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和光のディスプレイもオリンピック・ヴァージョン
トリノオリンピック、日本勢はなかなかメダルが取れなくて苦戦しています。本番で100%力を発揮するのは大変なことですが、今週はいよいよメダルが期待される女子フィギア。コスチュームや音楽も楽しみです。オリンピックという特殊な緊張感の場とはいえ、がんばって欲しいですね!
さて、私も通っている声楽研究所の修了演奏会が3月にあります。その曲目提出の締切りが今日でした。1年間の練習の成果を発表する場であり、自分の実力を発揮でき、聞く人にとっても馴染みのある曲をと、毎年のことながら何を歌うか迷ってしまうのですが、今年はいつもに増して悩みました。
私は昨年夏、モーツァルトのオペラ「イドメネオ」に参加して、冒頭のイリアのアリアを歌おう!と決めていました。いつも歌うスザンナやツェルリーナやアデーレとは異なり、リリコの役どころでしょうし、音楽的に難易度が高い。でも、ときにはチャレンジすることも必要と、先月から授業で歌い始めました。しかし、歌い終わるたびに先生方から「この曲は難しいよね・・・」と言われ続け、それって私にはムリってこと?とだんだん自信がなくなり、どうしよう?????難易度が高いのは承知のうえではあったものの、迷い始めました。
それからというもの、いろいろ歌いまくり始めました・・・
なにしろ、この1年は地味なイタリア古典歌曲と、体を使う練習用としての大きめのアリアしかやっていなくて発表用の曲をやっていない。発表会栄えする曲、自分の声に合っていて実力も発揮できる曲、あと1ヶ月半で仕上げられる曲、できればモーツァルト。そんな曲があるのか・・・
そして、ピアニストの友人まで巻き込み、これなら要素は満たせるかも、とレッスンで歌ったのが、モーツァルトの子守歌。まだドイツ語読めてないけど、メロディ知っているし、3番までの繰り返しだから覚えやすい。しかし・・・・
「この曲(子守歌)やってほしくない。もっと伸び伸び歌う曲やってほしい」
私を待っていたのは、先生のその一言でした。 そして、その瞬間に「イリアのアリア」を歌うことを心の中で決めていました。
迷いが取れたら、後は練習あるのみ。大丈夫!1ヶ月ある!
半音進行も多いし、音の跳躍もたくさんあるので支えもしっかりしないと、ポジションが動いてしまう。でも、音域的には歌いやすいので、もう1度音をしっかり取って、丁寧にさらい、ゆっくりレガートに歌って体に叩き込みたいと思います。
子守歌を選曲したのは、悩みに悩んでの結果だったのですが、先生からすれば、私が妥協して簡単そうな曲(もちろん子守歌だって、ドイツリートだから全然簡単ではありませんが、よく耳にするポピュラーな曲という意味での妥協ということ)に決めたように感じたのかもしれません。
そんなことで、さっそく今週歌ってみました。まずは譜をはずして、歌えていないところを確認するところから。
がんばりま~す!
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