経過

2019-03-05 12:18:10 | ねこ部
辛い一週間だった。
朝、誰も起こしにこない。
何時になっても、誰もごはんをねだらない。

3匹とも死んでしまうかもしれない。
それは恐怖だった。

大好きなお刺身にも、ちゃおちゅ~るにも反応しない。
栄養食をスポイトで飲ませるが、ものすごく抵抗する。

音にものすごく敏感になった。
少しでも物音がすると、嘔吐しているんじゃないかと思う。

3匹とも死んでしまうかもしれない。
それを受け入れる方法なんて想像もできない。
溜息しか出ない。食欲もない。
こっちが吐きそうだ。

一緒に病院に行った夫はFIPの話を聞いているが、娘は知らない。
娘に話して、気持ちを共有してほしい気もするが、
それは娘にも、私と同じ気持ちを味あわせるだけ。
そう思うと話せない。
それに口に出したら、本当にそうなってしまいそうで怖い気持ちもある。

せめて1匹でも生き残ってくれたらと思う。
でも、FIPならみんな死んでしまうのだ。

何度も神様にお願いする。
「ちゃーちゃんも、くーちゃんも、ぐーちゃんも元気になりました」。
「ありがとうございました」。

何度も心でつぶやく。
「大丈夫。大丈夫」。

そう言えば、以前ネコの闘病を綴ったブログを読んだことがあった。
詳しくは覚えていないが、病気でもう助からないネコに、
少しでも何か食べてほしいと健闘していることが書いてあったと思う。
「食べないと死んじゃうんだよ」。
そのネコは亡くなってしまい、その後しばらくしてそのブログは削除されていた。
そんなことを思い出したりした。

でも、ちゃーちゃんが少しでも自分からフードを食べたりするとちょっと心が元気になる。
希望が湧いてくる。

薬のおかげか、嘔吐はおさまってきた。
少しずつ、ごはんも食べるようになってきた。
これで安心していいのか?
薬のおかげで一時的に良くなったように見えるだけじゃないのか?

ぐーちゃんは、若いせいかすっかり良くなったように見える。
ちゃーちゃんもくーちゃんも、普段に近い量のごはんを食べるようになった。
でも、ちゃーちゃんは今朝も一度嘔吐した。
これで安心していいのか?

昨日、夫が2匹を病院に連れて行った。
私は仕事で行けなかった。
「良くなってきましたね」と言われたそうだが、
直接先生の反応を見ていないので、私にはよくわからない。
でももしかしたら、見なくて良かったのかもしれない。

今回はこれでおさまったとしても、改めてペットの看取りということを考えなくてはいけないと思った。
ちゃーちゃんとくーちゃんはもうすぐ10歳になる。
今までも漠然と考えてはいたが、まだまだ先のことと思っていた。
でも、まだまだ先のことだとしても、ネコの10歳はもう若くはないのだろう。
体力も抵抗力も落ちてきているのだろう。
それを思い知らされた。

覚悟がいる。

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