9月23日(土)
二期会愛好家クラス修了演奏会
場所:二期会会館第1スタジオ
演奏曲目: Arditi作曲 Il bacio(くちづけ)
今年の4月に入った二期会愛好家クラスの修了演奏会。諸般の事情で参加が危ぶまれたのですが、なんとか参加できました。
というわりには「Il bacio」と大曲を選んだ私・・・
イタリア古典歌曲集Ⅳの最初に載っている曲です。
当初は「魔笛」のパミーナのアリアを歌うつもりだったのですが、声に合わない、それ以上にとにかく難しくて断念・・・以前いろいろな先生に私に合うかも、と「Il bacio」を薦められていたことを思い出して、やっと決めたのは既に8月半ば。その後、事情でレッスンが受けられず、発表会はパスか?と一旦は諦めたのですが、どうにか参加するメドがついて、10日漬け?でとりあえず、カタチにしました。
でも、やっと暗譜して歌い切った、というレベルでした。イヤハヤ
私はトリで、この曲はトリにふさわしい華やかな曲なのですが、いやいや、10日でできるような曲ではありません。心から深く反省。
他に仕上げていた曲もあったのだから、それにすればよかったのだけど、発表会は少し大きいめのそれ用の曲で臨みたい、と欲張った私。モタモタして早く気づけなかった私が悪い。
ちょうど師匠も忙しい時期であまりレッスンをお願いできなかったので、ピアノカラオケ?をインターネットで買い求め(400円!)ピアノ伴奏のリズム感を覚え、リタ・シュトライヒのCDでイメージを作り・・・
休符が先行するリズムが難しい。3拍子というより、1拍子の感じでリズムに乗らないとどんどん遅れていくのです。特に前半は、音も低いので音程もフラフラしやすいから本当に大変でした。暗譜は前日の愛好家クラスのピアノ合わせでやっと。
ところがその前日の授業のときのエアコンが寒くて風邪をひき、本番の朝、風邪薬を飲んだら集中力がなくなってしまい、リハではボロボロ、全くピアノと合わず、客席で聞いていた先生が大慌て・・・スミマセン
本番直前までピアニストの先生と合わせをやり直して、本当にギリギリでした。いつも間違えないところをちょっと滑ってしまいましたが、まあ、なんとか・・・
と、そんなことではありましたが、曲後半には、アジリタとまではないけど、8分音符がたくさんつながったオブリガートなどがあり、ちょっとしたコロラトゥーラ気分。こういう曲を初めて人前で歌いました。
今まで、ベルカントのコロラトゥーラの曲も個人レッスンでは練習で取り組んだのですが、アジリタや半音ずつ進行する音取りがなかなかできなくて、声に合っていると言われても今ひとつ自信が持てず、発表会は安心感のあるモーツァルトが多かった。でも今回やってみて、少しずつ難易度上げればやれそうな気がしてきたので、これからは少し積極的にチャレンジするつもりです。モーツァルトのほうが難しいかも、ということも今頃気づいた次第で。
そして、こんなに長い曲(4分半)を発表したのも初めて。バリエーションの展開で、どこを歌っているのかわからなくなったり覚えるのは大変でしたが、よく覚えたと我ながら思います。きれいな曲だし、いつかリベンジします!
愛好家クラスはこの日で前期修了。後期からは別のクラスに行く仲間もいるので、打上げも大いに盛り上がりました。もちろん、後期も続けます!
ちなみに、発表会に着たのはこのドレス。
シンプルで可愛いのだけど、私はやせ気味なので、寂しい印象になってしまう。だから、パニエをはき裾が広がるようにして、アイボリー系のロング手袋もしました!胸のコサージは、本来はトーク帽(髪飾り)。デザインがドレスに合ったし、ネックレスだけでは胸元が寂しかったので飾ってみました。
昨年、ニューヨークに行った際、アン・テーラーで購入した膝丈のドレスで、私のお気に入りアイテムなのですが・・・
リハのときにふと気づいたのですが・・・
膝から下(脚)は見えるわけで、足拡げて立つわけにもいかない
結構気を遣いました。
ところで、上に書いた、ピアノカラオケのサイトは・・・
e-soundピアノ名曲ショップ
クラシックでカラオケはあまり練習になるとは思えないけど、ピアノの音楽を体に刻むにはいいかも。
ついでに、オペレッタの曲も買っちゃいました。
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