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名ばかり首相と影武者
米政治学者が警戒、「小沢氏は影武者」 |
日本通だといわれているマイケル・グリーン氏ですが、この指摘は的確とはいえない。もはや小沢一郎が民主党の最高実力者であることは誰の目にも明らかになっています。小沢の一声で、民主党(政権)の姿勢が決定づけられるといっても過言ではない。小沢は影武者ではなく、堂々と強権発動をしているではありませんか。
藤井前財務相の辞任劇の背景に、藤井と小沢の確執が指摘されています。つまり、藤井前財務相は、昨年、小沢の西松違法献金問題が浮上したとき、代表辞任を公言したことで二人の関係が悪化したということです。来年度予算編成のなかで課題となっていた暫定税率廃止も、小沢の一声で撤回されたといいます。
藤井財務相辞任:「対小沢氏」で心労 自民は「政治とカネ」追及 小沢氏の発言は藤井氏の財務相起用を批判したものと受け止められた。小沢氏は昨年12月16日に10年度予算案への重点要望を申し入れるため、首相官邸を訪れた際、「本当に政治主導だったか疑問がある」と政府側を批判。ある党幹部は「あれは首相に言ったのではない。藤井さんに怒っていた」と解説する。 |
というのであれば、小沢の要求を首相が呑み、藤井が譲歩したという構図も考えられるわけです。そうした経緯とともに、今一つは、取りざたされている藤井が受け取ったとされる多額の組織活動費問題。2003年当時、すでに故人となった松岡利勝がこの問題を取り上げ質問しています。
小沢をめぐっては、新生党から新進党、自由党と結党・解散を繰り返す間に、政党助成金を含む使い残した政治資金数10億円が行方不明になっているという指摘がります。これと、藤井にわたったとされる多額のカネの関係はいかなるものか。疑惑がますます膨らむのです。
その小沢は、以上の政党助成金の行方不明でなく、周知のとおり、資金管理団体「陸山会」の土地購入資金についての疑惑が伝えられました。東京地検特捜部は、同会の事務担当だった民主党の石川知裕衆院議員や、会計責任者だった公判中の大久保隆規公設第1秘書から事情を聴取し、大手ゼネコン数社の取り調べも開始しているといわれています。そして小沢への事情聴取が要請され、小沢は応じるものと報じられています。
疑惑をもたれている億単位の巨額の資金。資金の出所は解明されていません。小沢自身が説明すれば、からんだ縄がなんなくほどけるようなものでしょうに。西松献金問題でも一言も説明なし。権勢を誇る彼がことカネの問題になると知らぬふりをするのも合点がいきません。疑惑の発端は「陸山会」が2004年に東京都世田谷区深沢の土地を約3億4000万円で購入したにもかかわらず、同年の政治資金収支報告書には記載されていなかった問題です。翌年の報告書には「陸山会」が4億円の定期預金を担保に金融機関から4億円を借り入れ、土地代金に支払ったように記載されていました。しかし、実際の取引は借り入れの前で、もともとの土地代金などの出所は不明のままでした。
これでは説明不能だと私には思えますが、それゆえ小沢はだんまりを決め込んでいるのでしょうか。小沢の疑惑を問われた鳩山由紀夫首相は、こう答えています。
ご自身が判断される問題だ |
と。
おかしな話です。自らも偽装献金から始まり、母親からの多額の資金提供をふくめた政治献金問題について、判断をしたのでしょうか。司法に任せるという態度に終始してきたのが事実でしょう。虚偽の届出は明確な犯罪。その嫌疑が二代にわたってかけられているのですから、民主党自身も問われなければならないでしょう。
その小沢が予算にかかわる要求を政府につきつければ、軌道修正も異もなくおこなわれるという構図。その構図のもとで、鳩山首相は名ばかり首相を務めているのです。
その首相の無内容と「無政府状態」は、先の「ご自身が判断される問題」というコメントに集中して表現されていると私は思います。だからこそ、グリーン氏の影武者に違和を感じるのです。
(「世相を拾う」10008)
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