だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

39年ぶりのリバイバル

2010-05-27 10:19:45 | 映画
ロバート・アルトマン(1925年2月20日~2006年11月20日ガンによる合併症のため死去)監督の初期の作品に、TV「コンバット」(62~67)があります。多くのエピソードを大勢の監督が担当しました。その1人。見ましたね~。

さらに「M★A★S★H マッシュ」(70)で、カンヌ映画祭でパルムドール(グランプリ)を受賞。アルトマン監督が映画界でカルト的人気を得た記念すべき作品ですね。今も大傑作と言われる作品です。未見の方は、ぜひ一度。

その次の作品が、「バード★シット」(70)です。直訳すると“鳥のフン”。当時まだ未熟(若い?)な私は、このタイトルで見逃しています。う~む。今だったら絶対見るのに!この作品が新宿武蔵野館で、リバイバル上映されます。

アメリカン・ニューシネマの1作品として認識されるこの作品は、アルトマンのブラックな風刺がたっぷりと込められています。原題は、主人公の名前“BREWSTER McCLOUD”。その主人公を演じたのが、バッド・コート。

いつの日か自分の力で空を飛ぶことを夢見る、ブルースター・マクラウド(コート)。テキサス・ヒューストンのアストロドームの地下にある一室で人工翼の研究に没頭。彼には2人の女友だちがいます。1人はルイーズ(サリー・ケラーマン)。

もう1人は食料調達係のホープ(ジェニファー・ソールト)。そこへ3人目の女性スザンナ(シェリー・デュヴァル)が現れます。球場の案内係のスザンナを愛することで、ブルースターの夢はエスカレートして行きます。

その頃、奇妙な連続殺人事件が起こります。警察はニューヨークから名刑事シャフト(マイケル・マーフィ)を呼び、ジョンソン警部補(ジョン・シャック)とともに捜査を開始。そしてブルースターが疑われることに…。

バッド・コートの当時の出演作を見ると、その活躍ぶりがわかります。「M★A★S★H マッシュ」(70)「いちご白書」(70)「ハロルドとモード/少年は虹を渡る」(71)。得意な容姿(小柄で童顔)と演技力で目立っていました。

最近は「ミリオンダラー・ホテル」(00)「ライフ・アクアティック」(05)などに出演。ご存知ですか?なにより公開から39年目のリバイバル上映の「バード★シット」。見なくては…。

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