今日もミューズが微笑んで

歌うように暮らしたい。アートの道探しを楽しむJasmineのきままな日々。

これがスタート

2011-11-12 | レッスン日記

門下発表会は無事・・・まあ、とりあえず・・・終了しました。
既に3日経過していますが、何しろ平日でしたからすぐに気持ちを切り替え、本業も今ちょっと色々ありましてのんびりできない状況だったので、やっと今日になって、ホっとしたというかどーーーっと疲れが押し寄せて来ている状況。

本番前日にやっと全て修正終了したと思えば、本番直前のGPで今まで落としたことのないカバティーナの最後のカデンツァで、とんでもない異変が・・・。下降するところで、全く違う音に降りていたのです。しかも自分で全く気づかず。やり直すも直らない。もう焦りました・・・音が取れなくなってしまって。本番ではなんとか戻りましたのでホっ・・・。また師匠をハラハラさせてしまいました。
カバレッタのヴァリエーションは今までやった中では一番まともでしたが、ヴァリエーションばかりやっていて1回目をあまり練習してなかったので、ピアノのM川先生に即興編曲させてしまいました。


というわけで、この夢遊病のアリアのStoryと同じく、危ない橋を渡ってしまったJasmineでした。
それでも、終始冷静にブレスを意識してポジションに注意を払い響きを集める、という部分だけはなんとかなり、これによって「声」のみを取り上げれば、少し前よりはマシになってきたかも。
これは先月の愛好家クラスの発表会で取り組んだLakmeの重唱レッスン効果と思ってます。
低声部が正確に出ていたので少しでも音が下がるとすぐわかる。音が下がっているときはポジションが落ちているとき、と常に上に上にとポジションを取るようにしたことが習慣が付いたこと。そして息を流す。。。


ひたすらこの練習をして、Lakmeではそれこそ本番ギリギリで出来た状態。そしてLakme終わって夢遊病を始めて音楽そのものを仕上げる時間は足りなかったけど、響きの保ち方は体が覚えていてくれた、というところかな。
今回の一番の収穫は、自分の「声」のよい部分を見つけることができたこと、かな。高音が出るとか、そういうことじゃなくて☆


ただし、声楽的なラインのある歌い方になっていたかというと、それはまだできていなくて、これは体の使い方の課題として師匠からも今後の取り組みにすることのコメントをいただきました。
やっとクラシックの歌い手としての準備ができた、というところで、ここからが本格スタートなのかもしれません。なんて長い道のりなんだろう。やっと近づいたと思えばそこはまだスタート地点だった。もう何度もそれを繰り返している感じ。
一緒に参加した女の子たちは皆声楽専攻者で声も美しいし若くて可愛くて、その中で私がいるのは場違い・・・と思ったりしましたが、みんな優しくて楽しい時間を過すことができました。

過去に色々な先生から「Jamineさんは本番に強い」と言われてきましたが、今回は師匠にまで言われました。
本番に強い、って聞こえはいいけど、要は裏を返せば「普段のレッスンで全然できてない」ということ。そもそも、こんな大曲やるのに準備不足、それだけで猛反省です。なので自慢になりませんが、今回もミューズを味方につけミラクル本番無事終了・・・

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