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2012-02-27 21:20:18 | 映画
ロジャー・コーマンの名前をご存知でしょうか?映画ファンなら、どこかで耳にしたかも。なにしろ、監督作品50本以上、製作または製作総指揮作品は、な、なんと500本以上というのですから。

1926年4月5日ミシガン州デトロイト出身で、高校生の時ハリウッド近郊に引っ越し、20世紀フォックスのメッセンジャー・ボーイになります。その後、1954年にロジャー・コーマン・プロを設立。

人々の求めるSF、怪奇、風俗などを取り入れた低予算の娯楽映画を次々と制作。60年代にはコーマンの元に若い映画作家たちが集まり、そこから“アメリカンニューシネマ”を生み出す新人を発掘。

フランシス・フォード・コッポラ、ピーター・ボグダノヴィッチ、デニス・ホッパー、ジャック・ニコルソン、マーティン・スコセッシ、ジョン・セイルズ、ジェームズ・キャメロン、ジョン・ミリアス、ジョナサン・デミ

ピーター・フォンダ、ロバート・デニーロ、ロン・ハワード、ガス・ヴァン・サントなど、今を時めく映画人たちの誕生は(大げさに言うと)み~んなコーマンのおかげ。素晴らしい。ありがとうございます。

コーマンは1971年に監督としては引退。しかし製作は継続中。あまりに多すぎる作品中、最も早撮りの映画は2日と1晩で撮ったといわれる「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」(60未)。すごい!

「アッシャー家の惨劇」(60)「恐怖の振子」(61)「古城の亡霊」(63)「X線の眼を持つ男」(63未)「血まみれギャングママ」(70未)「明日に処刑を…」(72)「ビッグ・バッド・ママ」(74)

「デス・レース2000年」(75)「ピラニア」(76)「モンスター・パニック」(80)「宇宙の7人」(80)など、ああ~限がないのでやめます。未公開が多いのは必然。早く!安く!そして儲ける!

B級映画の帝王、独立映画の神、低予算映画の王者、大衆映画の法王などその呼び名は彼を称えるもの。そんなコーマンを徹底的に紹介するドキュメンタリーが「コーマン帝国」(11)です。

監督は、アレックス・ステイプルトン。女性。映画に登場するのは本人、奥さん、弟の他、パム・グリア、ウィリアム・シャトナー、ブルース・ダーン、ポール・S・W・アンダーソン、ゲイル・アン・ハードも。

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