森羅万象、政治・経済・思想を一寸観察 by これお・ぷてら
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ネオフィリアまたはある党の行く末
渡辺氏に冷ややかな橋下市長 「みんなの党」が存亡の危機
「大阪維新の会」を率いる橋下徹大阪市長と連携し、次期衆院選で快進撃――。このシナリオを中央政界で最も早く描いていたのは、みんなの党の渡辺喜美代表だ。
ひたすら押しの一手で渡辺氏は橋下氏にアプローチ。昨春の統一地方選で維新の会候補を推薦し、昨年十一月の大阪W選挙では五回も応援に駆け付けた。選挙後も他党に先駆けて「大阪都」構想実現のための地方自治法改正案をまとめ、「大阪の維新を我々が国会で後押しする」と国会での代理人を買って出ている。
だが、渡辺氏の片思いに終わりそうだ。維新の会関係者はこう断言する。
渡辺氏には気の毒だが、橋下氏の眼中には、みんなの党との連携はない」
したたかな橋下氏は、都構想実現に力を貸してくれるなら応分の選挙協力をすると公明党に持ち掛けた。さらに石原慎太郎都知事の新党結成の動きを踏まえて、「中京都」構想を提唱する大村秀章愛知県知事にも衆院選での候補者擁立を促した。
維新の会関係者が続ける。
衆院選で維新の会のキャッチフレーズは『地方から国を変える』になるだろう。選挙戦では『首長新党 VS. 既成政党』の対立構図でアピールしたい。公明党との選挙協力は、大阪市議会で主導権を握るための『必要経費』と割り切るが、それも最小限に留める」
強気で鳴らす渡辺氏も、大阪の冷ややかな空気に気づいているようで、最近では「橋下さんはマキャベリストだ。非常に計算高い」「アジェンダが同じなら一緒にやるし、違えば別々の行動を取るだけだ。右往左往する必要は全くない」と、共闘不成立を見越したような発言までしている。
みんなの党の目標は、百人以上の公認候補を擁立し、公明党を超える議席を獲得すること。これに対し、橋下氏は三月開講予定の「維新政治塾」の塾生約四百人の中から三百人程度を擁立し、二百人規模の議席獲得を目指す考えを示している。
みんなの党関係者が表情を曇らせる。
「本当に怖いのは、うちから立候補する予定の有望新人を、維新の会に持って行かれることなんです」
みんなの党は他党のように候補者に多額の活動費を支給しておらず、候補者に対するグリップ力が弱いのだ。ラブコールを袖にされたうえに、虎の子の候補者まで奪われては、みんなの党“存亡の危機”になりかねない。
この記事は、みんなの党の帰趨を伝えるものだとだけ理解しては、つまらない結果になるだろうと思います。
なにもみんなの党という少数政党、しかも前の選挙で一つの躍進をした政党にかかわる事情を、記者の思いはどうであれ、記事は表しているのではありません。読み取らなければならないだろうと思うのは、ようは渡辺喜美のみんなの党が現れたときをふりかえればよい、ただそれに尽きます。ふりかえれば、とくにみんなの党が目新しい政策をかかげたり、従来の政党と何か際立った主張をしたわけではありません。むしろ私は渡辺がアジェンダなどという言葉を振りかざすということ自体にある種の嫌悪感を抱きつつ、渡辺を俗物だとあらためて認識したくらいでした。
でしたが、有権者は、たとえば渡辺喜美自身の言葉から、あるいは渡辺の言動を伝えること多数のメディアの報道から、どことなく他の政党にはないようなものを嗅ぎとり、一票を投じたという結果、みんなの党は「躍進」したのです。
でも、これって私たちがこれまでにまったく経験しなかったわけではない。そうです。あの小泉純一郎の圧倒的なアピールに酔いしれた、あの当時を思い出しませんか。
あのときも私たちは、ふりかえると渡辺のみんなの党を迎えるときとほとんど同じような気分にひたっていたといえるのではないでしょうか。
もちろん小泉と渡辺の、二人の政治力量においても、そしてひょっとしたら人間性においても、あるいはルックスにおいても、違いをみつけるのは容易だというそしりを免れないのかもしれないとは思います。が、つまるところ、両者にたいする有権者の側のたかぶる気分感情は同じものではなかったか。こう考えてしまうのです。
なぜ、小泉に、そして渡辺に有権者の期待というものを託せたのか。これは、消去法で考えるしかない。なぜなら、長いものにまかれろ、あるいは周りとの協調にことさら価値をおいた教育につかってきた私たちは、長い間、政権を担ってきた自民党にも、あるいは自民党とあまり変わらないだろうが、代わってほしいとある瞬間は請い願った民主党にも、同じように温かい目でもって見守ってきたはずなのに、まあこのていたらくはなんだ、こういう思いがその時々で沸点に達して、新しく結成されたというみんなの党を支持する一票を行使したのではなかったでしょうか。その中身はほとんど理解していなかったけれど、あるいは理解はしていたが新しいものに心寄せられるとか、理由はさまざまにちがいはないのでしょうが。
ようするに、私たちはネオフィリアという言葉で象徴される部類に本来、入っていることかもしれません。蛇足ながら、ネオフィリアとは新しいもの好きな遺伝子のこと。だれにでもあるものでしょう、たぶん。それが強いか弱いか、それは人それぞれかもしれません。
こう考えると、みんなの党の存亡にスポットをあてるまでもなく、もっと分かりやすい前例があるのではないのか、そう考えるのです。そう、今の政権党に政権を委ねたとき、これこそドラスティックという表現があてはまるのかもしれません。たとえばブログ空間では当時、政権交代命などという論調はざらでしたがね。しかし今となって、その民主党政権の限界というものを、少しは、いえはっきりと私たちはつかめるようになってきたのではないでしょうか。
そこで、どうするのか。
考えるのは、私たちの政治への期待が選挙というしくみを介することによって生まれる矛盾を元々、今の制度はもっているということです。いいかえると、選挙をとおして私たち一人ひとりの主体性を国会議員に委ねる。私たちは私たちのそれぞれの思いにしたがって議員は働いてくれると勝手に思い込んで、かつ一方で思い込むことによって政治とは縁遠くなり、政治が私たちからはなれていく。そして気づいた時には、期待したのとはほど遠い現状に絶望の壁にたたされる。なので次の選挙がくると、現状の政治にことさら不信を抱き、新しいものに目が移る、この繰り返しのようにも思えるのです。むろん私たちの考えが、何らかのきっかけがあって劇的にかわらない以上、たとえ目新しいようにみえるとはいえ、もともと選択肢そのものが限定されている、ようするに政党選択の許容範囲をあらかじめ決めてしまっている、平たくいえばこの政党までは許せるというのが通常ではないでしょうか。先にものべたとおり、自民党はだめだと思うけど、それとあまり変わらないで、なにか変りそうな民主を選んだという前例を思い出せばそれは明らかなような気がしてきます。
今の局面をこの方向でみてみると、みんなの党がへこむのかもしれませんが、そんなことはどうでもよく、やはり橋下率いる維新の会を抜きにして考えてはいけないのかもしれません。
私自身は、結論から先にいえば、維新の会を選択しても、おそらく二の舞、三の舞になるだろうと予測する。なぜなら、橋下の主張なんて、何一つ劇的に日本の政治を変える要素をもったものではない。ただ、メディアがさかんに後押ししています。これはメディアという存在を理解する必要があらためてあると思えますが、有権者の思い、つまり民意をつかむことに彼らは敏感ですが、同時に方法論を彼らは示すわけではもちろんない。その立場にもない。だから、彼ら自身がネオフィリアという位置にわが身を置かざるをえないわけで、とどのつまり私たちはニュースソースの多くをよっているメディアの主流に無意識に同調するはめに陥ることが多いということでしょう。
最初に、みんなの党の帰趨なんかだけで理解するとつまらないといいました。
みんなの党の存亡が問われるということは、とどのつまり、あのときの私たちの選択の是非が今になって問われているということでしょう。
そして、では民主党を選択したわれわれが問われないのかといえばそうではありません。すでに問われているような気がします。野田さんが首相になっても、あるいはなっていよいよかもしれませんが、民主党の政権というものの性格も少しは私たちにもみえてきました。
有権者との関係でいえば、こういったたとえれば危機をはらむような状況におかれているとき、目新しさを強調する勢力が現れるのを歴史は教えているように思えます。その一つの表れが、橋下・維新の会ではないかと私は思います。なにも新しいものはないし、新鮮で汚れのないものであるかのようなふるまいにも目を奪われることなく、その上で、そもそも新しいのこそがいいという価値観を疑ってみるいい機会だと思うのです。
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2月8日(水)のつぶやき
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08:25 from Hatena
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