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だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

ニューヨークから、女王陛下と女神さま来日

2014-07-16 17:38:47 | 展覧会
ニューヨークのマンハッタンにある世界最大級の美術館、メトロポリタン美術館。1870年開館し、絵画、彫刻、写真、工芸品、家具、楽器、装飾品など300万点の美術品を所蔵。

基金による購入、コレクターからの寄贈など、国立でも州立でも市立でもない私立の美術館であることが素晴らしい!しかも1日では見切れない展示物があるのに、入場料は大人25ドル。

65歳以上(シニア)17ドル、学生12ドル、美術館会員と12歳未満の子供(大人同伴)無料!さらに入場料は美術館側の希望額で、苦学生など足りない時はそれでもOKだったり…。

反対にお金持ちは、ドンと大きな金額を払ったり…。いずれにしても、私立の美術館なので希望料金は払いたいもの。入場料は、特別展示の費用を補填するために使われるそうです。

ニューヨークを訪れた時は必ず行きますが、最近はご無沙汰。また行きたい…。この夏、The Metから上野の東京都美術館に、女王陛下と女神さまが来日します。

メトロポリタン美術館 古代エジプト展 女王と女神」がそれ。これまでのエジプトを紹介する展覧会では、主に王や死者=ミイラなどが多く展示されていました。

今回は違います。メトロポリタン美術館が誇るエジプト・コレクションから“女性”をテーマに、約200点が日本初公開!展示構成は3つに分かれます。1)ファラオになったハトシェプト

2)古代の女神たちが一堂に 3)王家の女性たちが愛用したアクセサリーやメイク道具 …ハトシェプトとは、古代エジプト史上、最も重要な女性ファラオとされています。

ポスターの『ハトシェプスト女王像の頭部』(前1473~1458年頃)で、どんなイメージだったかを想像できます。興味津々なのが『花形ビーズの襟飾り』(前1352~前1336年頃)

『魚形ビーズの腰帯』(前1479~前1425年頃)、『ヤマネコで飾られたカフ風のブレスレット』(前1479~前1425年頃)などの装飾品。すっごくオシャレ!欲しい…。
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フレッド・カヴァイエ監督のフレンチ・ノワール

2014-07-15 21:57:38 | 映画
フランスには、男と男の熱い友情を描いた作品が結構あります。なんと言っても、アラン・ドロンでしょう。ジャン・エルマン監督「さらば友よ」(68)では、チャールズ・ブロンソンと共演。

アンリ・ヴェルヌイユ監督「シシリアン」(69)では、ジャン・ギャバンと リノ・ヴァンチュラ と共演。ジャック・ドレー監督「ボルサリーノ」(70)では、ジャン=ポール・ベルモンドと共演。

ジャック・ドレー監督「フリック・ストーリー」(75)では、ジャン=ルイ・トランティニャンと共演。同じくドレー監督「友よ静かに死ね」(76)では、ザビエル・デプラスと共演。

そのドロンは友人ベルモンドと共演した、パトリス・ルコント監督「ハーフ・ア・チャンス」(98)を最後に引退宣言。(2000年代のTVM出演が最後) “友”繋がりで思い出すのが…

オリヴィエ・マルシャル監督「そして友よ、静かに死ね」(11)。ジェラール・ランヴァンと チェッキー・カリョ主演。そして最新作の「友よ、さらばと言おう」(14)があります。

南フランスの港町トゥーロン。長年コンビを組んで来た、シモン(ヴァンサン・ランドン)とフランク(ジル・ルルーシュ)は親友同士の敏腕刑事。任務終了のある日、とんでもないことが…

シモンが飲酒運転で、幼い子供を含む3人の命が奪う人身事故を起こしてしまいます。シモンは刑務所送りに。6年後、出所したものの妻アリス(ナディーン・ラバキー)と離婚。

自堕落な生活を送り、彼を気遣うフランクにも心を閉ざしたままのシモン。ある日、9歳の息子テオ(マックス・ベセット・ド・マルグレーヴ)が、偶然マフィアの殺し現場を目撃。

息子が狙われている事を知ったシモンは、フランクと協力し自らの手で裁きを下すことを決意します。本作の監督はフレッド・カヴァイエ。「すべて彼女のために」(08)「この愛のために撃て」(01)

「プレイヤー」(12)に次ぐ4作目。「すべて彼女のために」はランドン主演で、ポール・ハギス監督、ラッセル・クロウ主演「スリーデイズ」(10)に。「この愛のために撃て」はルルーシュ主演。ぜひ。
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航空保安官 vs 姿なき連続殺人犯

2014-07-14 21:28:31 | 映画
リュック・ベッソン製作、脚本、ピエール・モレル監督「96時間」(08)で、すっかりアクション俳優の1人になったリーアム・ニーソン。彼のデビュー作は、ジョン・ブアマン監督「エクスカリバー」(81)。

「銀河伝説クルール」(83)「バウンティ/愛と反乱の航海」(84)「ミッション」(86)と初期の作品は、ドラマチックな作品がいっぱい。まだまだ脇役ですが、あの身長(193cm)だもん、目立ちます。

「ダークマン」(90)で初主役を演じ、しっかりと認識。「嵐の中で輝いて」(92)「夫たち、妻たち」(92)を経て、「シンドラーのリスト」(93)でアカデミー賞主演男優賞にノミネート。

もちろん、作品賞、監督賞、脚本賞など7部門受賞。この辺から見てる方の多いかも。「ロブ・ロイ/ロマンに生きた男」(95)「マイケル・コリンズ」(96)「レ・ミゼラブル」(98)

「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス」(99)「ギャング・オブ・ニューヨーク」(01)「K-19」(02)「ラブ・アクチュアリー」(03)「バットマン ビギンズ」(05)などなど。

出演作はまだまだあります。歴史劇から、ドラマ、ラブコメディ、SF、戦争もの、アメコミなど多数。単なるアクション俳優ではありません。とは言え、最新作もアクション満載のサスペンスドラマ。

「アンノウン」(11)で組んだジャウマ・コレット=セラ監督「フライト・ゲーム」(14)です。舞台は、乗客乗員146人のNY発ロンドン行きの旅客機。ビル・マークス(リーアム・ニーソン)は…

客を装って乗り込む航空保安官。彼の元にあるメールが届きます。それは、“1億5千万ドルを指定口座に送金しなければ、20分ごとに1人ずつ機内の誰かを殺す”…というもの。

いたずらか、それとも?そうこうするうちに、1人目の犠牲者が出てしまいます。果たして、12000mm上空の密室で起こった殺人の行方は?146人の人質は、容疑者なのか?

さらに指定口座が自分名義だったため、ビル自身が疑われることに…。共演はジュリアン・ムーア、ライナス・ローチ、「それでも夜は明ける」(13)で助演女優賞受賞のルピタ・ニョンゴも。
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NO、と言おう!

2014-07-13 14:38:48 | 映画
ニコール・カッセル監督、ケイト・ハドソン主演「私だけのハッピー・エンディング」(11)以来、ご無沙汰のガエル・ガルシア・ベルナル。2013年1月公開「俺たちサボテン・アミーゴ」(12)は未見なので。

マット・ピードモント監督、ウィル・フェレル製作・主演のこの作品、レンタルで見ようっと。ガエルの最新公開作も、「俺たちサボテン・アミーゴ」と同じ2012年製作の「NO」(12)です。

アントニオ・スカルメタの原作戯曲を監督したのは、パブロ・ラライン。「グロリアの青春」(13)の製作者ラライン初監督作品。第85回アカデミー賞外国語映画賞にノミネート。

1988年、アウグスト・ピノチェト将軍の約16年の長期独裁政権が翌年3月任期満了を迎え、さらに8年延長するために国民投票が行なわれることになっている南米チリ。

レネ・サアベドラ(ガエル・ガルシア・ベルナル)は、フリーの広告マン。そこへ反独裁政権の左派メンバーの1人である友人ウルティア(ルイス・ニェッコ)が、訪ねて来ます。

家族ぐるみの付き合いがあるウルティアは、国民投票の反対派“NO”陣営の中心人物。投票までの27日間、政権支持派“YES”と反対派“NO”は、1日15分間TVでのCMが許可。

その広告やCM制作の責任者に選ばれたのが、レネでした。しかしレネは、この選挙キャンペーンが対外的な平等をアピールしているだけ…と気乗りしなかったのです。

ところがレネが作るCMは、斬新でユーモア溢れる大胆なアイデア満載!徐々に国民の心を掴むのです。“YES”陣営は、レネに対抗するため賛成派の広告アドバイザーとして…

レネの上司グスマン(アルフレド・カストロ)を広報責任者にします。それは強大な力を持つ賛成派陣営との争いを繰り広げることに…。妨害と脅迫行為が始まります。

広告マンが恐怖政治に挑んだ政権打倒キャンペーン。本作は、1988年10月5日に行われた国民投票を描いた実話。結果、反対が58%、賛成は44%。NOと言える、勇気を!
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NTRジュニア、登場!

2014-07-11 20:44:05 | 映画
インドは広い。ヒンディー語圏の映画は、かつてのボンベイ(現在はムンバイ)とハリウッドをかけた、ボリウッド映画と呼ばれているのは周知の事実。広いインドには、言語も多様。

ヒンディー語映画のスターは、SRKことシャー・ルク・カーンやサルマン・カーン、アーミル・カーンの3カーン。「マダム・イン・ニューヨーク」(12)にも出てる、アミターブ・バッチャン。

他にもスーパースター・ラジニカーントのタミル語映画。カンナダ語映画やテルグ語映画も。日本での公開は主に、ヒンディー語かタミル語映画。他の言語の映画も見てみたいなぁ~。

もっとも言語の違いは分らないでしょうけど。インド南東部のテルグ語圏映画スターは、NTR。ナンダムリ・タラーカ・ラーマ・ラオと言います。そのNTRを祖父に持つ、言わば3代目のスター。

それが、N・T・R・ラオ・ジュニアです。もちろん彼の映画が公開されるのは、初めてのこと。しかし、YouTubeで『進撃のインド人』という動画が公開されて、ご存じの方もいらっしゃるかも。

知らなかった…。NTRジュニアはキレ良いダンスが特長のスターだとか。彼の主演作が初お目見え。シュリーヌ・ヴァイトラ監督「バードシャー テルグの皇帝」(12)です!

マカオでカジノを経営するランジャンを父に持つ、ラーマ・ラオ(N・T・R・ラオ・ジュニア)は“バードシャー”(王の中の王)と言う異名を持つ、暗黒街の男。

幼い頃から警官になりたいと思っていたラオでしたが、父親がマフィアのボス、サードゥ・バーイ(ケリー・ドルジー)の手下だとわかり、警察から採用を拒否されます。

ある日、サードゥ・バーイが主導した爆弾テロ事件に巻き込まれたラオの兄は、命を落としてしまいます。ラオは父のランジャンと共に、ボスのサードゥ・バーイに復讐することを決意。

インド映画らしい、歌やダンスがいっぱい。そしてユーモアも恋もいっぱい。ラジニとシャー・ルクの作品が多く公開されている日本ですが、これからはテルグ語映画もどうぞよろしく!
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再び、騙されましょう。

2014-07-10 15:08:43 | 展覧会
“トリック・アート”とは、フランス語で“眼を騙す”と言う意味の“トロンプ・ルイユ”のこと。調べてわかりました。“だまし絵”ですね。tararebaさんのブログにとっても詳しく紹介されていますので、ぜひ。

有名なM・C・エッシャーのだまし絵は、ご覧になった方も多いはず。『滝』は、特に有名。エッシャーだけではありません。イタリア、ミラノ出身のジュゼッペ・アルチンボルド。

マニエリスムを代表する画家の作品には、たくさんの花で作られた肖像画『春』、果物と野菜の『夏』と『秋』、樹木で作られた『冬』(1573年)。いずれもルーブル美術館所蔵。

またウィーン美術史美術館所蔵の連作『四大元素』(1566年)では、動物を組み合わせた『地』、魚介類の『水』、燃える火で作られた『冬』、たくさんの鳥たちで作られた『風』。

あまりの素晴らしさに見入ってしまいます。ちょっと気持ち悪いけど…。渋谷のザ・ミュージアムで開催される「進化するだまし絵」は、2009年の「だまし絵」展の続編になります。

サブタイトルは「だまし絵Ⅱ」。始まりはアンチボルト作、本を組み合わせた『司書』(1566年頃)。クリストフェル・ピアーソン作『鷹狩道具のある壁龕』(1660年代)

また、影や鏡をモチーフにした作品も多く見られます。20世紀後半になると影や鏡のモチーフは、主役になります。福田繁雄作『アンダーグランド・ピアノ』(1984年)はその代表。

床に置かれた得体の知れない黒い物体が、鏡像の中で初めて“ピアノ”になるのです。他にも、“オプ・アート”と呼ばれる1960年代半ば頃の視覚効果を活かした作品たち。

「歪像画」を意味する“アナモルフォーズ”、「変容、変身、変形」を意味する“メタモルフォーズ”。ルネ・マグリットの作品は、その代表格ですね。本展では、『赤いモデル』(1953年)が出品。

Bunkamura 25周年特別企画の本展。前回の「だまし絵」展では、東京・名古屋・神戸の3会場で合計75万人もの動員数を記録したそうです。今回もぜひ騙されてみませんか?
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シアーシャと第3次世界大戦

2014-07-09 17:49:13 | 映画
シアーシャ・ローナンのファンなのはマイブログにも書きましたが、最近の活躍ぶりはうれしい限り。今年20歳になったシアーシャの名前は、アイルランドのゲール語の“自由”の意。

「つぐない」(07)「奇術師フーディーニ 妖しき幻想」(07未)「エンバー 失われた光の物語」(08未)「ラブリーボーン」(09)「ウェイバック 脱出6500km」(10)「ハンナ」(11)

「天使の処刑人 バイオレット&デイジー」(11)「ビザンチウム」(12)「グランド・ブダペスト・ホテル」(13)「ザ・ホスト 美しき侵略者」(13)に出演。未公開作を見なくっちゃ!

ほとんどの作品が、劇場公開されているのも素晴らしいです。最新作はメグ・ローゾフ原作、ケヴィン・マクドナルド監督「わたしは生きていける」(13)。マクドナルド監督と言えば…

「ラストキング・オブ・スコットランド」(06)「消されたヘッドライン」(09)「第九軍団のワシ」(10)などの他、ドキュメンタリー映画も多数製作、監督。うむ、社会派ですね~。

本作は、第3次世界大戦を背景にした近未来のイギリスが舞台。生まれた時に母親を亡くしたデイジー(シアーシャ・ローナン)は、ニューヨークから1人イギリスにやって来ます。

自意識が強く反抗的なデイジー。まだ会ったことのない従兄弟エディー(ジョージ・マッケイ)、アイザック(トム・ホランド)、パイパー(ハーリー・バード)と、ひと夏を過ごすためでした。

デイジーは人なつこくて純真な彼らと過ごすうち、次第に心を開いていきます。やがてエディーに初めての恋心を抱くのでした。そんなある日、ロンドンでテロリストによる核爆発が発生!

第3次世界大戦が勃発し、戒厳令が敷かれます。デイジーたちは突如現れた軍に拘束され、離ればなれになってしまいます。エディとの再会の約束を胸に、施設を脱出するデイジー。果たして?

原作は、文学界の権威あるガーディアン賞とプリンツ賞をダブル受賞した同名ベストセラー小説。突如戦争が始まり、異国で1人ぼっちで生きるには…。シアーシャの演技、楽しみです。
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バルフィ!言葉はいらない!

2014-07-07 20:56:15 | 映画
映画は好きだけど忙しくてなかなか劇場に見に行くことができない…という友人に、これは!という作品(好みに合わせて)をお勧めしています。そのせいか、作品を絞るようになり…

スケジュールを調整して(有給を取って!)、見に行ったとか。つい最近では、ガウリ・シンデー監督「マダム・イン・ニューヨーク」(12)を見に行って、大感激したそうです。

それまでインド映画といえば、歌って、踊って、2時間越えの上映時間。そんなイメージがあるけど、最近のインド映画は違うんです。もちろん、歌って、踊っての作品は最高に楽しい!

S・S・ラージャマウリ監督「あなたがいてこそ」(10)は、そんなインド映画らしい作品。さらに、リテーシュ・バトラ監督「めぐり逢わせのお弁当」(13)は、感動作の予感。

インド映画の快進は止まりません!アヌラーグ・バス監督「バルフィ!人生に唄えば」(11)は、生まれつき耳が聞こえず話もできない青年バルフィと周囲の人たちとの物語。

冨も地位もある資産家の男性と結婚したものの、愛情のない関係に悩むシュルティ(プリヤンカー・チョープラ)。家族の愛情に恵まれなかったジルミル(プリヤンカー・チョープラ)

街の人気者バルフィ(ランビール・カプール)は、耳が不自由で会話ができないけど、目線と身振り手振りで感情を表現。シュルティは、そんなバルフィに思いを寄せていました。

バルフィの幼なじみで心を閉ざしていたジルミルは、バルフィにだけは心を開き、次第に惹かれていくのでした…。愛のない結婚、自閉症、そして言葉の壁、身分の違い。

様々な困難を前に、バルフィは人生において本当に大切なことを、2人の女性に教えてくれるのです。果たして、それは?ランビール・カプールは、ボリウッド俳優一家出身。

1982年9月28日生まれ。祖父はラージ・カプール、父はリシ・カプール、母はニートゥー・シン。ところで、サイトの“本国オリジナル予告編”はステキ!無言なんです。ぜひ!
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NY、兄弟の物語

2014-07-05 21:14:04 | 映画
バリー・レヴィンソン監督「スリーパーズ」(96)は、ニューヨーク・デイリー・ニュース紙の元記者ロレンゾ・カルカテラの体験を元にしたノンフィクション・ノベルが原作でした。

1967年の夏、NYのヘルズ・キッチンで育った少年4人は、いたずらから無実の男性を怪我させてしまい、少年院送りに。そこで看守から暴行と虐待を受けていたのでした。

物語は大人になった4人が看守に復讐、その後の裁判を描いています。成長した4人を演じたのが、ジェイソン・パトリック、ブラッド・ピット、ロン・エルダードと…

この作品でデビューしたビリー・クラダップ。1968年7月8日NY州マンハセット出身。「秘密の絆」(97)「ハイロー・カントリー」(98)「あの頃ペニー・レインと」(00)「シャーロット・グレイ」(01)

「ビッグ・フィッシュ」(03)「M:i:III」(06)「グッド・シェパード」(06)「ウォッチメン」(09)「パブリック・エネミーズ」(09)「食べて、祈って、恋をして」(10)

…などに出演。個性的な俳優なのでご存じの方も多いかも。最新作が公開されます。「マイ・ブラザー 哀しみの銃弾」(13)、監督(3作目)はフランス人俳優のギョーム・カネ。

1974年ニューヨーク。殺人事件で服役していたクリス(クライヴ・オーウェン)は、7年ぶりに刑務所を出所します。迎えに来たのは、弟フランク(ビリー・クラダップ)でした。

兄は犯罪者、弟は優秀な警察官、性格が正反対の2人。クリスを自分の家に住まわせ、仕事を探し、別れた兄の妻モニカ(マリオン・コティヤール)との復縁を手助けするフランク。

しかし、ある日のこと。過去の犯罪歴が明るみになり、クリスは失業してしまいます。自暴自棄になったクリスの元に、かつての犯罪仲間から再び仕事の話が舞い込みます。

共演はジェームズ・カーン、ミラ・クニス、ゾーイ・サルダナ、リリ・テイラー、グリフィン・ダン。コティヤール主演「君と歩く世界」(12)のアリ役、マティアス・スーナールツも。期待!
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橋本コレクションの指輪たち

2014-07-04 21:41:49 | 展覧会
だいぶ前のことですが、上野の東京国立博物館、表慶館で開催された「Story of … カルティエクリエイション~めぐり逢う美の記憶」。カルティエの所有する宝飾品276点を展示。

サイトの過去の展覧会を調べたら、2009年3月28日~5月31日までの開催でした。カルティエの“スクロール・ティアラ”、インドのマハラジャがオーダーしたという“マハラジャ・ネックレス”

やはりオーダーの“クロコダイル・ネックレス”、そしてジュエリーで囲まれた“ パンテール パターン リストウォッチ”など。超~豪華でした。それよりさらに遡ること、2003年。

10月7日~12月21日まで開催されたのが、「煌きのダイヤモンド ヨーロッパの宝飾400年」でした。こちらはサイトに画像が残っていなかったので、詳細は不明…。残念。

高価で煌びやかな宝飾品は欲しくないけれど、見るのは大好き!ダイヤモンドやパールなど、それだけで1つの世界。そう言えば、箱根彫刻の森美術館の「カメオ展」にも行きました。

2008年9月6日~10月26日まで開催。そんなわけで、ジュエリー展には心惹かれます!上野の国立西洋美術館の「THE RINGS 橋本コレクション 指輪」、ぜひぜひ!

1924年東京出身の古美術鑑賞家橋本貫志氏は、蒐集品の多くを博物館や美術館に寄贈。2012年、指輪を中心にした宝飾品約800点が国立西洋美術館に寄贈されました。

橋本コレクション、初のお披露目の本展では約300点の指輪を一挙に公開。最も古い指輪の1つは、古代エジプトのもの。紀元前1991~1650年頃『スカラベ』の指輪がそれ。

ポスターの指輪は、ジョルジュ・フーケ作『真珠とエナメルの花』。右上の指輪は、『カクテルリング』。また指輪をした人物を描いた絵画も展示。ダンテ・ガブリエル・ロセッティ作『愛の杯』

ピエール=オーギュスト・ルノワール作『アルジェリア風のパリの女たち(ハーレム)』なども。ダイヤモンド、パール、ルビー、エメラルド、アメジスト、プラチナなど、見惚れてみません?
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