多様な価値観を認めれば認めるほど決定する仕組みが必要になる。それが『決定できる民主主義』です。有権者が選んだ人間に決定権を与える。それが選挙だと思います
弁護士は委任契約書に書いてあることだけしかやってはいけないけれど、政治家はそうじゃない。すべてをマニフェストに掲げて有権者に提起するのは無理です。あんなに政策を具体的に並べて政治家の裁量の範囲を狭くしたら、政治なんかできないですよ。選挙では国民に大きな方向性を示して訴える。
なんですよ」
――橋下さんは「競争」が必要と言いますが、政治は「競争」を野放しにしておいていいのですか。
「経済活動は自由が基本です。競争はまず徹底的に自由にやってもらいます。でも、もうかったところから、もうかっていないところに所得を移転するのは政府の役割だと思います。為替の変動という、当事者にとってはどうしようもないような事情が発生したときには、利益の再配分のような措置を政府がやらなくてはいけません」
橋下徹・大阪市長に聞く
こんなやりとりでの、橋下のいうユーザーというのは選択肢をもっている人を念頭においていて、そもそも選択肢をもちえない人びと、たとえば朝日がいう弱者は対象としていないことに注目しないといえないように思う。
公共という立場にある市長ならば、選択肢をもつ人も、持たない人も視野に入れておかなければならない。あるいは橋下を支持した人も、そうでない人も視野に入れざるをえない。市長はこの立場に立ってもらわないといけない。「ある種の白紙委任」といって切り捨て、反対意見を封じるがそうではなかろう。「選挙では国民に大きな方向性を示して訴える。ある種の白紙委任なんですよ」という言葉だが、大きな方向性は示さずむしろ個別の問題に特化しそれをあおった。それをすりかえて白紙委任でなんでも片づけては困る。支持しない人も投票していない人もふくまれていればこそ、そこから政治ははじまる。
橋下とメディアからみれば既成政党ということになるが、その多くはとりあえず、橋下言説の法を無視した言動を肯定することはできないでいる。ようするに、橋下という大阪市長を介在しながらいま争われているのは、憲法をめぐる価値についてということになるのではないだろうか。
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