だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

アビーの秘密

2011-06-11 22:19:49 | 映画
「キック・アス」(10)がお気に入りなのは昨日も書きましたが、昨年7月に公開されたスウェーデン映画「ぼくのエリ 200歳の少女」(08)の美しくも怖い物語も、お気に入りの1本。

ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィストの小説をトーマス・アルフレッドソンが、初監督した作品。真冬のストックホルム郊外に、降りしきる雪の冷たさを痛いほど感じましたっけ。もし未見でしたら、DVDでどうぞ。

公開時にはハリウッドでのリメイクが決定していましたが、いよいよ公開されます!タイトルは、「モールス」(10)に変わります。監督は、「クローバーフィールド/HAKAISHA」(08)のマット・リーヴス。

雪深い町、ニューメキシコ州ロスアラモス。オーウェン(コディ・スミット=マクフィー)は、母親と暮らす孤独な12歳の少年。学校でいじめに遭い苦しんでしましたが、母は精神的に不安定で相談できずにいます。

窓から望遠鏡で外を眺めていると、ある夜、女の子とその父親らしい2人が引っ越してきます。雪の中を裸足で歩く謎めいた女の子。またある夜、オーウェンが雪の中で遊んでいるとその子が現れるのでした。

最初は冷たいアビー(クロエ・グレース・モレッツ〉でしたが、やがてお互いに孤独を抱えていることを知り、惹かれ合っていきます。隣り合った壁越しに“モールス”信号で連絡し合い、絆を深めていく2人。。

時々聞こえてくる父親(リチャード・ジェンキンス)の怒鳴り声。心配するオーウェン。同じ頃、町では残酷な連続猟奇殺人が頻発。刑事(イライアス・コティーズ)は、事件を追って2人が住む団地へとやって来ます…。

オリジナルを見た方、原作を読んだ方は、結末も知っているわけですが、あのスティーヴン・キングが選ぶ2010年ベスト映画でNo.1を獲得し、さらに“この20年のアメリカで、No.1のスリラー”と絶賛。

スウェーデンの暗く寒い夜と、アメリカの雪の夜。肌で感じるゾクゾク感を楽しみにしています。そしてオスカーからオーウェンとなった少年とエリからアビーとなった少女。舞台が違うとどう描かれるのかも楽しみ。

「キック・アス」のクロエ・グレース・モレッツと、「ザ・ロード」(09)のコディ・スミット=マクフィー。若い演技派にも大注目!

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