日本発Ｒ‐１８禁アニメ、実写化

日本発のハリウッド作品って、最近多いと思いません？桜坂洋原作、ダグ・ライマン監督、トム・クルーズ主演「オール・ユー・ニード・イズ・キル」（１４）は、大ヒット！面白かった！

「トランスフォーマー」（０７）は、日本の変形ロボット玩具をモデルに製作。他にも鈴木光司原作「ザ・リング」（０２）、カプコンの人気ゲームソフトを元にした「バイオハザード」（０２）

周防正行原作、監督をリメイクした「シャル・ウィ・ダンス？」（０４）、鈴木光司原作、監督『仄暗い水の底から』をリメイクした「ダーク・ウォーター」（０４）、コナミの人気ホラーゲームを…

元にした「サイレントヒル」（０６）、ＴＶアニメ「マッハＧＯＧＯＧＯ」のリメイク「スピード・レーサー」（０８）、土屋ガロンと嶺岸信明原作の漫画『ルーズ戦記 オールドボーイ』を原作とした…

韓国映画「オールド・ボーイ」（０３）のリメイク「オールド・ボーイ」（１３）、香山滋原作「ゴジラ」（６４）を元にした「ＧＯＤＺＩＬＬＡ ゴジラ」（１４）などなど。見てますか？

日本のアニメは世界でも人気で有名ですが、あんまり詳しくないのでこの映画のことは全く知りませんでした。梅津泰臣（うめつやすおみ）原作、「ＫＩＴＥ／カイト」（１４）です。

監督はラルフ・ジマン。過激な描写と斬新な設定で、クエンティン・タランティーノやロブ・コーエンなどハリウッドの映画人たちを魅了した作品なんだとか。そうなんだ。

金融危機により、少女たちが売買されるモラルの崩壊した近未来。その中の１人、幼少時代に両親を殺されたサワ（インディア・アイズリー）は、殺し屋として育てられました。

暗殺者としてのノウハウを教えたのは、父の親友で相棒だった刑事アカイ（サミュエル・L・ジャクソン）。組織への復讐のため、娼婦に成りすまし男たちを次々に暗殺していくサワ。

そして犯行現場の証拠隠滅を繰り返すアカイ。サワの言動を監視する謎の少年オブリとは？組織のボス、エミールとは？アイズリーは、オリヴィア・ハッセーの娘とか。へぇ～。

ケネス・ブラナーのシンデレラ

ドイツのグリム兄弟が編集した“グリム童話”に収めれた『灰かぶり』、フランスのシャルル・ペローの散文による物語『シンデレラ』。これまでも何回となく映画化されています。

中でもウォルト・ディズニーがアニメ化した「シンデレラ」（５０／公開時は「シンデレラ姫」だったそうです）は、代表作と言って良いでしょう。１９５２年３月７日、日本初公開。

ブライアン・フォーブス監督「シンデレラ」（７６）では、ジェマ・クレイヴン、リチャード・チェンバレン（ドクター・キルデア！）主演。ロバート・イスコヴ監督「シンデレラ」（８７／ＴＶＭ）では…

ホイットニー・ヒューストン、ブランディ、ウーピー・ゴールドバーグ主演でした。アンディ・テナント監督「エバー・アフター」（９８）は、ドリュー・バリモア、ダグレイ・スコット…

アンジェリカ・ヒューストン、ジャンヌ・モロー主演で、“シンデレラ”を元にした物語。やっぱり女の子が憧れる物語ＮＯ.１。今年、自社アニメを続々実写化するディズニー。どうやら…

「マレフィセント」（１４）を初めとして、「ダンボ」（４１）「アリス・イン・ワンダーラン２（ふしぎの国のアリス」（５１）「美女と野獣」（９１）「クルエラ（１０１匹わんちゃん大行進）」（６１）

「ジャングル・ブック」（６７）「ピノキオ」（４０）「チップとデールの大作戦」（８９）などがあるそうです。ふむ。話が逸れましたが、まずはケネス・ブラナー監督「シンデレラ」（１５）です。

ストーリーはお馴染みですから書きませんが、シンデレラことエラ役はリリー・ジェームズ。ＴＶ「ダウントン・アビー」のローズ・マクレア役。継母トレメイン夫人をケイト・ブランシェット。

キット王子をリチャード・マッデン、フェアリー・ゴッドマザーをヘレナ・ボナム＝カーター、大公をステラン・スカルスガルド、国王をデレク・ジャコビ、シンデレラの父をベン・チャップリン

シンデレラの母をヘイリー・アトウェルが演じます。同時上映は、短編アニメ「アナと雪の女王／エルサのサプライズ」（１５）。それにしてもケネス・ブラナーって、ジャンルが広いですねぇ～。

スーダンから自由の国アメリカへ

リース・ウィザースプーンは、１９７６年３月２２日ルイジアナ州ニューオーリンズ出身。外科医の父と看護学の博士号を持つ母との間に生まれ、今年３８歳。えっ、もうそんな年？

マーシャル・ハースコヴィッツ監督「みんな愛してる」（９２）や、ジェフリー・レヴィ監督「Ｓ.Ｆ.Ｗ.」（９４）で知った頃は、まだ１０代。ゲイリー・ロス監督「カラー・オブ・ハート」（９８）では…

トビー・マグワイアの妹役で、すごく可愛かった！「クルーエル・インテンションズ」（９９）「完全犯罪」（９９）「アメリカン・サイコ」（００）のようなサスペンス物が続く中、未公開ながら…

アレクサンダー・ペイン監督、マシュー・ブロデリック主演「ハイスクール白書 優等生ギャルに気をつけろ！」（９９未）は、忘れがたいブラック・コメディ映画。似合いすぎて、怖いくらい。

その後、ロバート・ルケティック監督「キューティ・ブロンド」（０１）が大ヒット！続編の「キューティ・ブロンド／ハッピーＭＡＸ」（０３）や、「メラニーは行く！」（０２）とコメディの女王に！

ジェームズ・マンゴールド監督「ウォーク・ザ・ライン／君につづく道」（０５）で、アカデミー賞主演女優賞に輝きます。デヴィッド・フィンチャー監督「ゴーン・ガール」（１４）では、製作も担当。

最新作は、フィリップ・ファラルドー監督「グッド・ライ いちばん優しい嘘」（１４）です。１９８３年に始まったスーダン内戦。１０万人以上もの子どもたちが親を亡くし、孤児となっていました。

２０００年、アメリカとスーダンは難民キャンプで育った若者たち３６００人をアメリカ各地への移住させる計画を実施。カンザスシティーの職業紹介所で働くキャリー（ウィザースプーン）は…

スーダンからの青年３人の担当になります。車も電話も面接も初めての彼らのルチャー・ギャップに、頭を抱えるキャリー。いったいどうなることやら…。しかし彼らの成長を見守り…

親しくなるうちに、キャリーの心にも変化が生まれるのでした。アフリカ大陸のスーダンから、アメリカへ。言葉だって大変なのに…。これが実話だというのが、感動です。コリー・ストール共演。

エニグマとアラン・チューリングとベネ

“エニグマ”と聞くと、マイケル・アプテッド監督「エニグマ」（０１）を思い出します。ロバート・ハリス『暗号機エニグマへの挑戦』が原作。ダグレイ・スコット、ケイト・ウィンスレット、

ジェレミー・ノーサム、トム・ホランダー出演。トム・ストッパードが脚本を担当。歴史好きなのでエニグマの名前は知っていたけど、本作でよりエニグマやチューリングのことも理解。

映画って素晴らしい！主人公の名前はトム・ジェリコでしたが…。そのエニグマの名前を再び聞くなんて。しかも主人公を演じるのが、ベネなんですもん！原作はアンドリュー・ホッジェズ、

監督はモルテン・ティルドゥム。第２次世界大戦下の１９３９年。２７歳の天才数学者アラン・チューリング（ベネディクト・カンバーバッチ）は、ケンブリッジ大学の特別研究員でした。

チューリングはＭＩ６の下、ドイツ軍の暗号機エニグマを解読するチームの一員となります。集められたのは、チェスの英国チャンピオン、言語学者など６人の天才たち。

しかし高慢で不器用な彼は、メンバーとの協力を拒否。１人で電子操作の解読マシンを作り始めます。子供の頃から孤立して来たチューリングには、共同作業など無理だったのです。

深まる溝の中、チューリングを救ったのはクロスワードパズルの天才ジョーン（キーラ・ナイトレイ）でした。理解者を得た彼は、初めて仲間とも心を通わせることに…。

そしてついに、エニグマを解き明かすことに成功します。しかし、本当の戦いはこれからだったのです。果たして？アラン・チューリングは、１９１２年６月２３日ロンドン出身。

彼の功績で、戦争終結を２年以上早めたと言われています。また彼の“チューリングマシン”は、現在のコンピュータの元と言われています。５４年６月７日死去、４１歳でした。

アスペルガー症候群だった…、同性愛で逮捕、青酸中毒による自殺…とされるチューリング。アカデミー賞作品賞、監督賞、主演男優賞、助演女優賞他、８部門ノミネート。必見です

ウディ・アレンは、マジシャンがお好き

クリストファー・プリースト原作『奇術師』をクリストファー・ノーランが監督、ヒュー・ジャックマンとクリスチャン・ベイル主演の「プレステージ」（０９）は、１９世紀末のロンドンが舞台。

ルイ・ルテリエ監督、ジェシー・アイゼンバーグ主演「グランド・イリュージョン」（１３）は、現代のラスベガスを舞台に繰り広げられるスーパー・イリュージョンと強盗のお話。痛快！

マジシャンとして有名なのは、ハリー・フーディーニ。彼を描いた映画には、ジョージ・マーシャル監督「魔術の恋」（５３）があり、トニー・カーティスがフーディーニを演じています。

またジリアン・アームストロング監督「奇術師フーディーニ 妖しき幻想」（０７未）では、ガイ・ピアースが主人公。ところでニューヨークのブロンクス出身のウディ・アレンの映画は…

それ自体が魔法のよう。いつもハッピーな気分にしてくれます。アレン自身が監督、主演した「スコルピオンの恋まじない」（０１）は、１９４０年のＮＹを舞台にインチキ魔術師が登場。

「カイロの紫のバラ」（８５）は１９３０年代。映画館のスクリーンから、映画の主人公が語りかけて来るというお話。ミア・ファローとジェフ・ダニエルズ主演。さらに「ミッドナイト・イン・パリ」（１１）では…

作家志望のアメリカ人男性が、真夜中のパリでクラシックカーに乗り込むと１９２０年代にタイムスリップ。楽しかった！そして最新作が、「マジック・イン・ムーンライト」（１４）です。

１９２８年、ドイツのベルリンでマジックを披露するイギリス人のスタンリー・クロフォード（コリン・ファース）は、天才マジシャン。魔法や超能力など信じない皮肉屋でした。

彼は、友人から『ある大富豪を虜にしている占い師の正体を暴いて欲しい』と頼まれます。早速、南フランスの豪邸に乗り込むと、そこにソフィ・ベイカー（エマ・ストーン）という女性が…。

若く美しい、彼女の驚異的な透視能力に驚かされるスタンリー。果たして、結末は？マーシャ・ゲイ・ハーデン、ジャッキー・ウィーヴァー、アイリーン・アトキンス共演。わくわく。

そうだ、パリに行こう！

「カフェ・ド・フロール」（１１）は、新しくオープンする“ＹＥＢＩＳＵ ＧＡＲＤＥＮ ＣＩＮＥＭＡ”で上映されます。ここはかつて“恵比寿ガーデンシネマ”だったとこ。２スクリーンあって、シネマ１は２３２席。

シネマ２は１１６席でした。懐かしいなぁ～。よく行きました。新しい劇場も２スクリーンで、１９０席と９０席とコンパクト。オープン２作目が、マルク・フィトゥシ監督「間奏曲はパリで」（１３）です。

フランス北東、ノルマンディーの片田舎で農場を営む５０代の夫婦。ブリジット（イザベル・ユペール）とグザヴィエ（ジャン＝ピエール・ダルッサン）は、夫婦仲もよく仕事も順調。

穏やかで平凡な毎日。しかし、子供が家を出てからはブリジットには物足らない日々。夫のグザヴィエは、真面目だけど無骨で何事にも無関心。そんなある日、隣の家でパーティが開かれます。

パリからやって来た、２５歳の若者スタン（ピオ・マルマイ）の誕生パーティでした。魅力的なパリジャンにときめくブリジット。２人で過ごす時間は、彼女の心に火をつけます。

やがてブリジットは未知なる期待を胸に、夫に嘘をついて１人パリへと出かけて行くのでした。果たして、パリでブリジットを待つものとは？ユペールは、１９５３年３月１６日パリ出身。

今年６１歳。きれい。ニーナ・コンパネーズ監督「夏の日のフォスティーヌ」（７１）の学生役でデビュー、アンドレ・テシネ監督「ブロンテ姉妹」（７９）、マイケル・チミノ監督「天国の門」（８１）

ジャン＝リュック・ゴダール監督「パッション」（８２）、クロード・シャブロル監督「主婦マリーがしたこと」（８８）「ボヴァリー夫人」（９１）、クロード・ピノトー監督「キュリー夫妻／その愛と情熱」（９６）

ミヒャエル・ハネケ監督「ピアニスト」（０１）「愛、アムール」（１２）、フランソワ・オゾン監督「８人の女たち」（０２）、ホン・サンス監督「３人のアンヌ」（１２）、マルコ・ベロッキオ監督…

「眠れる美女」（１２）、ネッド・ベンソン監督「ラブストーリーズ コナーの涙／エリナーの愛情」（１３）などがあります。映画祭主演女優賞受賞歴もある人。明るくステキなユペールをぜひ。

エディ・レッドメインと、ホーキング博士

エディ・レッドメインは、１９８２年１月６日ロンドン出身。父親リチャードは、銀行の頭取で実業家と銀行の重役の兄がいます。名門イートン校でウィリアム王子と同級生だったそうです。

ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジ卒業後、バーバリーのモデルを務め、その後舞台に。映画は、ロバート・デ・ニーロ監督「グッド・シェパード」（０６）、シェカール・カプール監督…

「エリザベス：ゴールデン・エイジ」（０７）、トム・ケイリン監督「美しすぎる母」（０７）、ジャスティン・チャドウィック監督「ブーリン家の姉妹」（０８）、サイモン・カーティス監督「マリリン ７日間の恋」（１１）

トム・フーパー監督「レ・ミゼラブル」（１２）などに出演。マリウスを演じ、歌う彼を見てびっくり。『オリバー！』などの舞台で、鍛えていたなんて知らなかったんです。

それまで時代劇の似合う若手…のイメージでした。そんなレッドメインの最新作は、ジェームズ・マーシュ監督「博士と彼女のセオリー」（１４）です。第８７回アカデミー賞作品賞、脚色賞、作曲賞

主演のレッドメインは主演男優賞、フェリシティ・ジョーンズは主演女優賞と５部門ノミネート。本作は、元妻ジェーンの手記を原作とした、スティーヴン・ホーキング博士の物語。

１９６３年、ケンブリッジ大学大学院で理論物理学を研究するスティーヴン・ホーキング（レッドメイン）は、パーティでジェーン（フェリシティ・ジョーンズ）と出会います。

たちまち意気投合した２人は、恋に落ちます。しかしその直後、スティーヴンは難病のＡＬＳ（筋萎縮性側索硬化症）を発症。余命２年の宣告を受けますが、２人は結婚します。

２年後、長男ロバートが誕生。そしてジェーンの励ましで『時空の特異点』に関する論文を執筆し、博士号を取得するのでした…。共演はエミリー・ワトソン、デヴィッド・シューリス。

博士は、１９４２年１月８日オックスフォード出身で現在７３歳。昨年春、「ベネディクト・カンバーバッチ ホーキング」（０４）を購入。比べてはいけないと知りつつ、きっと比べちゃうかも。

アメリカ軍史上最強の狙撃手

大昔、エリック・フレミングとポール・ブラインガーとクリント・イーストウッドが出演していたＴＶドラマと言えば、「ローハイド」（５９～６６）ですね。リアルタイムでは見てないですが…

フランキー・レインが歌う主題歌は、超～有名。なにしろイーストウッドの出世作として、知らない人はいないかも。ちなみにエリック・フレミングは、リーダーのフェーバーさん。

ポール・ブラインガーはコックのウィッシュボーン、イーストウッドは若いロディ・イェーツ役。この後、「荒野の用心棒」（６４）などマカロニウエスタンでメジャーになります。

俳優としてはほぼ活動を終え、８４歳の現在は監督業に専念中。監督最新作はアカデミー賞作品賞、主演男優賞など６部門ノミネートの「アメリカン・スナイパー」（１４）です。

原作は『ネイビー・シールズ 最強の狙撃手』で、著者クリス・カイルの半生を元にしています。米海軍特殊部隊ネイビーシールズに入隊した、クリス・カイル（ブラッドリー・クーパー）

イラク戦争でスナイパーとして活躍するクリスは、狙撃精度の高さで多くの仲間を救い“レジェンド”の異名を轟かせます。同時に敵からは、１８万ドルの賞金が掛けられます。

妻タヤ（シエナ・ミラー ）や家族を国に残し、銃のスコープをのぞき、引き金を引き、敵の命を奪っていくクリス。想像を絶する極限状況が続き、心に深い傷を負ってしまうのでした。

２００３年のイラク戦争勃発から、クリスの過酷なイラク遠征は４度に渡ります。２００８年除隊。その間、敵戦闘員１６０人（公式戦果のみで、非公式には２５５人）を殺害。

実際のクリス・カイルは、除隊後、軍や法執行機関の隊員に軍事訓練を行う民間軍事会社“クラフト・インターナショナル社”を設立。そして講演、執筆活動を行うのでした。

また、ＰＴＳＤに悩む帰還兵や退役兵のためのＮＰＤ団体“ＦＩＴＣＯ ＣＡＲＥＳ ＦＯＵＮＤＡＴＩＯＮ”も設立。２０１３年２月２日、ＰＴＳＤを患う元海兵隊員に射殺されました。衝撃。

フォード・マスタングと男の絆

アクション映画では、車が重要な要素。ロブ・コーエン監督、ヴィン・ディーゼル＆ポール・ウォーカー主演「ワイルド・スピード」（０１）シリーズは、車がなければ始まりません。

登場した車は、ＴＯＹＯＴＡ、ＮＩＳＳＡＮ、ＨＯＮＤＡ、ＭＡＺＤＡ、ＭＩＴＳＵＢＩＳＨＩ、シボレー、フォルクスワーゲン、フェラーリ、フォード、ダッジ、キャデラック、リンカーン、ＢＭＷ

ＳＵＢＡＲＵ、ＳＵＺＵＫＩ、クライスラー、メルセデス・ベンツ…などなど。アクション映画じゃなくても、クリント・イーストウッド監督、主演「グラン・トリノ」（０８）は、フォード社の…

フォード・トリノのうち、１９７２～７６年に生産された車の名称。ＴＶ「刑事スタスキー&ハッチ」に登場するスタさんの愛車も赤のグラン・トリノ。（古い？）ＴＶ「スーパーナチュラル」のディーンの…

愛車は１９６７年モデルのシボレー・インパラ。「００７」シリーズのジェームズ・ボンドは、アストンマーチン（作品によって変化）。車には詳しくないけど、映画との関係は大切です。

フォード社が製造販売する“フォード・マスタング”。１９６４年の初代から、現在は６代目とか。今年４月、７代目が登場予定。ブライアン・トレンチャード＝スミス監督「ドライブ・ハード」（１４）には…

そのマスタングが登場。マスタングは、スペイン人がアメリカに持ち込み野生化した小型馬のこと。オーストラリアに住む元レーサー、ピーター・ロバーツ（トーマス・ジェーン）。

妻と娘のため危険なレースを辞め、今は自動車教習所の教官をしていました。ある日、サイモン・ケラー（ジョン・キューザック）というアメリカ人が、オーストラリアの運転免許取得にやって来ます。

実はケラーは犯罪者で、教習の最中に銀行に寄り強盗を実行。見事にパトカーをかわしたロバーツは、そのまま共犯者として追われる羽目に…。果たして、ケラーの本当の目的は？

長髪のジェーンは「パニッシャー」（０４）「ミスト」（０７）に主演。悪役が続くキューザックとジェーンの対決。男たちのドラマと、ビンテージのフォード・マスタングにも注目です。

まだまだ続く（？）沈黙シリーズ

１９９２年、このシリーズは始まりました。アンドリュー・デイヴィス監督「沈黙の戦艦」（９２）は、本当に痛快なアクション映画でしたね。主演のスティーヴン・セガールは、あまりに強すぎ！

１９５１年４月１０日ミシガン州ランシング市出身で、当時４１歳。敵役トミー・リー・ジョーンズもカッコ良かったし。日本でのタイトル、つまり邦題の素晴らしさはシリーズで証明しています。

「沈黙の要塞」（９４）、「暴走特急」（９５）←これこそが本当の第３弾！ 「沈黙の断崖」（９７）「沈黙の陰謀」（９８）「沈黙のテロリスト」（０１）「沈黙の標的」（０３）「沈黙の聖戦」（０３）

「沈黙の追撃」（０５）「沈黙の脱獄」（０５）「沈黙の傭兵」（０６）「沈黙の奪還」（０６）「沈黙の激突」（０６）「沈黙のステルス」（０７）「沈黙の報復」（０７）「沈黙の逆襲」（０９）「沈黙の鉄拳」（０９）

「沈黙の鎮魂歌」（０９未）「沈黙の復讐」（１０）「沈黙の監獄」（１２）「沈黙の処刑軍団」（１３）「沈黙のＳＨＩＮＧＥＫＩ／進撃」（１４）と続きます。後、ＴＶＭ「ＴＲＵＥ ＪＵＳＴＩＣＥ」シリーズも。

「沈黙の逆襲」から多くの作品で組んでいるのが、キオニ・ワックスマン監督。最新作「沈黙の制裁」（１４）でも、脚本と監督を務めています。シリーズ誕生から２０年以上！

ジョン・アレキサンダー（スティーヴン・セガール）は、無敵の傭兵。彼はＣＩＡの作戦担当ヴァン・ホーンから、ウクライナで台頭する闇組織に所属する男の暗殺を依頼されます。

いとも簡単にミッションをこなすジョン。しかし組織が狙う女性ナディアを助けたことから、逆に追われるハメに…。ところがヴァン・ホーンから、彼女の返還を求められます。

しかし、ジョンはその申し出をある理由から断ります。果たして、凶悪な巨大組織とＣＩＡが隠すその女とは？そしてジョンの決意とは？組織のボス役にヴィニー・ジョーンズが出演。

今年６３歳になるセガール。ますます元気。「エクスペンダブルス」シリーズにまだ出ていないアクションスターに、ヴィン・ディーゼル、ドウェイン・ジョンソン、そしてぜひセガールおやじを！