だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

本を運ぶ人

2010-04-27 21:09:55 | 映画
世界崩壊後の地球で生き残った人々の物語は、ヒット映画の重要なジャンル。古くはグレゴリー・ぺックの「渚にて」(59)、メル・ギブソンの「マッドマックス」(79)シリーズ、ウィル・スミスの「アイ・アム・レジェンド」(07)

ちょっとごぶさたのケヴィン・コスナーも「ウォーターワールド」(95)と「ポストマン」(97)で、このジャンルに挑戦。「ウォーターワールド」は、温暖化ですべてが海底に沈み、伝説のドライランドを探すという話。

「ポストマン」は、大規模な世界大戦後退廃したアメリカで手紙を届けてまわる男の物語。コスナー ファンの私は、この頃のコスナー主演作品が大好き。地球が崩壊するのは困るけど、映画としてはおもしろいんですもん!

予告編を見て思わず似てる…と思ったのが、「ザ・ウォーカー」(10)。監督は、ジョニー・デップの「フロム・ヘル」(01)でも活躍の、アレンとアルバート・ヒューズ(ザ・ヒューズ・ブラザーズ)。製作は、ジョエル・シルヴァー他。

“ウォーカー”と呼ばれる男、イーライ(デンゼル・ワシントン)は世界でたった1冊残る本を運び、ひたすら西へ向かっています。目的地は不明。彼は30年間、旅を続けています。その本に触れる者を殺しながら…。

世界はすべてを失っていました。焼け尽くされた大地、崩れ落ちたビル、大都会は廃墟と化していたのです。そんな中、汚染されていない水源を独占し独裁者となっているカーネギー(ゲイリー・オールドマン)のいる町を通ることに…。

崩壊以前の歴史を知っているカーネギーは、ある本を探していました。西に向かう街道で、部下たちが男に殺害されたと知らされます。荒くれ男たちを一瞬にしてやっつけた男に興味を持ったカーネギーは、イーライに宿を提供します。

こうして、イーライとカーネギーは出会うのです。2人の運命は?それにしても、その本とは?目的地はどこ?なぜ30年?う~む。共演はカーネギーの女で盲目のクローディアに、「フラッシュダンス」(83)のジェニファー・ビールス。

娘のソラーラにロシア出身のミラ・クニス。マイケル・ガンボンやトム・ウェイツ、マルコム・マクダウェルも出演。ところで「ポストマン」のコスナーの役名、シェークスピアでした。今度はカーネギー。荒廃した世界は、クラシックですね。

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