伴奏がしっかり鳴ってくれると歌う側はそれに乗っていれば、正しい音に運んでくれるし音楽も引き上げてくれます。
歌うたびに、どれだけピアノ(伴奏)に助けられているかをヒシヒシ感じるわけです。
だから自分が伴奏の立場になることとは、音楽の土台を作ることになるからより正確な音楽が要求されることになる。
と、いうことを考えなかったのは、コントラバスを始めるに当たって誤算でありました。
そうなんですよね。基本伴奏の楽器、「ベース」っていうくらいですから。
合唱でも低声部を作ってそれに順番に乗っていきますよね。
もちろん、メロディも正確さは必要ですが、下がしっかり支えると上は楽。
ということで、レッスンのときは、音程やらリズムやらとっても厳しくチェックが入ります。
「よく音程聞いて!」「ちゃんと数えて!」
・・・・ン?これ、コレペティのレッスンでもよく言われるかも・・・。
「数えられない女」の私に、ビシバシと先生。
運指だけできてもただの作業になってはダメ、と、何度も何度もやり直し。
正確に押さえるようになるためには、何度も何度も意識して正確な位置に運び無意識に正しいところに届くまで、そして耳で聞いて瞬時に正しい音か判断して修正することが求められます。
押さえている左手を見ると楽譜も見られないし、いつの間にかコマに近い部分弾いているし・・・直しても「腕が曲がっている」「押さえている指の形・・・」と、1度にたくさんのことをしなくてはいけないので汗だくです。
今はシンコペーションを練習中。
「ソルフェージュちゃんとできるように。『だいたい』ではダメ。」現役オケマンの先生なのでやっているうちに段々できるから・・・なんて妥協はありません。
「ちゃんと音をイメージできるように、楽器を弾かなくても楽譜を読む練習はできるよね」。逃げ道なし・・・。イヤ、逃げませんけどねー。
はい、それはごもっとも。でも、それができると歌の音取りも楽になりますね。
だって、先日も書きましたが、コントラバスのレッスンを通してソルフェージュ力もアップ!と、2兎を追いますよ!
それでも本番効果なのか、発表会後は進み方が早くなりました。前はエチュード1曲やるのに1ヶ月以上かかることもありましたが、1回のレッスンの中で2曲はクリアできるようになりました。象の悲鳴も穏やかになり、音楽に近くなってきました・・・
今まで伴奏に頼ってばかりの私でしたが、自立して!今度は私が支えることができるようなれたら・・・
ますますコントラバスの魅力に引き込まれているJasmineでした。
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