合宿2日め。今日もよい天気です。このペンションでは、リス、小鳥、犬、熱帯魚・・・と動物たちに見守られて、過ごします。
朝食の後はコンサートのリハーサル、そして本番。1時には終了しなければいけないので、のんびりする余裕はないのだけど、窓を開から入る新鮮な空気を感じながらの朝ごはんは最高です。
さて、コンサートは「この合宿の成果を発表する場」です。
1人1曲、愛好家クラス~基礎コース、レッスンを受けた順に発表。観客は受講者と先生のみではあるけれど、発表となると緊張します。私は、予定通り、ロッシーニの「La Promessa」。しかし、昨日より響きが足りないなぁ・・・寝不足?
ドレスは持ってきていないけれど、今日は急遽買った普段にも着れるロングのワンピースを着て・・・・ でも、基礎コースのみんなはさすがに歌手のタマゴらしく、ラフであってもきちんとおしゃれをしている人が多かったですね。見た目、関係なくないと思いますよ、私は。音楽は五感で聞くものですから、本番では大事なことです。
田舎の音楽堂であろうと、カーネギーホールだろうろ、お客が1人であろうと1000人だろうと、その時空間を大切にしたいですね。(by 宮本語録)
(ってヘリクツか。もっと上手くなることが先だけどね・・・)
演奏曲目は、私たちアマチュアはプッチーニとかモーツァルトのメジャーなアリアを歌う人が多く、プロのタマゴは歌曲、しかも古典歌曲が中心。そう、別にここだけのことでなく、レッスンではありがちなこと。アマチュアは今歌いたい曲、プロは今取り組むべき曲・・・・
講評も、基礎コース担当の小林晴美先生は「昨日レッスンした成果はあったのかしら・・・」みたいな厳しいお言葉。みんな素敵に歌っているのに、プロは厳しい。でも、私たちにも宮崎先生から「(選曲は)これ以上エスカレートしないように」
アマチュアの歌う目的は人によって異なるし、歌いたい曲を歌うのは悪いことでないけど、よい歌を歌いたかったら順番があるでしょう。。。先生のおっしゃるのはそういうこと。
とはいえ、クラスの仲間は「真剣にもっと磨きたい」人ばかりなので、先生の言葉を受け入れています。でも、歌いたいのよね、やっぱりアリア・・・・。
全てのスケジュールを終えた私たちは、清里から再びバスで東京に戻ります。
バスの出発時間まで、昼食をとったりお土産を買ったり、しばし駅周辺で自由時間。
名物、清泉寮のソフトクリームは食べられなかったけど、チーズ風味のソフトクリームをいただきました。でも、400円は高い・・・なのに、レッスン終了で開放感いっぱいの私は「ウチにしかないのでオススメですよ」と新米パートのオネエサンの言葉にまんまと誘導され、買うハメに。
さて、バスの中でコンサートの録音を聞いて歌をチェック。歌っているときは、昨日のレッスンより響いてないとか声が出ていないと思ったが、それほどでもない。いつも練習になるとできなかった最後の部分の入りはなんとかクリア。課題満載で、これがベストな歌ではないが、今の私の実力で歌えるところまでは、ギリギリかな。ここ数週間で3回歌ってやっと。これでまた少し塩漬けにして、いつの日か再々チャレンジです。
そんなことで、すっきり?全てのプログラム終了。多少渋滞したが、午後7時過ぎ東京に無事到着。
「合宿終わって気力があったら、夜、飲もうね」と、ピアニストの友人かやこさんと約束していたので、荷物を持ったまま待ち合わせの自由が丘に向かったのでした。
「パミーナより、ロッシーニのほうが難しいんじゃないのぉ?」とかやこさん、ごもっとも。でも、音も取れていなきゃ、発表はできないし・・・・選曲の難易度もまだ掴めていないわたくしなのでした。
でも、連続飲み会?5日目にして、やっと安心してビールにありつきました。ほんとに美味しかった!というわけで、自由に取れる2日の夏休みは終わったのです・・・
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