だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

ショパンの恋

2011-01-10 22:06:24 | 映画
ロマン・ポランスキー監督は1933年パリ生まれ。1936年に家族とポーランドに移り、第2次世界大戦中に両親は収容所へ。ポランスキー本人もゲットーで過ごしたそうです。自分のルーツを意識した作品が…

ユダヤ系ポーランド人のピアニスト、ウワディスワフ・シュピルマン(1911~2000年)の人生を描いた「戦場のピアニスト」(02)でした。アカデミー賞監督賞、主演男優賞、脚色賞受賞。カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞。

なによりシュピルマン(エイドリアン・ブロディ)が弾く、ショパンのピアノ曲(『夜想曲第20番嬰ハ短調“遺作”』、『バラード第1番ト短調作品23』)が印象的でした。ポーランド出身のフレデリック・フランソワ・ショパン。

“ピアノの詩人”と呼ばれたショパンは作曲家でピアニスト。今までも映画化されたショパンですが、ポーランド映画「ショパン 愛と哀しみの旋律」(02)が公開です。監督・脚本はイェジ・アントチャク。生誕200年記念の作品。

祖国を離れパリにたどり着いたショパン(ピョートル・アダムチク)でしたが、まだ認められずにいました。そんな時、フランツ・リストによってサロンで観衆を魅了。さらに女流作家ジョルジュ・サンド(ダヌタ・ステンカ)を紹介されます。

サンドの情熱にすっかり魅せられたショパン。サンドはフランスで有名な作家でしたが、私生活では財産と2人の子供の親権を前夫と争っていました。折しもショパンが肺炎で倒れ、それを聞いたサンドが看病することで2人の関係がはじまります。

2人の愛によって誕生する名曲の数々。しかし、サンドの2人の子供たちはそれを快く思わなかったのです。息子のモーリス(アダム・ヴォロノーヴィチ)と娘のソランジュ(ボジェナ・スタフーラ)が引き起こす、ある悲劇とは?

ショパンは、わずか39年(1810年3月1日~1849年10月17日)の生涯でした。クラシックファンにはお馴染みのショパンの作品たち。祖国との別れ、肺病の長患い、作曲家としての苦悩、サンドとの愛、そんなショパンの人生をぜひ。

劇中に演奏されるクラシック音楽も楽しみです。ところで、あのヒュー・グラントがショパンを演じたのをご存知?ジェームズ・ラピン監督「即興曲/愛欲の旋律」(90未)です。サンドはジュディ・デイヴィス、リストはジュリアン・サンズ。

ビデオのみなので、ぜひDVDを。見た~い!
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