だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

忘れません。

2005-06-08 21:08:40 | 映画
変なタイトル!って思う映画はありませんか?邦題をつける人の苦労がしのばれます。もちろん原題をそのまま翻訳して付けたり、読み方そのままっていうのもあります。多くは日本人の好みや理解しやすいタイトル、映画の内容を察することが出来るものもありますね。多様な日本語に合わせてタイトルを付けるのは、本当に大変です。

さて、この映画「フォーガットン」は、どう?うむ、私は「変かな~?」と思いました。でも、これ、原題(オリジナル・タイトル)なんですよね~。つまり他にタイトルを付けられなかったのですね、きっと。直訳すると「忘れられている」…

主演はジュリアン・ムーア。赤毛で透けるような白い肌の美人女優。「ブギーナイツ」(97)「ことの終わり」(99)「エデンより彼方に」(02)「めぐりあう時間たち」(02)と4度もオスカー候補になるほどの、演技派。割と作品を選ばないようにも見えるところが面白い女優さんです。

彼女は自分の9歳になる息子が、飛行機事故で亡くなって傷心の母役。ところが夫(TV「ER」のグリーン先生!)も精神科医(ゲーリー・シニーズ)も、もともと息子なんていない、死産のショックから自分で息子がいると思い込んでいるのだと言い聞かせるのです。果たして、真実は?

見てる方も一瞬、信じてしまいそうになるのですが、同じ事故で亡くなった娘を持つ父親(ドミニク・ウェスト)と共に、真相を究明する彼女から目が離せません。結構、ハラハラ・ドキドキ。ここで、ストーリーを書く気はありませんが、意外な展開に喜んでいいのか、そうでないのか… 見る人にお任せしましょう。

もう少し、脚本に深みが、ひねりが欲しいかも。豪華なキャスティングなんですもん!2人を信じ始める女刑事役に、アルフレ・ウッダード(良い!)も出てるのに~。行方不明者が今も出ているアメリカの現状をちょっと考えさせられる、ストーリーです。果たして?
コメント (1)
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