だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

女性天文学者ヒュパティア

2011-01-15 22:19:11 | 映画
「ハムナプトラ/失われた砂漠の都」(99)は、ブレンダンがメジャーで人気を博したアドベンチャー作品。主役のリック・オコーネルの相手役、続編では妻になり母になったエヴリンを演じたのが、1971年3月7日ロンドン出身のレイチェル・ワイズ。

「チェーン・リアクション」(96)でキアヌの相手役を演じ、その後「輝きの海」(97)「アイ ウォント ユー」「スカートの翼ひろげて」(98)と個性的なイギリス映画に出演。ジャン=ジャック・アノー監督「スターリングラード」(00)は、お気に入り。

「コンスタンティン」(05)で再びキアヌと共演。続く「ナイロビの蜂」(05)でアカデミー賞助演女優賞受賞。「ファウンテン 永遠につづく愛」(06)の監督、ダーレン・アロノフスキーと06年婚約、5月に息子ヘンリーが誕生。

そのレイチェルの最新作は、アレハンドロ・アメナーバル監督のスペイン映画「アレクサンドリア」(09)。時は4世紀末、エジプトのアレクサンドリアがを舞台に実在の女性天文学者、哲学者ヒュパティアの物語です。

栄華を極めたローマ帝国は、崩壊寸前。ユダヤ教と振興のキリスト教の勢力争いに、ここアレクサンドリアも混乱が迫りつつありました。そんな中、美しく聡明な天文学者ヒュパティア(ワイズ)は弟子たちに講義を続けていました。

彼女に想いを寄せる生徒たち。後にアレクサンドリアの長官となるオレステス(オスカー・アイザック)、ヒュパティアの奴隷ダオス(マックス・ミンゲラ)。やがて科学を否定するキリスト教徒と、それを拒絶する学者たちの間で激しい対立が!

暴徒化したキリスト教徒は異教徒たちの虐殺に発展し、その矛先は影響力の大きいヒュパティアに向けられるのでした…。果たして?ヒュパティアをまったく知らなかった私は、女性として初の天文学者だった彼女に興味津津。

この作品はヨーロッパ映画史上最大級の製作費をかけ、本国スペインではゴヤ賞(スペインのアカデミー賞)7部門受賞。興行収入も最高を記録したそう。ダオスを演じるマックス・ミンゲラは、アンソニー・ミンゲラ監督の息子。

そう言えば、ミンゲラ監督は08年、がん手術後の合併症により54歳で急死したんですね。「イングリッシュ・ペイシェント」(96)でアカデミー賞監督賞を受賞。「NINE」(09)の脚本が最後でした。

マックス・ミンゲラ、気になります。うふふ。見ましょ。
コメント
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